5つの人気店を食べ比べ!宇都宮餃子ビギナーならまずは“来らっせ”へ
栃木県・宇都宮と言えば最初に思い浮かべるのはやっぱり「宇都宮餃子」。しかし、宇都宮には駅周辺だけでも餃子店が約40店舗もあります。初心者は「どこに行ったらいいの?」と迷うはず。そんな人には「来らっせ本店」がおすすめ。常設店5店舗に加え、日替わりで30店舗以上の味が楽しめます。
まさに餃子の見本市!「来らっせ本店」の楽しみ方を伝授
JR宇都宮駅の西口38番乗場より、市内循環線「きぶな」に乗って、「二荒山神社下」バス停で下車。バス停からすぐの「MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店」地下1階に「来らっせ本店」はあります。
食欲をそそる餃子の香りが漂う店内には、「宇都宮みんみん」、「めんめん」、「香蘭」、「さつき」、「龍門」の常設5店舗がズラリ。日替わり店舗ゾーンでは、全34種の中から曜日によって違った餃子が登場し、食べ比べを楽しむことができます。
客席には席番号がふられているので、餃子のオーダー時にスタッフに席番号を伝えましょう。会計が済むと番号札を手渡されるので、後は席で焼き上がりを待つばかりです。
レジ横には、店オリジナルの辣油が並んでいる店舗もあるので、ぜひこちらも試してみて。店舗ごとのこだわりが詰まった辣油は、餃子の味を引き立ててくれます。
野菜たっぷりでヘルシーだから何個でも食べられそう!
「宇都宮餃子」の特徴は、野菜中心で甘みのある味わいであること。餃子と聞くとニンニクの香りと肉汁というイメージを抱きがちですが、宇都宮餃子には、これらはほとんど使われていません。
ニラ、キャベツ、ネギなどを使用して、野菜の旨みと甘みを引き出した宇都宮餃子は、1人2~3皿は余裕で完食できるほどヘルシー。女性がグループで訪れ、全店舗の餃子をオーダーし食べ比べるという利用シーンも「来らっせ本店」ではお馴染みの光景だそうです。
宇都宮では子どもたちがおやつとして食べていたという「餃子」。あくまでも親しみやすくあり続けたいという想いから、今でも1皿300円前後で提供されています。
目指せ全店制覇!個性豊かな餃子の魅力が大爆発
まず運ばれてきたのは、昭和33年創業の老舗餃子専門店「宇都宮みんみん」の「焼餃子」。宇都宮の中でも人気が高い有名店だけに、訪れた人のほとんどがオーダーするといいます。
創業者が北京で学んだ餃子の味に工夫を重ねて生み出した「これぞ餃子!」と言えるビジュアルと味わいは、食べ進めるほどに虜になっていきます。
続いては「めんめん」の名物「羽根付き餃子」。まずは何もつけずに召し上がれ。紹興酒やガラススープなどを餡に練り込み、それらが溢れ出して完成する羽根は、それだけで食べても極上の味わいです。
スタンダード系の餃子の後には、変化球も欲しくなるはず。そんな時には、揚げた皮のパリッとした食感が堪らない「香蘭」の「揚餃子」6個250円や、爽やかにゆずが香る「さつき」の「ゆず餃子」6個320円をオーダーしてみて。
ちょっと汁物が欲しいなと思った人には「ぎょうざの龍門」の「スープ餃子」もおすすめ。
ここでぜひ試して欲しいのが宇都宮流「水餃子の食べ方」。好みの店舗で「水餃子」をオーダーしたら、席に備わる「宇都宮餃子会」特製の酢醤油と辣油を入れ、餃子を1個割ってから味わってみて。
つるんとした食感の水餃子を酢醤油で食べるのとはまったく違って、餃子の旨みがたっぷりと感じられるスープと一緒に、水餃子を味わうことができるのです。
食べ終えた頃にはすっかり「宇都宮餃子通」になれる「来らっせ本店」。おみやげコーナーもあり、餃子なのにオシャレ(!?)なクリップやふせんなどのステーショナリーグッズも揃っています。
「宇都宮に行ってきたよ」と友人や同僚に配れば「何これ!面白い」と盛り上がること間違いなしのおみやげです。
photo:松岡誠
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