京都「洛北・大原・貴船」のおすすめ紅葉名所2024~詩仙堂・三千院など~
京都「洛北・大原」のおすすめ紅葉名所(例年の見頃時期:10月下旬~12月上旬)をご紹介。詩仙堂や圓光寺など名庭園が揃うエリアは比較的静かな朝に堪能して。上賀茂神社周辺に点在する紅葉名所もチェック。灯篭が美しい貴船神社は夕暮れに。街なかより少し早い大原の山里の紅葉も見事です。
詩仙堂・修学院周辺…5件
詩仙堂(京都府/京都市左京区)
徳川家康の元家臣で、江戸初期の文人・石川丈山[いしかわじょうざん]が寛永18年(1641)に建てた山荘。現在は禅宗の寺院だ。小楼・嘯月楼[しょうげつろう]を見上げながら建物の中に入ると、堂の名前の由来となった詩仙の間がある。四方の壁には狩野探幽が描いた中国の詩家36人の肖像画「中国三十六詩仙像」が掲げられている。丈山はまた作庭の名手であったともいわれ、白砂が敷かれた見事な唐様庭園から彼の風雅が偲ばれる。庭には丈山が考案者であるという鹿脅[ししおど]し(添水)[そうず]も配され、紅葉も美しい。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~下旬
- 主な紅葉樹種:イロハモミジ、オオモミジ、ヤマモミジ
- おすすめ紅葉観賞方法:書院正面の白砂とサツキの刈込と奥にある紅葉とのコントラストを座敷に座って眺めるのがおすすめ
- <基本情報>
- 料金:大人700円、高校生500円、小・中学生300円
- 時間:9~17時(入場は~16時45分)
- 休み:5月23日
- URL:https://kyoto-shisendo.net/
圓光寺(京都府/京都市左京区)
徳川家康が国内教学の発展を図るために慶長6年(1601)設立した学校を始まりとする。この寺には家康から贈られた日本最古の木活字5万4000個(重要文化財)や円山応挙作の雨竹風竹屏風図(重要文化財)が残されている。ご本尊は運慶作とされる千手観世音菩薩坐像、寺内には澄んだ音を響かせる水琴窟、洛北最古の栖龍池のある十牛の庭、奔龍石庭などがあり、一面の杉苔とともに新緑、紅葉の美しいことで知られている。11月中旬~12月上旬の敷紅葉は見事である。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~12月上旬
- 主な標高:不明
- 主な紅葉樹種:イロハ、ヤマモミジほか
- おすすめ紅葉観賞方法:書院より柱と敷居、柱を額縁にして「十牛之庭」を観る。裏山の高台より庭園全体を眼下に見おろす
- <紅葉まつり>
- イベント名:紅葉最盛期拝観
- 期間:2024年11月9日~12月8日 予約制(人数制限あり)
- 内容:8~17時、拝観料大人1000円、小・中・高生500円
- <基本情報>
- 料金:11月9日~12月8日の紅葉最盛期拝観期間は拝観大人1000円、小・中・高生500円、要予約
- 時間:9~17時(11月9日~12月8日の紅葉最盛期拝観期間は8時~、要予約)
- 休み:無休
- URL:https://www.enkouji.jp/
修学院離宮(京都府/京都市左京区)
後水尾上皇により、明暦元年(1655)から万治2年(1659)にかけて造営された離宮。比叡山の裾野に広がる広大な敷地に、松並木で結ばれた下離宮、中離宮、上離宮という3つの庭園が配されている。表総門を入った所が下離宮で、数寄屋造の寿月観[じゅげつかん]と庭園がある。続く中離宮は、華麗な装飾が施された客殿が見事で、天下の三棚の一つの霞棚も忘れずに見たい。上離宮は、浴龍池を中心に茶屋を配した大庭園。山腹に立つ隣雲亭からの眺望はすばらしく、秋は紅葉が美しい。見学は、係員(宮内庁職員)による説明のもと、急な斜面の登り下りを含め約3kmほどの苑路を歩いての鑑賞となる。なお、参観の所要時間は約1時間20分。無料(申込制、宮内庁公式サイト要確認)。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~下旬
- 主な紅葉樹種:モミジ
- <基本情報>
- 料金:無料(申込制、宮内庁公式サイト要確認)
- 時間:要問合せ
- 休み:参観休止日は宮内庁京都事務所参観係に問合せのこと
- URL:https://kyoto-gosho.kunaicho.go.jp/
赤山禅院(京都府/京都市左京区)
仁和4年(888)、比叡山延暦寺の塔頭として創建された。御所から東北に位置し、鬼門に当たることから、古来、方除け、厄除けの祈願所として御所を守り、また広く人々の信仰を集めてきた。本殿には「皇城表鬼門」と大書され、拝殿の屋根の上には比叡山を守護する日吉大社の神猿の像が鎮座している。ここは都七福神の一つである福禄寿の寺でもあり、福禄寿神の姿をした「お姿みくじ」が人気だ。古来より「もみじ寺」として親しまれ、秋になると多くの参拝者が訪れる。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬
- 主な紅葉樹種:モミジ
- おすすめ紅葉観賞方法:境内散策(9時~16時30分)※時間内のみ
- <基本情報>
- 料金:無料
- 時間:9時~16時30分
- 休み:無休
曼殊院(竹の内門跡)(京都府/京都市左京区)
もとは比叡山西塔にあり東尾坊と呼ばれたが、その後各地を巡る。明暦2年(1656)桂離宮を造営した八条宮智仁[としひと]親王の子である良尚法親王により、この地に移転された。小さな桂離宮ともいわれ、数寄屋造の大書院(重要文化財)には主座敷が2間あり、間仕切りの卍くずしの欄間の意匠などに桂離宮の影響がうかがえる。続く小書院(重要文化財)の襖絵は狩野探幽作と伝えられ、黄昏の間には、10種類の寄せ木で造られた「曼殊院棚」と呼ばれる違い棚がある。書院前の枯山水の庭園(名勝)があり、11月の紅葉のころが特に美しい。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:10月下旬~12月上旬
- 主な紅葉樹種:モミジ
- おすすめ紅葉観賞方法:夕暮時の紅葉が特に美しい
- <基本情報>
- 料金:拝観600円、茶室1000円(要予約)
- 時間:9~17時(受付は~16時30分)
- 休み:無休
- URL:https://www.manshuinmonzeki.jp/
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