
京都「洛南・宇治」のおすすめ紅葉名所2022~東福寺・醍醐寺・平等院など~
京都「洛南・宇治」のおすすめ紅葉名所(例年の見頃時期:11月上旬~12月上旬)をご紹介。橋の上から望む紅葉が絶景の東福寺、赤や黄色の紅葉絵巻がライトアップされる醍醐寺など、京都でも指折りの名所が点在。紅葉の最盛期が少し遅い宇治は、京都駅から電車で一本と便利で、平等院や三室戸寺などの名所がある紅葉の穴場です。
Summary
東福寺(京都府/京都市東山区)
大本山東福寺
九條家が氏寺として創建した古刹で京都五山の一つ。紅葉の名所として数ある京都の寺院のなかでも、特に有名。本堂と開山堂を結ぶ歩廊・通天橋の下を三ノ橋川が流れ、洗玉澗[せんぎょくかん]と呼ぶ渓谷を創っている。この谷をカエデが埋めつくし、橋のなかほどにある張り出し舞台に立つと、まるで紅の雲海を見るようなすばらしい光景が広がる。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~12月初旬
- 主な紅葉樹種:モミジ、カエデ、イロハモミジ、ヤマモミジ、トウカエデ
- <基本情報>
- 料金:境内無料(通天橋:大人600円、小・中学生300円(11月10~31日は大人1000円、小・中学生300円)、本坊庭園:大人500円、小・中学生300円、通天橋・本坊庭園共通券:大人1000円、小・中学生500円)
- 時間:9~16時最終受付(11月~12月初旬は8時30分~)
- 休み:無休
- URL:https://tofukuji.jp/
御寺 泉涌寺(京都府/京都市東山区)
画像提供:泉涌寺
皇室とゆかりが深く、御寺[みてら]と呼ばれる古刹で境内には狩野探幽作の天井絵などが見られる仏殿(重要文化財)がある。大門近くの観音堂には、唐の玄宗皇帝[げんそうこうてい]が楊貴妃の冥福を祈り造らせたという楊貴妃観音坐像(重要文化財)がまつられ、美人祈願や良縁に御利益があるという。紅葉は、京都市内では比較的早くに色付き、色の鮮やかさに定評がある。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月上旬~12月上旬
- 主な紅葉樹種:モミジほか
- おすすめ紅葉観賞方法:庭園鑑賞
- <基本情報>
- 料金:伽藍参拝500円、庭園300円
- 時間:9時~16時30分(12~2月は~16時)
- 休み:無休
- URL:http://mitera.org/
総本山 醍醐寺(京都府/京都市伏見区)
醍醐寺
醍醐山全山を寺域とする京都屈指の大規模寺院で、真言宗醍醐派の総本山。山上の上[かみ]醍醐と山下の下[しも]醍醐に分かれ、80余りの堂塔が立つ。貞観16年(874)に修験道中興の祖でもある聖宝・理源大師[しょうぼう・りげんだいし]が開き、豊臣秀吉が再興した。国宝、重要文化財を含む10万点以上の文化財を所蔵し、世界文化遺産にも登録されている。慶長3年(1598)の「醍醐の花見」は有名だが、その年の秋に、秀吉はここ醍醐寺で「モミジ狩り」を計画し、楽しみにしていたが果たせなかった。「秋期夜間拝観」の詳細は公式サイト参照。写真は弁天堂(秋景)。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~12月上旬
- 主な標高:454m(上醍醐)
- 主な紅葉樹種:イチョウ、イロハモミジ、ドウダンツツジ
- おすすめ紅葉観賞方法:ビューポイントは、三宝院庭園、伽藍の林泉、上醍醐の開山堂
- <ライトアップ>
- 期間:2022年11月18日~12月4日
- 時間:18時~20時50分(受付終了20時10分)
- <基本情報>
- 料金:大人1000円、中・高生700円(三宝院庭園・伽藍)※霊宝館庭園・仏像棟は無料。春期(3月20日~5月GW最終日)は大人1500円、中・高生1000円(三宝院・伽藍・霊宝館)、三宝院御殿特別拝観・霊宝館特別展示は中学生以上500円
- 時間:9~17時(12月第1日曜の翌日~2月末は~16時30分)、閉門30分前受付終了
- 休み:無休
- URL:https://www.daigoji.or.jp/
毘沙門堂(京都府/京都市山科区)
天台宗の門跡寺院であり、本尊の毘沙門天は京の七福神の一つに数えられる。創建は大宝3年(703)。かつては上京区出雲路にあったが、応仁の乱で廃絶。天海大僧正・公海僧正が寛文5年(1665)にこの地に復興し、後西天皇の皇子が入寺して門跡寺院となった。円山応挙作の鯉の絵や、狩野益信作の宸殿の障壁画など見るべきものが多い。また枝垂桜、紅葉も美しい。
- <紅葉・もみじ狩り情報>
- 見頃の時期:11月中旬~下旬
- 主な紅葉樹種:イロハモミジ、カエデ、ドウダンツツジ
- おすすめ紅葉観賞方法:弁天堂の周り、宸殿の縁側から見る晩翠園、勅使坂
- <紅葉まつり>
- イベント名:もみじ祭
- 期間:2022年11月19・20日(予定) 状況により中止の場合あり
- <基本情報>
- 料金:拝観500円
- 時間:9~17時(12月~2月末頃は~16時30分)
- 休み:無休
- URL:http://www.bishamon.or.jp/