“バイキング”発祥のレストランで、由緒あるメニューを堪能

“バイキング”発祥のレストランで、由緒あるメニューを堪能

食・グルメ スイーツ 女子会 記念日ランチ 記念日ディナー レストラン予約
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

好きなものを好きなだけ食べたい人に支持されているのが、バイキング。このスタイルを国内でもっとも早く始めたのが、伝統あるホテルとして知られる「帝国ホテル」です。「帝国ホテル東京」の本館17階 にある「インペリアルバイキング サール」(以下、「サール」)にて、バイキングの楽しみ方やおすすめのメニューについて教えていただきました。

Summary

北欧の伝統料理「スモーガスボード」がルーツの、“バイキング”の食のスタイルが、日本で浸透

1958年に「帝国ホテル」内に誕生した「インペリアルバイキング」。この店名には逸話があるそう。開店の際、店名を決めるため 社内からアイディアを募ったそうです。当時上映されていた映画『Viking』に、登場人物が豪快に食事をするシーンがありました。そのシーンからインスピレーションを得て、店名に“バイキング”とつけたそうです。
以降、一度にたくさんの種類の料理をセルフサービスで供する形式が「バイキング」と呼ばれて人気を呼び、日本に根づいたのだとか。

中央にあるブッフェスタンドを囲むように、数にして200もの席が設置されています。2〜3名での利用はもちろん、100名前後の団体での利用も可能なのだとか。また、料理は、常時40種類以上も用意されています。

1964年開催の「東京オリンピック」ゆかりのメニューも!

「蛸の燻製 ラヴィゴットソース」。ピクルスやオニオンなどが入った「ラヴィゴットソース」は、程よい酸味のあるさっぱりとしたソース
「蛸の燻製 ラヴィゴットソース」。ピクルスやオニオンなどが入った「ラヴィゴットソース」は、程よい酸味のあるさっぱりとしたソース

「サール」のもう一つの特徴が、季節やイベントに応じて趣向を凝らしたメニューがいただけること。この夏は、1964年に開催された「東京オリンピック」にちなんだメニューをいただけます。実は「帝国ホテル」の第11代料理長・村上信夫さん(1921-2005)は、「東京オリンピック」の選手村食堂で料理長のひとりを務めた方。村上さんが残した当時のレシピ集をもとに、現代風にアレンジしたメニューが「サール」で提供されています。

「ローストポーク アップルソース添え」と小鍋料理の「チキンとマッシュルームのフリカッセ」。こちらも、選手村食堂で提供されたメニューをアレンジしたメニュー
「ローストポーク アップルソース添え」と小鍋料理の「チキンとマッシュルームのフリカッセ」。こちらも、選手村食堂で提供されたメニューをアレンジしたメニュー

シェフの白鳥真樹さんによると、「ローストポーク アップルソース添え」は、じっくりと火入れしたローストポークに、ケッパー入りのデミグラスソースとアップルソースを合わせたもの。甘みと酸味のあるアップルソースにより、味わいが引き立つのだとか。

シェフの白鳥真樹さん
シェフの白鳥真樹さん

また、「サール」では、旬の食材を使った料理を提供することを大切にしているそう。季節の味を楽しめるとあり、定期的に足を運ぶ方も多くいるようです。

ポイントとマナーを押さえ、バイキングを美しく楽しむ

「帝国ホテル伝統のポテトサラダ」。こちらもイチオシなのだとか
「帝国ホテル伝統のポテトサラダ」。こちらもイチオシなのだとか
デザートの種類も豊富。13種類ほどのケーキやゼリーなどに加え、10種類のジェラートが用意されています
デザートの種類も豊富。13種類ほどのケーキやゼリーなどに加え、10種類(ディナー)のジェラートが用意されています

多種多様な料理が並ぶバイキングでは、何からいただこうかと迷ってしまうもの。「サール」のキャプテンであり、「バイキングコンシェルジュ」でもある鈴木圭さんに、よりバイキングを楽しめるコツをうかがいました。「基本的にはお客様のお好みに合わせてご提案させていただきますが、前菜、スープ、メインディッシュ、パスタの順番で、味わっていただくのもオススメですよ。コース仕立てにすると、よりご満足いただけるはずです」

キャプテン兼「バイキングコンシェルジュ」の鈴木圭さん
キャプテン兼「バイキングコンシェルジュ」の鈴木圭さん

加えて、料理の盛り方にもポイントもあるようです。「一つのお皿に盛る品数は、2〜3種類がベストです。何種類も盛ってしまうと、料理同士が混ざってしまうことがあります」

また、バイキングを楽しむうえでは、「食べられる分だけお皿に取る」、「ブッフェカウンターや席で、大きな声で話さない」といったミニマムのマナーを意識することも大切。ポイントとマナーを押さえ、いつもより優雅な時間を過ごしてくださいね。


text、photo:緒方佳子


●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

まだある関連記事はこちら!
●都心でホタル舞う絶景を。贅沢石焼料理とホタル観賞ディナープラン
●横浜で彼とロマンティックな夜を。大観覧車が間近に迫る憧れのレストラン


るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください