大人な夏の京あそび。川床の隠れ家で本格割烹を
京都のお盆の伝統行事“五山の送り火”は、ご先祖様の霊をお送りするという意味があり、毎年8月16日に行われます。観賞スポットはたくさんありますが、今回ご紹介するのは、なんと床席から送り火を眺められる割烹「京料理 竹島 ICHIGO」。川床でおいしい京料理をいただいて、京都の一大風物詩もゆっくり堪能。とってもぜいたくな体験ができる特別な川床ディナーをご紹介します。
ビルの奥にある、隠れ家的な風雅な割烹
「京都 竹島 ICHIGO」は、地下鉄京都市役所前駅から歩いて2分ほど。木屋町通り沿いの竹島アイルビル1階奥にあります。ビルの入り口から細い廊下を歩いていくと、あたたかな灯りに照らされた暖簾が見えます。
暖簾をくぐると、ビルの外観からは想像できない落ち着いた和の空間が。「京都 竹島 ICHIGO」は明治30年(1897)に旅館として創業し、現在は京料理の割烹として人気を博しています。店内には、カウンター席やテーブル席のほか、個室もありますよ。
東山大文字を望む、眺望抜群の川床
お目当ての川床席はこちら。眼下に鴨川が流れ、遠くには東山の「大」の文字も望めて眺望抜群!解放感のある床席は昼でも夜でも気持ちの良い空間。ちなみに送り火当日の川床は2部制(1部17時~19時30分、2部20時30分~22時)で、20時頃の点火の時間帯は、1部と2部の両方のお客様に川床に入ってもらい、全員が送り火を楽しんでもらえるようにしているそうです。
料理長のこだわりが光る本格的な京料理
料理は伝統的な京料理に、料理長がアレンジを加えた独創的な一皿ばかり。できるかぎり国産の食材を使用することもこだわりの一つです。また、器には旅館時代から愛されてきた清水焼の名器が使われているので、ぜひ美しい盛り付けとともに注目してみてください。今回は、和牛もいただける吟醸コース(9404円 税・サービス料込)をご紹介します。写真は先付けの「桜海老玉子豆腐」。玉子豆腐の黄色が器の青に映えてきれい!
彩り豊かな前菜の盛り合わせ(写真は5月取材時の烏賊酒盗、笹巻寿し、車海老艶煮)。内容は季節ごとに替わるので、訪れた時にどんな料理が登場するのかワクワクしますね。また、京都の夏の食材で欠かせない鱧料理も登場しますので、お楽しみに。
そして、こちらのお店で鱧とともにお楽しみなのが「和牛陶板焼き」。料理長が厳選した和牛を自分好みの焼き加減でいただけます。とろけるようなお肉の美味しさを存分にご堪能ください。
京都の地酒を中心に日本酒も豊富な品揃え。おいしい料理とお酒の絶品マリアージュが堪能できますよ。ぜひ料理長におすすめを聞いて、コースの料理とぴったりの日本酒を合わせてみてください。
text:あすみん
photo:小川康貴
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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