日本でたった一軒、金平糖専門店「緑寿庵清水」が祇園にオープン、限定商品も

日本でたった一軒、金平糖専門店「緑寿庵清水」が祇園にオープン、限定商品も

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日本で唯一の金平糖専門店として、金平糖の製造・販売を行う「緑寿庵清水」が、2019年7月26日(金)、京都市東山区祇園町に直営店「祇園 緑寿庵清水」をオープン。世界を舞台に活躍するファッションデザイナー丸山敬太氏デザインの信玄袋入り金平糖など限定商品に注目です。

Summary

京情緒にあふれる祇園町南側に立つ「祇園 緑寿庵清水」

「祇園 緑寿庵清水」があるのは、八坂神社の門前、四条通りの南側に位置する祇園町の南側。この一角は、昔ながらの面格子や出格子窓などのついた木造2階建ての美しい町並みが守られています。

清潔感のある店内には、印象的なアイコンが2つ。1つ目は天井に輝く小さなひかりの粒。金平糖の形に似た「星」のようなキラキラとした光を放ちます。2つ目は、魔除けの意味を持つ吉祥文様の麻の葉。菱形を六角形に結びつけた文様も金平糖に似ていますね。

祇園限定!金平糖の飾りもかわいい、丸山敬太氏デザインの信玄袋入り金平糖

祇園店オープン特別価格2550円は、7月31日まで。8月1日から正規価格2800円での販売に(価格はすべて税別)
祇園店オープン特別価格2550円は、7月31日まで。8月1日から正規価格2800円での販売に(価格はすべて税別)

祇園限定の商品は2つ。とくにおすすめしたいのが、パリコレデザイナー丸山敬太氏が色の表現にこだわりを持ってデザインした「祗園限定 信玄袋」。

水色は、「瓶覗(かめのぞき)」。瓶覗は、藍瓶になんども布を浸けて染める藍染の、染め始めの、一番薄い色をいいます。「天然水サイダー」と「檸檬(レモン)」の2つの味の金平糖入り。

ピンク色は、桃花色(ももはないろ)。名前のとおり桃の花のような淡い紅色です。中には、「苺」と「林檎」の2 種類の金平糖。紐には飾り房と金平糖の形の飾りも付いていてとってもキュートです。

「祗園限定 二種詰合せ」1280円(税別)
「祗園限定 二種詰合せ」1280円(税別)

もう1つはオシャレなデザインの箱に入った祇園限定パッケージの二種詰合せ。舞妓さんや格子、つなぎ団子など祇園をモチーフとしたパッケージにそれぞれ2つの味の金平糖が入っています。ちなみにパッケージごとに入っている金平糖は決まっていて、左側から次のとおり。
「あで姿」…林檎・巨峰
「時の舞」…ばなな・めろん
「花の紋」…天然水サイダー・檸檬
「丸格子(まるこうし)」…蜜柑・生姜
「つむぎ星」…パイン・桃
「福緑(ふくりょく)」…バニラ・苺

ほかに祇園祭限定の「大船鉾金平糖」も販売中。素材を入れた技術が必要な金平糖が主流になっている「緑寿庵清水」では珍しい、お砂糖そのままの味の金平糖。
1色を作るだけでも約14日かかるのに、5色という色彩りはこの時期しか手に入りません。

一子相伝、「緑寿庵清水」の金平糖作り

ショーケースには、金平糖の製造工程も展示されています。
金平糖の“核”になるのは約0.5㎜のイラ粉とよばれる小さな粉。そこに蜜をかけては乾燥させる作業を繰り返すこと約3日、ようやくイガと呼ばれる小さな突起がでてきます。これを1種類、約16~20日かけて、商品となる金平糖の星形に仕上げていくそう。

さらに、緑寿庵清水の金平糖にはレシピがなく、その時々の気温や天候によって変化する金平糖の状態を、釜の中で流れ落ちる金平糖の音やコテ入れの感触など五感を使って見極め、蜜の濃度や釜の角度と温度を調整。

その技術の体得には、“蜜かけ10年、コテ入れ10年”と20年以上もの時間を要するそう。金平糖に素材を入れると酸や油分があるため分離し、結晶しないところ常識を覆し約80種類も作ることを可能にしました。大量に作ることができないので、入手困難な商品があるのも仕方ありません。

日にちをかけて、愛情を込めてじっくりと育てあげていく金平糖の工程が、これから家庭を築き上げて行かれる様子に似ていることから、ブライダルのお引菓子やご出産祝いなどにもぴったりの縁起の良いお菓子としても選ばれています。

予約待ちの「究極の梅酒の金平糖」が、数量限定の特別販売!

とくにごくわずかしか作れないために、毎年キャンセル待ちが出るのが「究極の金平糖」シリーズ。7月は「究極の梅酒の金平糖」は半場入れされます。通常は予約で完売するこの商品が、祇園店オープンを記念して、数量限定で店頭に用意されています。なかなか入手できない逸品を手に入れられるチャンス!2019年8月4日(日)まで販売予定ですが、1日に用意された数量が完売次第、当日分終了となるので、早めの来店がおすすめ。

生産に時間がかかること、少量ずつしか作れないことからインターネットでは一切販売されない緑寿庵清水の金平糖。自分のための京都みやげに、大切な方へのプレゼントにいかがでしょうか?「祇園 緑寿庵清水」でしか手に入らない品もありますよ。アクセスも便利なので、祇園観光の際に立ち寄ってみては?

■祇園 緑寿庵清水
オープン日:2019年7月26日(金)
住所:京都府京都市東山区祇園町南側570-122
交通:京阪電車 祇園四条駅から徒歩5分
電話: 075-532-0900
営業時間:10時~18時30分
定休日:水曜(祝日の場合は営業)

Text : 小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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