ゆかり®︎でおなじみ。広島「三島食品」のふりかけ工場を無料で見学!
「ゆかり®︎」でおなじみの「三島食品」。本社のある広島工場は、広島市中区南吉島にあります。こちらの工場見学では、実際にふりかけを製造しているところに入って、その様子を見学することができます。日頃から親しみあるふりかけが、普段は見ることのできない機械で作られていく様子は必見です!
まずは工場見学の準備から!
まず、「三島食品」の工場見学には予約が必要です。通常予約は10名から。家族や友人と行きたいけど10名も集まらないという方には、春休みや夏休みに行われる「親子工場見学ツアー」(大人と小学生以上のこども1名ずつ以上から)がおすすめです。
「三島食品」の工場見学がほかの工場と違うのは、ガラス越しではなく従業員の方が働いているところに入って見学できるところ。五感で学べる工場見学なんです。
白衣に着替えた後は、消費者の方に届く大事な商品を扱うところに入らせてもらうので、服にコロコロをかけ、丁寧に手を洗います。これで準備はOK。
大きな機械でできていくふりかけを見学
最初に見るのは、わかめごはんの素「炊き込みわかめ」を作る機械。磯の香りが広がってきます。こんなに大きな機械で作られているとは、驚きですね。
機械の中ではこんなふうに、たくさんのわかめが調味料と混ぜ合わさっていきます。天井には、わかめを空気輸送するパイプを這わせてあり、乾燥工程へと移動します。乾燥後のわかめはさわらせてもらえますよ!ポイントごとにふれて体感できるのです。
「三島食品」といえば「ゆかり®︎」!
「炊き込みわかめ」のそばでは「ゆかり®︎」も作られています。こうやって、機械を使った検査のあとはすべて人の目で検査をしています。
さて、この「ゆかり®︎」は、なぜ“ゆかり”という名前なのでしょうか。
「ゆかり®︎」という商品名は、その色が紫であることに深く関わっています。
そのこたえは、『古今和歌集』の「紫のひともとゆゑに 武蔵野の 草はみながら あはれとぞ見る」という詩にあるのだとか。
むらさき草が一本咲いているという「縁=ゆかり」だけで、武蔵野の草花が皆愛おしく(身近に)感じてしまう。「縁」のあるもの、「ゆかり」のあるものとして、むらさき草が詠われているところから、「ゆかり(縁)の色」は、「紫色」を指すようになりました。
「三島食品」では、“赤しそ”の名前を商品が紫色であることと、お客様とのご縁を大切にという思いから「ゆかり」と命名されたそうです。
さて工場見学に戻り、さきほど作られた「ゆかり®︎」が袋に入っていくところに。こういった作業も機械だととても早い!
そしてこちらが、色々な工程を経て出来上がった商品。お店でよく見るパッケージですね。
最後には質疑応答の時間も。質疑応答後は、ふりかけをおみやげにもらうことができます。「三島食品」の工場見学は、見てふれて、味覚からも学ぶことができます。
たくさんの感覚を使って学ぶことのできる「三島食品」の工場見学、ぜひ体感してみてください。
text:舛井奈美香
photo:あがのとも
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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