こんなにおしゃれな島旅できるんだ!鹿児島の秘境「甑島」ー編集部員レポート【前編】

こんなにおしゃれな島旅できるんだ!鹿児島の秘境「甑島」ー編集部員レポート【前編】

鹿児島県 絶景 海鮮料理 焼酎・泡盛 リゾートホテル
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鹿児島県の西側に「甑島」というワイルドな自然が残る離島があるのをご存じですか?実はこの島々、島旅の新たなディスティネーションとして今注目を集めている島なのです。美しい海と、そこで獲れるきびなごなどのピチピチお魚グルメはもちろん、超おしゃれなホステルやおみやげなど、女子ウケ必至の観光ポイントが増加中。今回は編集部おかえりがジェットスターに乗って行ってきた、この島の魅力を2回に分けて詳細レポートいたします!

Summary

甑島ってどんなところ?

冒頭でご紹介した「甑島」。そもそもこの漢字自体「こしきしま」と完璧に読める人、どのくらいいらっしゃるでしょうか。「こしきじま」ではありません。「こしきしま」です。過去「るるぶ鹿児島」編集担当をしていた私も、覚えたての頃は漢字を見てスムーズに言葉が出てくるまで2日ほどかかりました。しかし今や、ドヤ顔で「こしきしま」と連呼し、すっかりこの島のトリコ。みなさんもこの記事を読めば、漢字が読めるようになるどころか、最後には無意識に旅行予約に進んでいること必至です…!

まず甑島の基本的な情報のおさらいです。鹿児島県の西約30㎞、東シナ海の沖合に位置するこの島は、鹿児島県の川内港ターミナルから高速船甑島で約50分(1日2便)、もしくは串木野新港からフェリーで約75分(1日2便)という、なかなかの秘境。コバルトブルーの海や断崖などのワイルドな自然が残り、国定公園にも指定されている場所なので、ネイチャー派の方には超おすすめです。

シティ派の人におすすめなポイントももちろんあります。甑島は上甑島・中甑島・下甑島を合わせて「甑島列島」とよび、中甑島と下甑島をつなぐ美しい橋が2020年に完成するとのこと。新しい観光スポットができ島巡りもしやすくなるとあって、今、いろんな観光地がどんどん整備されてきているんです。

その証拠に、まず島に行くまでの船がとんでもなくおしゃれ、加えて都会的なおしゃれホステルやバルがあったり、しまいにはおみやげのパッケージもおしゃれという、なにここ、おしゃれアイランドだったの…という驚きの連続でした。ダイナミックな大自然どーん!漁師めしの海鮮丼ばーん!みたいな場所を想像していたネイチャー派の私も、ちょっと気取りたくなる洗練ポイントがいっぱいなんです。

上甑島へ向かう高速船でテンションアップ

東京から鹿児島空港へ到着したら、島へ向かう前にまず薩摩川内市まで移動して1泊するのがおすすめです。初日から船便に合わせて行動するのはかなりハードなので、前日は地鶏や黒豚などの鹿児島グルメを楽しみつつ、翌日からの島旅に向けて体力を温存しましょう。

今回川内港ターミナルから乗船したのは上甑島行きの「高速船甑島」。この高速船が先述したとんでもなくおしゃれな船です。九州新幹線などを担当した水戸岡鋭治氏デザインによるもので、船内だけではなく、川内港ターミナルも水戸岡ワールドが随所に見られます。一般的な高速船の内装の概念、覆ります。

船内はシートは高級感があってデザインもさまざま。船で仕事に行く人もいるそうなのですが、東京の「あれ、ここ地獄かな」みたいな満員電車で通勤する我々にとっては、本当にうらやましいかぎり。おしゃれなカフェに小一時間いたら、職場の最寄り駅についたみたいな感覚ですよね…天国。

船や甑島にからめたアートや、美しい細工を施したライトなど、ライフスタイルショップみたいな空間が広がっています。さながらプチ豪華客船という感じ!

船内から甲板に出てみれば、そこはまた絶景!船内の人工美とはまた違った、自然美を楽しむことができるんです。徐々に島に近づいてくると、さらにテンションアップ!
「これが東シナ海クルーズか…」スペシャルでディープな体験をしている自分に軽く酔いしれます。…酔いしれるといえば、船酔いしやすい人は、酔い止めマスト!波の高い日は揺れることを覚悟して、どうか快適な船旅を…。(無理やりですが、本当に大切)

■高速船甑島(川内港ターミナル)
住所:鹿児島県薩摩川内市港町京泊6131番地23
TEL:0996-41-5200(予約/甑島商船)
時間:川内港8時50分発/14時30分発
料金:大人3440円(手荷物料金380円)
※時間、料金は2020年3月までのもの。事前に要確認。

島のおしゃれ仕掛け人に会えました

さて、島に到着して出迎えてくれたのは、「しまなびガイド」をしている山下賢太さん。山下さんは上甑島の出身で、京都の大学で環境デザインを学んだ経験を活かし、「故郷をもっと好きになりたくて」島へ戻られたんだそう。「しまなびガイド」として、あえて島内の旧所名跡を一切巡らず、日常の風景・建築を見たい人に人気のツアーを催行しているのです(1名3000円※2名より予約可)。

ツアー中は、地元の人に話しかけられることもしばしば。写真は上甑島の武家屋敷群を歩いて散策していた時のこと。島の人はシャイだけれど、一度話し始めると地元だけが知る情報を気さくに教えてくれるんです。町の人みんなが「しまなびガイド」、島の人との触れ合いもアクティビティのひとつなんですよね。観光地だけじゃない、日常の風景にこそ島の良さは宿っている!このツアーでそう確信しました。

現在は、「しまなびガイド」のほか、おしゃれショップ&バル「山下商店」、おしゃれホステル「FUJIYA HOSTEL」運営や、おしゃれみやげ「island company」の開発など、新しい感性で島の観光にかかわるあらゆるおしゃれなものをデザインをしているんです。

"おしゃれ"しかボキャブラリーがないように思われそうなのですが、皆さんも来てみたらわかると思います。
「ああ、これは"おしゃれ"だ。」と。でも、"おしゃれ"なだけじゃない、ちゃんと島に根付いた文化を大切にしているところばかりなのです。一部ですが、山下さんの手掛けたおしゃれスポットをご紹介します。

シマバルも開催する「山下商店」

まずは山下商店。ここはもともと山下さんが古民家をリノベーションしたショップ。住宅街の中に突如現れるおしゃれ空間です。朝3時から仕込むという島豆腐は、九州産の丸大豆(フクユタカ)を使用し、木綿豆腐190円・絹ごし豆腐250円、濃厚ざる豆腐350円などがあります。この豆腐は山下さんが経営する「FUJIYA HOSTEL」の朝食でいただくこともできます。

豆腐だけでなく、島の特産を活かしたおみやげも。甑島産のきびなごを使用した「漁師印のキビーニャカウダ」806円(税別)のほか、植物性油脂だけのヘルシーな「とうふ屋さんの大豆バター」520円(税別)など、地元の食材を使っているだけでなく、パッケージが素敵なんです!当然、買いました。2個買いました。

ここは金・土曜の夜限定でシマバルも営業しています。「山下商店」の豆腐を使った「よせ豆腐3種盛り」440円といったおつまみのほか、甑島の焼酎450円、クラフトビール(小)450円なども。島ナイトの続きをどこまでも(といっても23時までなのであしからず)楽しんでください。

■山下商店甑島本店
住所:鹿児島県薩摩川内市里町里54番地
TEL:09969-3-2212
営業時間:9~18時(シマバルは金・土曜20時30分~23時頃)
休み:木曜※繁忙期は無休

船宿の面影残る「FUJIYA HOSTEL」

続いて、お宿。ここは釣り人に親しまれた木造平屋の船宿を移築して、2018年4月に開業したホステル。甑島出身の83歳の大工さんの協力を得ながら、なんとクギを1本も使わず、島の木材を活かした造りにしているのだとか。ただ新しいだけじゃない、もともとの良さを大切にしてなじませながら新しくするという哲学に納得。

客室は和洋合わせて全4室のみ。シンプルで洗練されたインテリアもさることながら、人気の理由は芋焼酎やオリジナルブレンドコーヒーの飲み放題。

ロビー横にあるキッチンカウンターには、常に焼酎のボトルが置かれており、宿泊者は好きな焼酎を自由に手に取って飲むことができます。当然、飲みました。2杯飲みました。もっと飲めたかもしれません。

ホステル内の共用設備もきれいで快適です!シャワーは1つ、洗面台は2つしかないので、譲り合ってご利用を。

アメニティがMARKS&WEBだなんて、ありがたいじゃないですか。こんなところで出会えるなんて嬉しいです、MARKS&WEB。

ロゴ入りのタオルもふっかふか。パジャマも貸してくれるので、必要な方はフロントでお声がけください。

今回は朝食もいただきました。地魚のカマスにきびなごの刺身、「山下商店」のざる豆腐や厚揚げも。お豆腐は島の塩や醤油、自家製ネギ油など、いろんな薬味でいただくことができます。ボリュームもあるように見えて、なめらかな口当たりなので、朝からぺろりと食べてしまいました。

■FUJIYA HOSTEL
住所:鹿児島県薩摩川内市里町里172番地
TEL:070-2385-3663
時間:IN15~20時/OUT10時
料金:素泊まり和室6000円~、洋室9000円~、豆富とひもの朝御膳付き和室9000円~、洋室12000円~(税抜)

かわいいパン屋さん発見!

まだまだおしゃれなお店は続きます。こちらは2019年3月にオープンした街のスイーツ屋さん「ケーキとパンの店 こしき麦工房 フィーカ」。スウェーデン語の「ティータイム」という名にふさわしい、キュートな外観とほっとする焼きたてパンで地元の人にも人気のお店です。

こちらの人気、プリンアラモード350円は、昔懐かしいスイーツ。昨日のあまりパン1個100円コーナーなんかもあるのもうれしいですね。また、シュークリーム130円。たっぷりクリームで人気で午前中には売り切れてしまうんだとか。また甑島は意外とスイーツ系のお店が少ないので、観光途中に甘いものが食べたくなったらぜひ寄りたいところ。

赤い壁が映えるテラスで食べていくのもいいですね!島のネコもスイーツパンを狙ってました。わかるよ、その気持ち。

■ケーキとパンの店 こしき麦工房 フィーカ
住所: 鹿児島県薩摩川内市鹿児島県薩摩川内市上甑町中甑334
TEL:09969-2-1188
営業時間:10~15時(完売次第終了)
休み:日曜、月曜不定休

魚が名物なのに魚屋さんがない…?

さて、おしゃれな店ばかり紹介してきましたが、甑島グルメのメインは海鮮です。海鮮丼ばーん!まだ出てませんよね。甑島で魚のおいしいお店は次回の記事でご紹介しますが、ここで素朴な疑問…。お魚買って帰りたいんですけど、魚屋さん、ありますか?
山下さん「魚屋さん、ないんですよ!この島では魚は"買う"という概念がないんです。」

どうやら、甑島の人たちはそれぞれの家庭になじみの漁師さんがいて、直接購入するような仕組みになっているため、わざわざ魚屋さんで購入するという習慣がないのだとか。納得!

そんなわけで、島でも数少ないおみやげの干物屋さんへ案内してもらいました。ここが「漁師のひもの屋 漁進丸」。無添加にこだわっているというこのお店の干物たちは、店主の研究の賜物。「誰にも教えない、私が何年もかかって考えた作り方なの!」と自信満々。当日の島の気候や風を読みながら、水分が抜けすぎないように干す加減を調整しているんですって。まさに職人!!

さらにこの干物、もちろん販売のみなのですが、運が良ければその場で焼いて味見させてくれることも!(お母さんでもおばちゃんでもなく、"おねえさん"と声をかけると確率がアップする…かもしれません)。おまけに唐芋のサービスまで。お魚と唐芋、意外な組み合わせのようですが、これがおいしい!!

写真は味見したサバの干物。魚のうまみが干物にギュッとつまっているのですが、さらに干物の塩分とおねえさんのくれる唐芋の糖分が絶妙にマッチするのです。ほかにも島の名物、きびなごフライ540円はもちろん、タカエビ1404円、カマス626円など、あらゆる干物を販売していて、配送もしてくれるので、気になるものはぜひ自宅へ直送しておみやげに!

■漁師のひもの屋 漁進丸
住所:鹿児島県薩摩川内市里町里3538
TEL:09969-3-2225
営業時間:不定
休み:不定休


今回の甑島記事はシティ派の人たちにも楽しめる内容でご紹介しました。島旅の印象が少し変わったのでは?
次回記事では、ネイチャー派も楽しい絶景クルーズや、とれたて新鮮な海鮮グルメのお店など、ダイナミックな自然どーん、海鮮丼ばーん、のワイルドな甑島の真骨頂をお届けします!

甑島への島旅、行きたくなってきましたか?九州へは、航空券代金が高くて遠いイメージがあるかもしれませんが、ジェットスターなら今すぐに行けるお手頃プライスが魅力!鹿児島空港へは、東京・成田空港片道5990円~、中部空港片道3580円~(表示運賃はエコノミークラス「Starter」片道運賃。支払手数料や受託手荷物料金は別途。諸条件が適用されます))から発着しているので、気軽に九州に飛ぶことができますよ。

ジェットスターは、国内LCCで初めてモバイル搭乗券を導入した航空会社です。オンラインチェックインは出発予定時刻の7日前~35分前まで可能。預け荷物がない場合は、カウンターに立ち寄る必要がなく、スムーズに搭乗できます。預け手荷物がある場合も成田空港にはオンラインチェックイン専用レーンがあるので便利です。
鹿児島空港へ着いたら、薩摩川内市で一泊してのんびり、翌日から島旅へ出かけましょう。忘れられない秘境が待っています!


●記載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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