長崎市街の北西、西彼杵半島西岸のほぼ中央に位置する集落。現在の長崎市下大野町・上大野町のエリアにあたり、4kmほど離れた出津[しつ]集落と共に、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つとして登録された。出津集落と同じく、禁教後も信仰を守る潜伏キリシタンが多くいたところで、ここには平戸藩主に棄教を迫られて脱藩した籠手田[こてだ] 安一とその一党や、関ヶ原の戦いに敗れて斬首された肥後南部のキリシタン大名・小西行長の家来などが移り住んだという。東シナ海に面して大野岳の南西斜面に広がる集落内には、潜伏キリシタンが氏子を装い、ポルトガル宣教師サン・ジュワンを祭神として祭った大野神社、門[かど]神社、辻神社の3つの神社が点在。潜伏キリシタンの墓地やキリスト教解禁後に建てられた大野教会堂などが、長く厳しい潜伏キリシタンの歴史を物語っている。
住所 | 長崎県長崎市下大野町・上大野町 |
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TEL |
0959-24-0211(長崎市外海地域センター) |
営業時間 |
散策自由 |
定休日 |
散策自由 |
料金 |
散策自由 |
アクセス |
公共交通:JR長崎駅→長崎バス桜の里ターミナル行きで50分、終点下車、さいかい交通バス大瀬戸・板の浦行きに乗り換え30分、バス停:大野下車、大野教会堂まで徒歩15分 車:長崎道長崎多良見ICから長崎バイパス、国道202号経由37km50分(大野町駐車場まで) |
駐車場 |
あり/20台 |
文化財情報(観光) |
世界遺産(構成資産含む) |
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