1年中食べられます!鎌倉の駄菓子屋さんのオモシロ大仏かき氷
江ノ電・由比ヶ浜駅から歩いて3分ほどの場所にある「たい焼き なみへい」。“町の駄菓子屋さん”として、地元の人たちが足繫く通うお店です。今回のお目当ては、一年中食べられる“かき氷”と、鋳型で一尾ずつ焼き上げる“天然たい焼き”。店内のちゃぶ台席でのんびりとくつろぐひとときも最高です!
地元で愛される多彩なグルメの“町の駄菓子屋さん”
「たい焼き なみへい」へは、江ノ電の由比ヶ浜駅から鎌倉文学館方面に歩くこと約3分。長谷駅からでも徒歩5分ほどで到着です。
文学館入口交差点の目と鼻の先にあるので、迷うことなし!
“町の駄菓子屋さんのような存在になれたら…”との思いで、2010年に開店した「たい焼き なみへい」。
今では老若男女問わず地元で愛される存在に。特に平日の午後は、たい焼きを求めて子どもたちがひっきりなしに押し寄せる“超”が付くほどの人気店なんです。
「小腹がすいたらうちの店にどうぞ!(by-店主・濱田さん)」というだけあって、フードメニューが大充実。
そのうちのひとつが、この「なみへいピロシキ」です。中はもちろん外にもチーズがたっぷりの「焼きチーズピロシキ」270円は、専門店も唸るおいしさ。
日本でみかける揚げたピロシキではなく、本場・ロシアと同じ“焼きピロシキ”なんですよ!
駄菓子屋全盛期には当たり前に楽しめたこちらも健在!
通称「昭和の焼きそば」。白だしで味付けした、シンプルで飽きのこない人気のメニューです。
お店の奥には、小上がりの和室が。ちゃぶ台の席でのんびりくつろげるのも駄菓子屋さんの醍醐味ですね。大正ロマン感じるアンティークの椅子席もあるので、お好みでどうぞ!
あんこ玉で再現した螺髪がキュートな「大仏さま氷」
かき氷が一年中食べられるのも「たい焼き なみへい」の魅力のひとつ。
かき氷の上にたい焼きがドーンとのった「たい焼きくん氷」980円や最盛期の桃と同じくらいの糖度をもつ信州産の希少品種「ハーコット」を使った「あんず氷」900円など、最大20種類以上のかき氷が楽しめるんです。(種類は季節により変動あり)
その中から今回は鎌倉らしい「大仏さま氷」をご紹介します!
大仏さまの顔に使っているは、駄菓子屋さんでお馴染みの“エビせんべい”。
螺髪(らほつ)は、粒餡・こし餡・抹茶餡の3種類のあんこ玉で表現されていて、器の底には、白玉と塩の利いた冷やししるこが隠れているんです。
抹茶ソースをたっぷりかければ、濃厚な“抹茶冷やししるこ”に早変わり。
店主のふるさとである鹿児島県の名物・「しろくま」を、「なみへい」流にアレンジしたのがコチラ!
「大仏さま氷」と比べると倍以上の大きさなんです。
味のポイントは、オレンジピールとヨーグルトを使った自家製のオレンジシロップ。オレンジの皮のぷちぷち食感もアクセントになっていて美味!
氷の中に入っている濃厚なレアチーズとのバランスも抜群です。
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「たい焼き なみへい」といえば“天然たい焼き”は外せません!
最後にご紹介するのは、「なみへい」の顔ともいえる“たい焼き”です。
鉄板でまとめて焼くのではなく、注文を受けてから南部鉄器の鋳型を使い、一尾ずつ焼き上げていきます。
その効率の悪さゆえ、今ではこの昔ながらのスタイルで焼いているお店は、とても希少な存在。
これから焼き上げるのは、こだわりの蜜炊き粒餡となめらかなこし餡の半々で構成された「つぶしあん」190円。
火加減とちょうどいい餡の量”がポイントになるそうで、生地の上に餡をのせたら4~5分で完成です。
直火でパリっと香ばしく焼き上げた「たい焼き」は、卵や乳製品、油脂などは一切使わず、数種類の小麦粉と水だけのシンプルな生地。
それゆえ外はカリカリ、中はもっちもち!塩味の利いた甘さ控えめの餡との相性も最高です。
お店一番人気なのも頷けるおいしさ。
「つぶしあん」のほかにも、白こし餡と特濃抹茶を使った「抹茶あん」230円や「黒ごまあん」200円、「チョコあん」250円などが。
季節限定のたい焼きも登場するので、お見逃しなく!
駄菓子屋さんでありながら、実は天然酵母で仕込むパンも大好評の「たい焼き なみへい」。
「由比ヶ浜産 しらすフォカッチャ」や「コッペパン」「あんぱん」など、もっちり&むぎゅっとした食感の、バラエティーに富んだパンが楽しめます。
鎌倉さんぽのおともや自宅用にゲットしてみてはいかがでしょう。
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text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
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