小関裕太が食パンを作る!おうちで簡単80分レシピに挑戦【前編】

小関裕太が食パンを作る!おうちで簡単80分レシピに挑戦【前編】

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話題作への出演が続き人気急上昇中の俳優・小関裕太さん。その食パンLOVERな一面に迫った前回の“利き食パン”記事はパン好き女子界隈をザワつかせ大きな反響をいただきました。今回はいよいよ“食パン作り”に挑戦!おこもりライフにもぴったりの自宅でできる簡単レシピを教えてもらいました。記事後半には、小関さん出演の新ドラマ「行列の女神~らーめん才遊記~」についてもインタビュー!

Summary

小関さんの食パンスキルはいかに!?

「食パン作り、初挑戦!頑張ります!」
「食パン作り、初挑戦!頑張ります!」

前回の記事(前編、後編)では、「高校3年間は3食、食パンだった」などの仰天エピソードを告白してくれた小関さん。

今回はいよいよ食パン作りに挑戦ということで、エプロンをつけてキッチンに颯爽と登場。静かに燃える闘志が写真からも伝わってきます。

ーー前回の記事、おかげさまで大反響でした!

「長年の趣味がこうして『るるぶ&more.』さんで企画になり、ファンの方からはSNSで数多くの好評コメントもいただけて、僕自身とてもうれしかったです」

ーーそれは光栄です。さて、これまで食パンは作ったことありますか?

「ホームベーカリーで焼いたことはありますけど、あれは材料を中に入れれば自動的に作ってくれるから、生地をイチから作るのは完全に初めて。今日ここから、僕の食パン作りライフが始まります!」

「KOSEKIベーカリーへようこそ!」
「KOSEKIベーカリーへようこそ!」

ーー小関さんの初挑戦、しかと見守りたいです。ちなみに普段、料理することはありますか?

「以前、出演させていただいたNHK Eテレの料理番組(※『趣味どきっ! 幸せのプリン』)や、4月20日よりスタートしている春ドラマ(※『行列の女神~らーめん才遊記~』)など、ここ数年料理にまつわるお仕事が増えてきて。自然と家でも料理をするようになりました」

ーー小関さんの得意料理、気になります。

「チャイティーです。クミンなどのスパイスを使って作るんですけど奥深くて。飲む直前にシナモンをチーズスライサーで擦りおろすのにハマってます(笑)」

「チャイティーは食パンにもよく合うんですよ‼」
「チャイティーは食パンにもよく合うんですよ‼」

ーーさすがは食パンLOVER!今日の食パン作り、自信のほどは?

「初なのでどこまでやれるか未知ですが、頑張りたいです!」

80分でできちゃう!おうちで簡単「食パン」づくり

というわけで、今回食パン作りを教えてくれる「日本一適当なパン教室」主宰のBacke晶子先生(以下先生)とご対面。

ーー今回は「イギリスパン」の作り方を教えてくださいます。

小関さん「今日はよろしくお願いします!“日本一適当なパン教室”って、ネーミングが素敵ですね」

今回チャレンジするイギリスパン
今回チャレンジするイギリスパン

先生「気になるでしょ。家で作るパンなら、適当だっておいしく作れますよ、と伝えたくて、オリジナルの手法でレッスンしています。食パン作りもかなり独特で、生地から作って大体80分くらいで完成させちゃう、びっくりレシピなんです」

小関さん「80分⁉ そんなに短いんだ…! 僕、食パンの中でも香ばしくて弾力のあるイギリスパンが特に好きなので、とても楽しみです」

シンプル命!材料&道具チェック

【材料/1斤分】

強力粉…250g
砂糖…小さじ3
塩…小さじ1
インスタントドライイースト…小さじ2
ぬるま湯(35℃前後)…160cc
バター…5g

“食パン型”を事前に購入しておこう
“食パン型”を事前に購入しておこう

【道具】

食パン型(一斤ワンローフ型/18.5㎝×9.5㎝×9㎝)
はかり
計量スプーン(小さじでOK)
大きめ(25cm前後)のボウル
温度計(お湯の温度がはかれるタイプ)
ぬれ布巾
まな板
包丁

「材料がこんなにシンプルだなんて…」
「材料がこんなにシンプルだなんて…」

先生「自宅で気軽にチャレンジできるよう、できるだけ手に入れやすい食材で、数も絞っています。一般的なパン作りの定番である卵も使いません。バターも5gだけ!」

小関さん「これなら僕のような初心者にもハードルが低いですね。しっかり覚えて家で作れるようになりたいな」

先生「食パンは作る人によって焼きあがりが変わるので、面白いですよ~!」

【食パン作り①】材料を混ぜ、まな板の上で生地をこねる

「いざ、食パン作り、スタート!」
「いざ、食パン作り、スタート!」

先生「まずはボウルに強力粉を入れ、続いて砂糖、イースト、塩を加えて混ぜます」

投入完了!
投入完了!
「混ぜ混ぜ〜♪」
「混ぜ混ぜ〜♪」

先生「続いて、ボウルにぬるま湯(35℃前後)を注ぎ、全体を混ぜ合わせ…、ひとかたまりになったらバターを加えてまとめ、まな板の上でこねましょう」

「ぬるま湯、160ccです」
「ぬるま湯、160ccです」
真剣な表情で材料を混ぜる小関さん
真剣な表情で材料を混ぜる小関さん
「最初は粉が指にベタベタくっついてきます(笑)」
「最初は粉が指にベタベタくっついてきます(笑)」

先生「コツは、指を細かく動かさずに、指を広げたまま、ボウルの側面に触れるくらい大きく円を描くように動かして、手早くひとまとめにすることです。 ひとまとまりになったら、生地を力強く押していきましょ」

小関さん「だんだん生地に弾力が出てきました…ちょっと力が入りますね!」

先生「力がいるのは最初だけで、まとまりが出てくると、こねるのも楽になりますよ。左手でボウルを回しながらこねると、やりやすいです」

先生「いい感じです〜!」
先生「いい感じです〜!」
だいぶ、生地にまとまりが出てきました
だいぶ、生地にまとまりが出てきました
まな板に生地を移動させ、再びこねること5分
まな板に生地を移動させ、再びこねること5分
生地がツルツルに!「ぷにぷにしてかわいい!」
生地がツルツルに!「ぷにぷにしてかわいい!」

小関さん「最初はちょっと力がいったけど、そこさえ乗り越えれば、こねるほどに生地がモチモチ&ツヤツヤしてくるので手応えがありますね」

先生「更に“引き”を強くするために、まな板に叩きつけてみましょうか」

小関さん「先生、“引き”…って何ですか⁉?」

先生「パン用語で“食べたときの噛みごたえ”という意味ですよ」

小関さん「引き…! 覚えました(ニヤリ)」

「引きよ、強くなれー!」
「引きよ、強くなれー!」
小関さん「よいしょー!」先生「大胆で勢いがありますね!」
小関さん「よいしょー!」先生「大胆で勢いがありますね!」

先生「叩くことで、生地が強くなり、ふくらみもよくなります。ただ、やりすぎると、生地が乾燥してしまうので、注意してください」

「打てば鳴る感じがクセになる!」
「打てば鳴る感じがクセになる!」

先生「小関さん、お上手!まるでパンをこねるために生まれてきたみたい」

小関さん「あはは、ありがとうございます(笑)。19歳の頃にアルバイトしていたピザ屋さんでピザ担当だったので、生地さばきに慣れているのかも(笑)」

【食パン レシピ②】生地を3等分し、5分間休ませる

「さて小関は、どっちでしょう⁉」
「さて小関は、どっちでしょう⁉」

カメラに向かって次々とおちゃめなポーズを繰り出してくれるサービス精神旺盛な小関さん。気づけば、パンのように柔らかな雰囲気と笑いがキッチンを満たしています。

ーーツルツルな生地がこね上がったらお次は…?

先生「生地を3等分して、それぞれ丸め直したあと、ぬれ布巾をかけて5分間寝かせていきましょう」

おおよそ均等に生地を3分割するために、まずは生地の総量をはかりでチェック
おおよそ均等に生地を3分割するために、まずは生地の総量をはかりでチェック
1玉の重さを測ってサイズを微調整。はかりを使わず、だいたいの目分量で3等分しても勿論OK
1玉の重さを測ってサイズを微調整。はかりを使わず、だいたいの目分量で3等分しても勿論OK
ぬれ布巾を上からかけて5分間寝かせてます。「おやすみ〜♪」
ぬれ布巾を上からかけて5分間寝かせてます。「おやすみ〜♪」

小関さん「どうしてここでぬれ布巾をかけるんですか?」

先生「生地が乾燥しないようにですね。ラップをかけちゃうと生地がくっついちゃうのでぬれ布巾がベストです」

【食パン レシピ③】発酵機の代わりに熱湯×ポリ袋で発酵!

5分寝かせた生地を平らにする小関さん
5分寝かせた生地を平らにする小関さん

ーー5分たったら、いよいよ食パンの発酵ですね!

先生「イースト菌の働きで生地をぷっくりと膨らませていきます。発酵させる前に“食パン型”に生地を詰めましょう。5分間寝かせた生地を上から4、5回たたいて平らにし、そこから再び丸めます」

平らにした生地の端を、左右、上下とつまんで中央に寄せながら丸めていくのがポイント
平らにした生地の端を、左右、上下とつまんで中央に寄せながら丸めていくのがポイント
食パン型に3分割した生地を、丸めたとじ目が下になるように詰めて…
食パン型に3分割した生地を、丸めたとじ目が下になるように詰めて…

最後に軽く、上から拳で押さえます。

その後、上からぬれ布巾をかぶせて完了!

小関さん「お、ここからいよいよ発酵タイムですね!ちょっと、念を込めます!」

「かめ〇め波ーーー!」
「かめ〇め波ーーー!」

小関さん「おいしくなれよ!とパワーを送っておきました(笑)」

先生「頼もしい(笑)」

ーーさて、一般的なパン作りでは発酵機を使いますが、先生は使われないんですよね?

先生「はい。発酵機が自宅にない人の方が多いと思うので、私の“日本一適当なパン教室“では使いません。代わりに、熱湯とポリ袋を使って発酵させていきます」

小関さん「熱湯とポリ袋⁉」

先生「食パン型をポリ袋の中に、1リットル分の熱湯と一緒に入れ、ポリ袋の入り口を閉じて温めると、イースト菌が活性化してパンが膨むのです」

小関さん「すごいアイディア!」

先生「ポリ袋の中で温める時間は室温25℃で30分、25℃以下の場合は35分~40分です」

30分後…どれだけ膨らんだかチェックの時!
30分後…どれだけ膨らんだかチェックの時!
「おお、膨らんだー!ふくよかな甘い香りがします」
「おお、膨らんだー!ふくよかな甘い香りがします」

次はいよいよ最終工程。イースト菌で膨らんだパンの生地を、200℃で予熱しておいたオーブンで25分間焼いていきます。

春の新ドラマでマダムキラーに!自ら提案した役作りとは?

パン独特の幸せな香りに包まれてインタビュー
パン独特の幸せな香りに包まれてインタビュー

パンが焼き上がるまでの間、せっかくなので4月20日よりスタートしている春ドラマ『行列の女神 〜ラーメン才遊記〜』(テレビ東京)についてお話を伺うことにしましょう。

――今回、小関さんは苦境にあえぐラーメン店を救うコンサルティングの物語の中で、マダムキラーを演じられるとか?

小関さん「はい。僕が演じるのはいろんなお客さんのニーズに合わせることができるフードコンサルタント・白坂です。確かにマダムキラーなんですが(笑)、言い方を変えれば奥様たちが喜ぶ言葉を知っているニヒルな男なんです。このドラマを通じて、普段聞き慣れないフードコンサルティングの魅力や奥深さを知っていただけたらうれしいですね」

ーー前クールのドラマ『来世ではちゃんとします』では“メンヘラ製造機”のヤリ○ン松田君、そして今回はニヒルなコンサルタントの白坂さん。どちらもイケメンであることは共通してますが、白坂さんについてはどんな役作りを?

小関さん「『来世ではちゃんとします』の松田は、周りの人に対してそこまで関心がなく結果的に周りの女性たちが傷ついてメンヘラ化していく。一方今回の白坂は真逆で、奥様たちだけでなく友達や仕事仲間にも器用に合わせられるんだけど、よく見ると心の中で少しバカにして笑っているんです。

そんな具体的な役作りに関して衣装合わせの際に、マダムキラーはどんな生活を送っているのかリストにしてプロデューサーに思い切って提案してみました。そうしたら『いいね!』と受け入れていただけて。キャラクター作りの部分から積極的に参加することができた作品なので、ぜひ白坂の動きにも注目して楽しんでいただけたらうれしいです!」

天真爛漫に食パンに挑戦するその姿からはなかなか想像つきませんが、この春、ニヒルなコンサルタントの“小関沼”にハマってしまう女性が増えそうな予感がしてなりません。

キッチンに漂うこうばしい香り。そろそろイギリスパンが焼けたみたい!
キッチンに漂うこうばしい香り。そろそろイギリスパンが焼けたみたい!

はてさて、小関さんが生まれて初めて作る食パン、いったいどんな焼き上がりなのでしょうか?

この続きは後編でお届け!次回もお楽しみに。

  • 【プロフィール】
  • 小関裕太(こせき ゆうた)

  • 1995年6月8日、東京都出身。2003年より『天才てれびくんMAX』(NHK)のテレビ戦士として活躍するなど、子役として俳優活動をスタート。その後、舞台『ミュージカル・テニスの王子様』、ドラマ『わたしに××しなさい!』などに出演。連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)では個性的なキャラクターを演じ話題となる。2020年4月20日放送開始のドラマ『行列の女神 〜ラーメン才遊記〜』(テレビ東京)に出演。ほか、『旅するイタリア語』(NHK Eテレ)に出演中。7月にはミュージカル『四月は君の嘘』の舞台が控えている。

text:城リユア(mogShore) Photo:竹中圭樹 Hair&make:SHUTARO(vitamins)

\小関さんの食パン愛に迫った記事はこちらから/


食パン大好き俳優・小関裕太の驚くべき特技「利き食パン」を徹底検証【前編】


食パン大好き俳優・小関裕太の驚くべき特技「利き食パン」を徹底検証【後編】

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。

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