読書の秋は、ゆったり過ごせる喫茶店へ!古書のまち神保町のカフェ3選
喫茶店でお気に入りの本を読みながら、読書の秋を満喫してみませんか?神保町には、昔からたくさんの古本屋さんが並ぶほか、昔ながらの落ち着いた雰囲気の喫茶店もあちらこちらに点在しています。昭和レトロを感じながら、コーヒーやクリームソーダを味わえば、読書体験もより一層深まりそうです。
Summary
サクサク&しっとりのホットケーキにうっとり「石釜 bake bread 茶房 TAMTAM」
「石窯ベイクブレットTAMTAM」は神保町駅から徒歩2分ほどのところにあります。店内は落ち着いたインテリアが特徴で、客層は30~40代の女性が多いそうですが、カウンター席の用意もあるのでおひとりさまや男性なども気軽に入店しやすい雰囲気です。
お店の看板メニュー「石窯ホットケーキ」を支える石窯焼きオーブンは、「輻射窯(ふくしゃがま)」を採用しています。一般的な石窯焼きオーブンよりも温度を厳密に管理できるので、外はサクサク中はしっとりとした「石窯ホットケーキ」が実現するのだとか。
こんなに分厚いのに中までしっかりと火が通っているうえに、外は焦げていません。ほのかな甘みが感じられる生地は、溶けたバターと相性抜群。メープルシロップやホイップクリームと合わせて食べると、さらに芳醇な味わいに。さっくりとした軽い口当たりなので、あっという間に完食してしまいます!
■参考記事:神保町の「タムタム」に来たら絶対食べたい!感動コスパの石窯ホットケーキ (配信日:2018.07.19)
気分はまるで文学少女!レトロかわいい老舗喫茶店「さぼうる」
喫茶店「さぼうる」の場所は、神保町駅7番出口からすぐ。入口では赤い公衆電話とトーテムポールが出迎えてくれます。創業して63年のこの店で、昔から愛されてきたのはこちらのカラフルなクリームソーダです。
キラキラ透き通るソーダに浮かぶ、真っ白なバニラアイスが最高にキュート。老舗のレトロな空間にこそしっくり映えるフォルムです。「さぼうる」で使っている氷は、昔も現在も氷専門店から仕入れているそう。時間が経っても溶けにくいので、クリームソーダをゆっくり楽しめるというわけ。さすが老舗のこだわりです!
まずはストローをグラスの底に差し込み、透き通る美しいソーダだけを堪能。そして少しずつバニラアイスを崩します。きれいなグラデーションをキープしつつも、次第にソーダがバニラと溶け合って乳白色に変わっていきます。
古本を片手に立ち寄れば、気分はすっかり文学少女になれそうですね。
■参考記事:気分はまるで文学少女!老舗喫茶店で味わうレトロかわいいクリームソーダ(配信日:2018.05.01)
山盛りクリームに心奪われる!ウインナーコーヒー発祥の喫茶店「神保町ラドリオ」
1949年創業の「神保町ラドリオ」は、うっかり通り過ぎそうな細い路地裏にあります。少し先にはタンゴ喫茶「ミロンガ」、居酒屋「兵六」の看板があり、神保町で昭和から続く店が残る有名な小道なんだそう。まるでここだけ時間が止まったような雰囲気です。
「神保町ラドリオ」が名付けたという「ウインナーコーヒー」(518円)はこちら。創業してから徐々に量が増えていったという生クリームは想像以上に山盛りです。これが誕生したきっかけはお客様への心配りでした。
神保町には本を読みふけったり熱く語り合ったりする人が多いので、コーヒーが冷めてしまいます。そこで、留学生が教えてくれたウィーン風の飲み方をヒントに生クリームをのせたのが始まり。名前のウインナーとは「ウィーン風」と「包む」という2つの意味があり、ソーセージとは無関係でした!
クリームを食べながら飲めるようにカップの持ち手を左に置いているそう。クリームはふわっふわ、砂糖を入れなくてもコーヒーの苦みとのバランスがちょうどいい甘さ。ほんわかやさしい気持ちになれるおいしさです!
本を読みながら、ゆっくりとウィンナーコーヒーを飲みに訪れてみてはいかがでしょうか。
■参考記事:山盛りクリームに心奪われる!ウインナーコーヒー発祥の喫茶店「神保町ラドリオ」(配信日:2018.06.04)
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。
※紹介した商品は、取り扱いのない店舗や、予告なしに販売が終了・売り切れることもあります。