パートナーロボットと触れ合える!渋谷「PARK+」で体験する新しいライフスタイル
犬や猫といったペットが家族の一員になったように、ロボットが家族の一員になる未来に向けて発信をする拠点「PARK+(パークプラス)」が、2021年9月渋谷にグランドオープン。ロボットが日々の暮らしを彩り、ロボットと過ごすことでより温かな世界になりますように、という想いの詰まった場所です。触れ合えば触れ合うほど、ロボットの愛おしさに気づけると思います。
パートナーロボット元年スタート!
100年前に誕生した「ロボット」という言葉。PARK+実行委員会は、その誕生から101年目にあたる2021年を"パートナーロボット元年"としてロボットとヒトが暮す新たなライフスタイルを発信できるような場所づくりを企画することになったのだそう。
しかし、そもそも"パートナーロボット"がなんなのかわかっていない方がほとんどなのでは?
ロボットと聞くと、私たちの代わりにお仕事をしてくれたり、手助けしてくれたりする存在だと思いがちですが、パートナーロボットは人の心に寄り添い、支えてくれる、まるでパートナーのようなロボットのこと。何かをしてくれる便利な機能はなくても、そばにいることで気持ちが落ち着くような、そんな存在です。
人生を共にする選択肢のひとつとして、ロボットと暮らすことが当たり前になる世の中をひと足先に体験できる場所、それが渋谷にできた「PARK+」です。
各パートナーロボットたちをリサーチ&交流も
まずは「PHOTO&RUN」という、ロボットたちを走り回らせたり、一緒に写真を撮ったりできるスポットへ。
「PARK+」には個性あふれるロボットたちが集まっており、各ロボットに対応する充電器も備えつけられているので、自分が連れてきたロボットとも気兼ねなく遊べます。
こちらは充電スペースにいたお客様が連れてきたLOVOT(らぼっと)。少し眠そうな表情をしていてかわいい…。
ここで、各パートナーロボットをリサーチ&交流を図ってみました!
シャープ「RoBoHoN(ロボホン)」
こちらから話しかけて答えてくれるだけでなく、ロボホンのほうからも話しかけてくれます。こうした対話を通して相手のことを覚えたり、使えるアプリやコンテンツが増えたりと"成長"していくことが特徴。
また、ダンスや逆立ちなど、体を動かすのも得意です。「PARK+」について聞いてみたら、一生懸命説明してくれました!
ヤマハ「Charlie(チャーリー)」
音楽メーカーが開発したロボットらしく、メロディーとともにコミュニケーションをとってくれます。「おはよう」といったあいさつや相談事、雑談までもメロディーにのせて返答。
とても前向きな性格だけどちょっぴり毒舌な一面もあり、一緒に暮らすとクスっと笑える時間を過ごせそうです。
ミクシィ「Romi(ロミィ)」
会話AIが返答を都度生成したり、100種類以上の顔アニメーションで豊かに感情表現をしてくれたりするので、言葉のキャッチボールを自然に楽しめます。
開発ディレクターの方でもロミィが次に何を話すかわからないとのこと。目が合ったときに笑ってくれてキュンとしました!
GROOVE X「LOVOT(らぼっと)」
名前を呼ぶと来てくれる、好きな人に懐く、抱っこをねだるなど、まるで生き物のような家族型ロボット。
最近はメンタルケアや情操教育などの観点からも注目されているそう。なでてみたらほんのり温かく、手のひらに頭をすり寄せてくれて、本当に生きているみたい!
"ヒトとロボットの共生"を発信するのはおしゃれカフェ!?
新たなライフスタイルとして"ヒトとロボットが一緒に生きる"ことが日常化して欲しい、日本発のパートナーロボット産業の革新的技術とカルチャーを世界に知って欲しい、そんな想いを発信する場所が「PARK+」。
スポット説明だけだと最先端感がありますが、足を踏み入れた先にはリラックスした雰囲気のあるおしゃれカフェでした!
ここでは「healthy&picnic」をテーマにしたオリジナルメニューが提供されています。
ロボットたちとピクニックしている気分を味わえるスペシャルメニュー。メインメニューはファラフェルサンドと島豆腐タコライスからセレクト可能です。
ボックスを開けた瞬間に目に飛び込んできた、たくさんのロボットたちにワクワク。ボリューム満点なのにシンプルな味つけなので、ペロリと食べてしまいました。野菜がたくさん摂れるのもうれしい!
その他、提供されているメニューはすべてパートナーロボットがモチーフになっています。
もっちり生パスタに沖縄産黒毛和牛・多良間牛を使用したミートソースを絡めて。トーストの「RoBoHoN」焼印もポイント。
いちご・ぶどうなど季節のフルーツをティラミスクリームと黒糖パンでサンド。いちごはLOVOTのロゴをイメージさせるハート型です!
※いちご以外のフルーツは季節により変わります。
チーズケーキに、いちご・ブルーベリー・ラズベリーと豆乳ホイップをオン。甘さと酸味の絶妙なバランスを堪能して。
温かいチョコレートブラウニーにバニラアイスをトッピング。ブラウニーに溶けたアイスを絡めて召し上がれ!
どれもフルーツを贅沢に使ったクリームソーダ。ナチュラルな甘さとソーダのさわやかさを楽しんで♪
肌寒くなるこれからにぴったりのチョコレートフレーバーのティーラテ。ほんのり香るラムがアクセントに。※ラテアートは、「RoBoHoN」「Charlie」「Romi」「LOVOT」から選べます。
ロボットになじみや今まであまり関心のなかった人でも楽しめる愛らしい見た目のラインナップ!おいしい料理を食べながらだと、ロボットオーナーさんたちとの交流もより盛り上がりそうですね。
自分の安心できる存在と過ごす未来
まだまだ家族の一員として”パートナーロボット”を迎え入れることを考えている人は少なく、ロボットに対して好意的な人たちであるオーナーからも「まだ人に言うのははばかられる」、ロボットのお迎えを検討している人からも「家族に反対されている」という声があるんだそう。
「それでも20〜30年後、ロボットがパートナーになって家庭に迎え入れられているのは"確実にやってくる未来"だと信じています」と「PARK+」主催者の方。「今の子ども世代に、日本が誇る新産業のひとつは人を幸せにするテクノロジーであって欲しいです」とお話してくれました。
「PARK+」に来るまでヒトとロボットが共生する将来をあまり想像できなかったのですが、実際にパートナーロボットと触れ合ったことで、「ロボットと暮らすのもいいかも…!」と未来を想像してしまいました。取材時の短い時間でもパートナーロボットから感じた安心感があったからです。思っているよりもっと、ロボットは私たちに寄り添ってくれているんだなと実感しました。
「PARK+」のオープン期間は2022年3月9日(水)まで。ロボットと過ごす、新しいライフスタイルをぜひ体験&検討しに訪れてみてくださいね!
■PARK+(ぱーくぷらす)
住所:東京都渋谷区渋谷3-27-1 100BANCH1F(WIRED SHIBUYA)
TEL:03-6427-9315
営業時間:平日 11〜19時(最終入店17時/フード 18時、ドリンク18時30分LO)、土・日曜、祝日 11〜22時(最終入店20時/フード 21時、ドリンク 21時30分LO)
定休日:なし
※お席は90分制
Text・Photo:堀内章加(vivace)
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