食・グルメ
2022.09.15
あのごま油メーカーが運営するカフェ「goma to」が自由が丘に! ごまの魅力を再発見しよう
2022年6月、自由が丘にオープンした「goma to(ゴマト)」は、ごま製品を販売する「かどや製油」による、ごまを使ったメニューが楽しめるカフェ。ごま油、ねりごま、すりごまなど、ゴマをふんだんに使った料理を味わえます。食事からスイーツ、ドリンクまで幅広いラインナップで、ごま好きにはたまらない! そんな“ごま”づくしカフェを詳しくご紹介します。
柔らかい色づかいでリラックスできる内装デザイン
自由が丘駅から5分ほど歩くと、柔らかい色づかいの落ち着いたカフェ「goma to」が現れます。
センスのよさは看板にも! 店名の「goma to」には、ごまの新しい使い方や魅力を知ってもらい、ごまとともにある食卓を創っていきたい、という思いが込められているのだそう。
看板にも「KADOYA SINCE 1858」とあるように、このカフェを運営しているのは「かどや製油株式会社」。安政5年(1858)創業の老舗で、スーパーなどに並んでいるこちらのごま油でおなじみの会社です。
店先の看板のドリンクやスイーツの写真がとってもおしゃれで期待が膨らみます! 黒ゴマや白ゴマなど、色味からもゴマの風味を感じられそうなドリンクも気になりますね。
テラス席があり、天気がいい日は気持ちよく過ごせそう。ちなみにこちらのテラス席なら、ペット同伴OKです。
店内に入ってみると、今っぽく洗練されたデザイン! 温かみのある落ち着いた空間です。 おひとりさまや地元のお客さんも多く、ちょっと休憩するのにもぴったり。広々としているので居心地がよく、ゆっくり過ごせますよ。
奥のソファ席の壁には、ごまにちなんだ3つのアートが! 左から、太陽、ごま、アフリカの大地を表現しているのだそう。
ごまは、実はアフリカ原産のもの。日本で栽培するのは難しく、現在日本で使われているごまのほどんどが世界の国々から輸入したものなのだとか。ごまにちなんでイメージされた内装にも、ぜひ注目してみてくださいね。
ごま好きにはたまらない♪ ごま尽くしメニュー
フードメニューは、下北沢の人気レストラン「Salmon&Trout(サーモンアンドトラウト)」で創作料理を手がける中村拓登シェフが監修。多種多様なごま料理が楽しめる「goma toプレート」がイチオシメニューです。
その内容は、「玄米ごま茶」「デリプレート」「もちもち食感の揚げごま豆腐」「マグロ節ふりかけご飯」と、ボリュームがあり、しっかりとお腹が満たされますよ。
メニューを注文するとまず提供されるのが「玄米ごまちゃ」。食欲増進にも効果があり、すべてのフードメニューに付いてきます。ごま油とアニス(ハーブの一種)を使っていて、すっきりとさわやかな香り!
「デリプレート」では、いりごま、すりごま、ねりごま、焙煎度合いが異なるごま油、ごまらー油など、スーパーでも購入できる「かどや製油」の製品をそれぞれの食材に使い分けており、新しいごまの魅力を味わえます。
内容は季節の食材を使用した9種類のデリ。季節ごとに変わる予定だそう。
取材時(※2022年7月時点)のメニューは、「スチームドポーク」「ネギのコンフィ」「キャロットラペ」「ごぼう 黒ごま和え」「新じゃがの焚き物」「小魚のエスカベッシュ」「半熟卵 らー油すりごま漬け」「ゴーヤ・キウイ ねりごま豆腐ソース」「ごま油ピクルス」の9品。(※食材の仕入れ状況により変更になる可能性あり)
夏らしい「ゴーヤ・キウイ ねりごま豆腐ソース」は、ゴーヤの苦みに、豆腐と練りごまのソースがまろやかな口当たり。ほんのりとだしの味も利いていて、ほかにない味わいを楽しめます。
ごま油を使ったラー油で漬けられた「半熟卵 らー油すりごま漬け」は、やみつきになる味でごはんが進むこと請け合い! すりごまもいいアクセントになっています。
「ごぼう 黒ごま和え」は、黒い練りごまで和えられているので真っ黒! 練りごまがごぼうとマッチしています。
「ごま油ピクルス」や「キャロットラペ」には、ごまの香りを抑えた「かどやの太白ごま油」が使われており、さっぱりとした味わい。野菜そのものの味を感じることができます。
全部ごまを使っているのに、それぞれが違った味わい。どんな味がするんだろうと、楽しく食べ進めることができます。どれも素材を生かした、シンプルでやさしい味付けとなっています。
セットの「揚げごま豆腐」は、大人気の一品。ごま豆腐をごま油で揚げ、ねりごまを使ったソースとすりごまをかけて…と、まさにごまづくし。ふんわり香るごまの香りが食欲をそそります。
揚げられたごま豆腐は、もちっととろける食感がたまらない♪ 今まで食べたことのない味と食感がやみつきになりそうです。+350円で追加できるので、ぜひ試してみて。
「マグロ節ふりかけご飯」は、そうめん用のだしを取った後のマグロ節に煎りごまを混ぜた特製ふりかけがのっています。マグロ節とごまのうま味が感じられ、これだけでご飯が進みます。こちらもほかのメニューに+250円で追加可能です。
「黒ごまモンブラン」は、真っ黒で見た目のインパクト大! 黒いねりごまを使ったペーストがとにかく濃厚。モンブランの下には、ごま入りのグラノーラを敷いています。
さらにごま油を塗った白いメレンゲが羽のようにトッピングされていて、メレンゲの食感とごま油の香りを楽しめますよ♪
なかにもねりごまのソースが入っており、濃厚な黒ごまを最後までたっぷり味わえます。
ちょうどいい甘さで、黒ごまそのものの味を楽しめるので、ごま好きにはたまらないスイーツです。
ドリンクでも、ごまを堪能できるメニューがたくさん。今回は、「goma to」定番ドリンクの「黒ごまチョコレートラテ」と、「白ごまマンゴーラテ」をチョイス! 写真はどちらもアイスですが、ホットの用意もありますよ。
ミニすり鉢に入ったごまが提供されるので、自分でごまをすってトッピング! いい香りが立って幸福感を感じられますよ♪
お好みですり加減を調整できるので、粒感を残したい人は粗めにすってみても。
「黒ごまチョコレートラテ」は、黒ごまとオーツミルクがベースのラテ。どちらも濃厚で層が分かれているので、ミルククリームをしっかり混ぜて飲むのがおすすめ。
味は、ほのかにチョコレートを感じるやさしい甘さ! トッピングのオレンジも黒ごまにマッチして、その酸味がいいアクセントになっています。
白ごまとオーツミルクをベースにした「白ごまマンゴーラテ」は、マンゴーとシナモンが入っていて、まさに飲むデザート感覚。ごまはナッツに近い風味なこともあり、南国風の味わいに。意外にもマンゴーとマッチするんです!
物販とテイクアウトで「goma to」の世界観をおうちでも楽しむ
店内には、「goma to」のオリジナル物販コーナーも。店頭でしか購入できないものばかりなので、お見逃しなく。
スーパーなどでは購入できないプロ専用のごま油が、一般の人でも購入できるサイズで販売されています。家庭で気軽に使えるように、新しいごま油の使い方を合わせて提案しているとか。ごまの風味が異なる3種類で、好みや用途によって選べます。パッケージもかわいくて、気分も上がります♪
一番淡い風味のごま油。ほのかに甘くて卵やサラダにもマッチ。香りは控えめで、オリーブオイル感覚でも使えます。
マイルドな風味のごま油。絶妙なほろ苦い味わいと、まろやかな香りが特徴。ピザやチーズにかけるとすごくおいしいのだそう!
一番風味が強く、ビターな味わいのごま油。3種類の中で、一番人気なのだそう! 一般のごま油ではごまの風味がもの足りないという人におすすめです。
カップラーメンに少し垂らすと、ガラッと味変しておいしくなるのだとか!
さらに、2種類のごま油をブレンドして自分好みのフレーバーが作れる量り売りコーナーも。専用のボトルに入れて、量を測って購入できます。ぜひこの機会に自分好みのオリジナルごま油を作ってみて。
ごまのイラストがプリントされたギフト用の巾着の用意もあるので、贈り物にもおすすめです♪
「ごまクッキー」や「ごまグラノーラ」は、すべて「goma to」の店内で手作りされています。「ごまグラノーラ」は、バニラアイスのトッピングなどにもぴったりなのだそう。
なんとすり鉢も購入できるんです。こちらのすり鉢は、代々木上原のレストランとうつわギャラリーの複合店「AELU(アエル)」と、作家の下村淳氏によって開発されたもの。手作りの土物のすり鉢は、温かみのある柔らかな雰囲気が魅力です。
食事メニューのテイクアウトはありませんが、「goma to プレート」で提供しているデリは販売されているので、自宅でも気軽にお店の味を楽しめますよ♪
また、テイクアウト限定で、ねりごまとすりごまを使ったアイスのクッキーサンドを購入できます。
同じ沿線の新丸子のアイスショップ「BIG BABY ICE CREAM(ビッグベイビーアイスクリーム)」とのコラボメニューで、とても人気なのだそう!
カフェメニューからテイクアウト、自宅で使えるアイテムまで、ごまの魅力を存分に楽しめる「goma to」。ぜひ一度ごまづくしのメニューを味わいに行ってみては?
■goma to(ごまと)住所:東京都目黒区緑が丘2-24-8 arbre自由が丘
TEL:03-6459-5959
営業時間:11〜21時(フード20時LO/ドリンク20時30分LO)
定休日:不定休
Text・Photo:河合華子(vivace)
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