マレーシアの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? マレーシア旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年9月5日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
ビジネスアワー
公共機関の営業時間は 8時~16時15分(12時45分~14時は昼休み。金曜は昼休みが~14時45分と長め)。土曜は8時~12時45分の午前営業のみ。日曜、祝日は休日です。イスラム教徒が多いマレー半島東海岸の一部エリアでは、礼拝のため金曜が休みの場所もあります。
銀行はおもに月~金曜9時30分~16時、土・日曜、祝日休み。商店は10~21時ごろ、レストランは昼食(11時30分~15時ごろ)と夕食(18時~22時ごろ)に合わせて開ける店が多いです(目安)。
郵便
郵便局はポス・マレーシア(Pos Malaysia)とよばれます。郵便事情はよく、日本へは航空便でハガキは50gまでRM0.90、封書は20gまでRM3.80、10gごとにRM1.40が加算されます。通常は1~2週間程度で届きます。
電圧
電圧は220〜240V、周波数50Hz。コンセントプラグはBFタイプが一般的。差し込み口にはスイッチが付いていて、スイッチを入れると通電します。日本の製品を使用するには変圧器と変換アダプターが必要。ホテルによってはマルチアダプターを貸してくれることもあります。
飲料水
水道水を一度沸騰させれば飲み水に利用できますが、旅先での安全性を考えて、ミネラルウォーターを飲むほうが無難。高級ホテルでは、湯沸し用のポットやミネラルウォーターが用意されていることが多いです。
トイレ
空港やホテル、ショッピングセンターなどのトイレは比較的整備されていて使用しやすいです。街なかには汲み置きの水で流すマレー式トイレがあります。マレー式トイレには紙がないので、利用する場合はティッシュペーパーを用意するのを忘れずに。多くはありませんが有料水洗トイレもあり、RM0.30~2程度。
チップ
基本的にはチップを渡す習慣はありません。ただし、高級ホテルではスタッフに特別に何かしてもらったときや、荷物を部屋まで運んでもらったときなどはRM2~5程度のチップを渡したほうがスマートです。レストランでは料金にサービス料が含まれている場合は不要ですが、そうでない場合はおつりのコインをテーブルに残すとベターです。
宿泊税
旅行者がホテルに宿泊する場合は、宿泊税(Tourism Tax)が課せられ、1泊1室につきRM10の支払いが必要。またデポジットが必要なホテルの場合、カードまたは現金でRM100~500が必要になるので注意(チェックアウト時に戻ってきます)。
セールス&サービス税(SST)
消費税(GST)の代わりに、売上税&サービス税Sales & Service Tax(SST)が導入されています。売上税は10%、サービス税は飲食、通信、駐車場サービスが6%、その他は8%。ただしすべてに課税されるわけではなく、例えば、レストランのメニューに「++」と書かれていれば、「セールス税とサービス税を別途いただきます」という意味で、会計時に請求され、明細に表記されます。
階数表記
日本の1階はGF(グランドフロア)で、2階は1Fと表示される場合が多いです。F(フロア)をL(レベル)と表示することもあります。
禁煙
マレーシアでは空港内や公共交通機関、ショッピングセンターなどでの禁煙を実施。また、マレーシア全土の飲食店(屋外のテーブル席、ホーカーなど屋台も含む)でも全面禁煙になっています。違反者は罰金または禁錮刑。マラッカ州では5地区(世界遺産地区を含む)の公共の場が全面的に禁煙。喫煙した場合、罰金が科せられます。
「ハラル」と「ハラム」
「ハラル」とは、イスラム教の教えのなかで許された食品のこと。「ハラム」とは豚肉や動物の血、酒など禁止されている食品のことを指します。「ハラル」と認められているレストランや商品には「ハラルマーク」が付いています。
マナーなど注意したいこと
◎イスラムのルール
マレーシアでは宗教の自由が認められていますが、国教をイスラム教とする国。あまり難しく考える必要はありませんが、タブーとされる行為もあるので注意しましょう。
◎寺院では厳粛に
イスラム教のモスク、ヒンドゥー教寺院、仏教や道教寺院などは観光のみどころである前に、厳粛な場であることを忘れずに。肌の露出を避けた節度ある服装を心がける、礼拝の時間は見学を控えるなど、マナーを守りましょう。
◎ドレスコードは?
高級ホテルのレストランやラウンジ、バーなどではスマートカジュアル程度のドレスコードを設けているところが多いです。男性なら襟付きのシャツ、女性ならワンピースなどでOK。
治安
マレーシアの治安は基本的によいといわれていますが、電車内や市場など混雑した場所でのスリ、ひったくり、フードコートや空港などでの置き引きに注意しましょう。夜間の外出の際は単独行動を控え、暗い路地には絶対に入らないようにしましょう。さらに、タクシーを利用する際は、過剰な料金請求をされないためにも、メーターが作動しているかを必ず確認しましょう。
紛失・盗難
パスポート
マレーシアでパスポートを紛失したら、警察に届け出し、被害届書を発行してもらいます。その後、日本国大使館、総領事館等で旅券の失効手続きと「帰国のための渡航書」の発給を受け、マレーシア移民局で滞在許可の再確認のための手続きを行います。なお、新規旅券発給もできますが、発給には4日(閉館日は含まない)かかります。
2024年9月現在、在マレーシア日本国大使館の領事窓口を利用する際は、事前予約が必要です。
オンラインで予約をとり、予約番号を必ず控えましょう。
https://airrsv.net/japanembassykl/calendar
【旅券の失効手続きに必要な書類】
・紛失一般旅券等届出書 ※窓口で取得
・警察が発行した被害届書
・写真(縦45㎜×横35㎜)1枚(6カ月以内に撮影)
【帰国のための渡航書申請に必要な書類】
・警察が発行した被害届書
・渡航書発給申請書1通 ※窓口で取得
・写真(縦45㎜×横35㎜)1枚(6カ月以内に撮影)
・帰国用航空券(原則として直行便)
・戸籍謄本1通(6カ月以内に発行のもの)
・手数料
クレジットカード
すぐに現地、または日本にあるカード会社のサービスデスクに連絡し、カード無効化の手続きをします。その際にカード番号や有効期限を聞かれるので、旅行前にメモしておきましょう。カードによっては、現地で再発行が受けられます。
病気・けが
ホテルのフロントから医者を呼んでもらうか、海外旅行保険に加入している場合は保険契約証に記載されている緊急連絡先に問い合わせを。かかった費用は保険会社から病院へ直接支払われるのがほとんどですが、帰国後に医療費を請求する必要がある場合は、必ず診断書や領収書をもらいましょう。
日本国内
●大使館・領事館・情報収集
◎マレーシア大使館
https://www.kln.gov.my/web/jpn_tokyo
◎マレーシア政府観光局
https://www.tourismmalaysia.or.jp/
●主要空港
◎成田国際空港インフォメーション
https://www.narita-airport.jp/jp/inquiry
◎羽田空港ターミナルインフォメーション
https://tokyo-haneda.com/contact/
◎関西国際空港情報案内
https://www.kansai-airport.or.jp/contact
◎中部国際空港セントレア各種お問い合わせ
https://www.centrair.jp/help/contact/
マレーシア
●大使館・領事館
◎在マレーシア日本国大使館(クアラルンプール)
https://www.my.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
◎在ペナン日本国総領事館(ペナン)
https://www.penang.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000270.html
◎在コタキナバル領事事務所(コタキナバル)
https://www.kotakinabalu.my.emb-japan.go.jp/itpr_ja/annai_j.html
●日本語が通じる医療機関(外務省「世界の医療事情」より)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/asia/malaysia.html
●警察・救急車・消防署
TEL:999
●クレジットカード会社 緊急連絡先
◎Visa®(クレジットカード紛失時のお手続き)
https://www.visa.co.jp/support/consumer/lost-stolen-card.html
◎JCB®(JCB紛失・盗難海外サポート)
https://www.jcb.jp/services/emergency_support.html
◎Mastercard®(お手持ちのMastercard®に関するお問い合わせ)
https://www.mastercard.co.jp/ja-jp/personal/get-support/issuer-contact-information.html
◎アメリカン・エキスプレス®(カードの紛失・盗難時に)
https://www.americanexpress.com/jp/support/contact/lost-stolen.html?intlink-hp-cs-top-trouble
Text:るるぶ編集部
●2024年9月2日時点の資料を基に執筆しています。最新の情報はご自身で各所公式Webサイトにてご確認ください。
●本情報は、各所公式Webサイトの情報を中心に掲載していますが、本情報の内容から更に変更されている可能性もあります。これらの国への渡航を検討される際には、各国当局や各国在京大使館のWebサイトを参照するなど、最新の情報を十分に確認してください。