イタリアの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? イタリア旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年11月13日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
時差
日本との時差は-8時間。日本が正午ならイタリアは朝4時。サマータイム(3月最終日曜~10月最終日曜)は時差が-7時間になる。2025年は3月30日~10月26日。
通貨
通貨はユーロ(€)
€1=約165.87円(2024年11月13日現在)
言語
公用語はイタリア語。都市部の観光施設やホテル、レストラン、ショップなどでは英語が使えることが多いです。郊外の街では英語が通じない場合もあります。
紙幣・通貨の種類
イタリアでは欧州統一通貨ユーロ€を使用しています(イタリアではエウロと発音)。紙幣は全6種、€5、10、20、50、100、200。硬貨は全8種、1、2、5、10、20、50¢(ユーロセント)と€1、2。表面のデザインは各国共通、裏面は各国独自のデザイン。
チップ
基本的にホテルやレストランの料金にはサービス料が含まれることが多いです。その場合は必ず払う必要はありませんが、気持ちのいいサービスを受けたときや、何かリクエストをした際には払うといいでしょう。金額は€1~5程度を目安に。
両替
空港や銀行Banca、街なかの両替所Cambio、ホテル、24時間両替機で両替できます。レートは店によって異なりますが、一般的に銀行は比較的よく、観光名所近くの両替所はあまりよくありません。銀行、両替所ともにレートはよくても手数料が高い場合があるので確認しましょう。
ATM
レストランや大型ショップはクレジットカードを利用できる店が多いですが、合計利用額の少ないバールやカフェ、個人商店、売店などでは使えないこともあります。街なかに24時間利用できるATMがありキャッシングも可能ですが、機械の故障なども稀にあるので、現金はある程度持っておくのが安心です。
日本からのアクセス
東京(羽田)からローマまで、直行便で約15時間。乗り継ぎの場合は20時間以上かかる場合もあります。
ベストシーズン
春(3~5月)と秋(9~11月)。日本と同様四季がありますが、地中海性気候に属するため全体的に温暖で湿度が低いのが特徴。ただし近年は猛暑や大雪になることもあります。
旅行日数
6泊8日~がおすすめ。1都市だけなら3泊5日も可能ですが、初めてのイタリア旅行や、2都市以上巡るなら移動時間を考慮して1週間以上の日程を確保したいところ。
喫煙
イタリアは禁煙法により、屋内は指定された喫煙所を除いて原則禁止。屋外は基本的に喫煙可能ですが、病院や学校付近など禁煙区域での喫煙は罰金なので、標識に注意が必要です。
飲料水
購入した方が安心です。水道水は基本的に飲めますが、日本と比べて石灰分が多く含まれます。慣れないうちはお腹を壊すこともあるので注意。ペットボトルの販売はガス(炭酸)入りとガスなしがあります。
トイレ
街なかに公衆トイレはほとんどありません。急に行きたくなった場合は、カフェやバールを利用しましょう。利用後はその店でドリンクなどを注文するのが礼儀です。ペットボトルの水などを購入でもOK!
ドレスコード
高級レストラン以外も注意が必要です。教会など宗教施設は神聖な場所なので、ノースリーブやショートパンツなど露出の多い服装は禁止。ドレスコードを設けているレストランは少ないですが、汚い靴は避けましょう。
接客
ショップに入出店する際、無言はマナー違反。「Buongiorno(こんにちは)」「Grazie(ありがとう)」または日本語でもOKなので挨拶をしましょう。商品を手に取ったり、試着する際も必ずひと声かけて。基本的に接客は1人ずつなので、先客がいる場合は順番を待ちましょう。
営業時間や定休日
キリスト教文化が色濃いイタリアは、日曜や祝日は休みが多いです。平日でも教会やショップは長い休憩時間をとるのが一般的。7~8月に数週間の夏休みをとるショップやレストランも多いので、事前に調べていくのがおすすめ。
電圧
日本の電圧が100Vなのに対して、イタリアの電圧は230Vと高いです。コンセントの形も日本と異なるCタイプなので、日本製の電化製品を使用する場合は変圧器とアダプターが必要。スマホやカメラの充電器など、100~240Vと記載のあるものはイタリアでもそのまま使うことができます。
イタリア国内通話
最初に市外局番を付けます(ローマ…06、フィレンツェ…055、ミラノ…02、ヴェネツィア…041)。携帯電話の普及により公衆電話は少なくなっています。
国際電話
日本からイタリアへ
010(国際電話識別番号)→39(イタリアの国番号)→相手先の電話番号(最初の0は付ける)
※携帯電話の場合は「010」または「+」のあとに「39」、相手の電話番号をタップして発信します。
イタリアから日本へ
イタリアから日本へ電話をかける場合は国際直通ダイヤルを利用します。ホテルの客室からかけると、通話料のほかに手数料がかかります。
国際直通ダイヤル
00(国際電話識別番号)→81(日本の国番号)→市外局番(最初の0はとる)→相手の電話番号
※携帯電話へかける場合も、「080または090」の最初の「0」はとる
Wi-Fi事情
空港や鉄道駅、観光施設、ホテルなど、無料Wi-Fiを設置しているところもあります。接続が不安定なこともあるので、常にWi-Fiに接続したい場合は海外用Wi-Fiルーターをレンタルするか、SIMフリーの端末があれば現地のSIMカードを購入するのも手。また、街なかでスマートフォンなどを操作する際には、スリなどに狙われやすくなるので、十分注意しましょう。
スマートフォンの設定
スマートフォンを持っていく場合は「機内モード」をON、「モバイルデータ通信」と「データローミング」をOFFにすれば接続をシャットダウンできます。これを忘れると、海外用の定額プランなどに加入していない場合、高額請求になることがあります。
ビジネスアワー
レストランは15~19時ごろ、ショップは13~15時ごろに中休みがある店が多いです。定休日は日曜と祝日が多く、観光施設やレストランは閉館日を月曜に設定しているところが多いです。
郵便
優先郵便(Postapriority Internazionale)と普通郵便(Postamail Internazionale)があり、優先郵便は50gまで€4.65で日本へは約1週間、普通郵便は20gまで€2.45、50gまで€4.00で日本へは1カ月ほどで到着します。宛先の末尾に「JAPAN(イタリア語でGIAPPONE)」と書き、赤い下線を引きます。切手は郵便局やタバッキで購入可能で、郵便局は日曜と祝日が休みです。
マナー
美術館や博物館では静かに見学し、作品にふれないこと。館内撮影可のところでもフラッシュはたいてい禁止です。ドレスコードの項目とも重複しますが、教会は神聖な場所でもあり、タンクトップなど極端に肌を露出した服装はNGです。