ベルギーの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は?変換プラグのタイプは?ベルギー旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年10月19日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
時差
日本との時差は-8時間。日本の正午は、ベルギーでは午前4時。サマータイム(3月最終日曜~10月最終日曜)は時差が-7時間になります。
通貨
通貨はユーロ(€)
€1=約160.62円(2024年10月19日現在)
言語
公用語はオランダ語とフランス語とドイツ語。北部ではオランダ語、南部ではフランス語が使われ、ブリュッセルは2カ国語併用地域。ドイツ語はドイツ国境付近で使われています。英語の通用度も高いです。
紙幣・貨幣の種類
ベルギーでは欧州統一通貨ユーロ€を使用しています。紙幣は全6種、€5、10、20、50、100、200。硬貨は全8種、1、2、5、10、20、50¢(ユーロセント)と€1、2。表面のデザインは各国共通で、裏面は各国独自のデザインになっています。
チップ
ほとんどの料金にサービス料と税金が含まれているので、基本的にチップは不要。ただし、特別なサービスに対する気持ちを表すのに、チップを払う習慣があります。気持ちのよいサービスを受けたらチップを渡しましょう。
両替
空港、主要駅、GWK(公認両替所)、大型ホテルなどで両替可能。銀行は、両替に対応していないところも。レートや手数料は場所によって異なります。街なかにも「Cash」や「Change」と記された両替所がありますが、必要分は出国前に用意するのがベター。
ATM
ブリュッセルなどの大都市なら見つけやすいです。CirrusやPLUSマークが付いた国際キャッシュカードなら、自分の口座からユーロ紙幣を引き出すことができます。ただし、クレジットカードを優先的に使って、現金の所持は最小限に留めるほうが安全です。
日本からのアクセス
ANAの直行便、成田-ブリュッセル便が曜日限定で運行しています。所要時間は約14時間30分。他都市から高速鉄道ユーロスター(旧タリス)でベルギーに入るプランも人気です。
ベストシーズン
5~9月。気候的には6~8月がベストですが、それだけに混み合います。時期を少しずらすとホテルの予約なども取りやすくなります。ブリュッセルのグランプラスで2年に一度開催される花の祭典「フラワーカーペット」のころは特に混雑します(2024年は8月15~18日の予定)。
旅行日数
オランダとベルギー2カ国を周遊するには、日本との往復で2日、首都に各1日滞在、移動に各半日以上と考えると、少なくとも7日間は欲しい。ブルージュやアントワープなど、ブリュッセルにも足を延ばすなら、さらに日数が必要です。
飲料水
水道水は飲料水としての水質に問題はありませんが、硬質で石灰分が多く含まれています。味が気になる場合はスーパーなどで買えるミネラルウォーターを利用しましょう。ミネラルウォーターには無炭酸と炭酸ガス入り、微炭酸の3種類があります。一般的な銘柄は、ベルギー産の「SPA」。
トイレ
街なかに公衆トイレは少ないので、カフェやデパートを利用しましょう。トイレを借りたら、コーヒーを飲んでいくか、レジでチップを払うのがマナーです。駅やファストフード店、劇場などもほとんどの場合が有料(チップ制)で、トイレ入口付近にクレジットカード精算機(タッチ式が多い)やチップ皿があったり、係の人に直接払ったり。料金の目安は€1。英語やイラストでの表示も多いですが、オランダ語(蘭)とフランス語(仏)の表記は次のとおり。
トイレ…蘭=Toilet /仏=Toilettes・Lavabo
男性用…蘭=Heren /仏=Hommes・Monsieurs
女性用…蘭=Dames /仏=Femmes・Dames
ドレスコード
高級レストランではフォーマルな服装の着用を義務付けているところがあります。男性ならジャケットにネクタイ、女性ならワンピースなど、ドレスアップして出かけましょう。それ以外のレストランでは基本的にカジュアルな服装で問題ありません。食事中は、音を立ててスープを飲んだり、大声で話をしたり、酔って羽目をはずすのはマナー違反です。
電圧・プラグの形状
電圧は127/230V、周波数は50Hz。日本国内用の電化製品を現地で使う場合は、変圧器と変換プラグが必要になります。ノートPCなどアダプターを使用する製品なら変圧器は不要なこともあります。プラグの形は主にBタイプ、Cタイプ、SEタイプ。丸型の2ピンタイプが一般的ですが3ピンタイプもあります。
ベルギー国内通話
ベルギーの街なかには、最近では公衆電話が少ないです。国内電話は、手数料がかかりますがホテルの部屋からかけるのが安心。市内電話のかけ方で注意したいのは市外局番です。ベルギーでは市内であってもエリアを示す市外局番も含めて押しましょう。
国際電話
日本からベルギーへ
010(国際電話識別番号)→32(ベルギーの国番号)→相手先の電話番号(最初の0は付ける)
ベルギーから日本へ
ベルギーから日本へ電話をかける場合は国際直通ダイヤルを利用します。ホテルの客室からかけると、通話料のほかに手数料がかかります。
国際直通ダイヤル
00(国際電話識別番号)→81(日本の国番号)→市外局番(最初の0はとる)→相手の電話番号
※携帯電話へかける場合も、「080または090」の最初の「0」はとる
Wi-Fi事情
無料Wi-Fiを完備しているホテルは多いですが、通信速度や接続の安定性は異なるのでクチコミなどを確認しましょう。空港や駅、カフェなど無料Wi-Fiを使える場所も多いですが、セキュリティが不安。常時安全に接続したい人は、海外用Wi-Fiルーターをレンタル、eSIMを申し込む、もしくは海外でもデータをそのまま使えるプランの携帯キャリアに加入するなども手。街なかでスマホを操作する際は、スリはもちろん、置き忘れにも注意しましょう。
スマートフォンの設定
スマホを海外へ持って行く場合は「機内モード」をON、「モバイルデータ通信」と「データローミング」をOFFにすると、接続をシャットダウンすることができます。これを忘れると、海外用の定額プランなどに加入していない場合、高額請求になることがあるので注意が必要。
ビジネスアワー
みどころやレストラン、ショップは定休日のほかに、祝祭日は基本的に休業。日曜や月曜の午前中を休むところも多いため、計画的に動きましょう。ショップは9時、または10時から18時くらいまで。レストランはランチ12~14時、ディナー18~22時ごろで、ほぼ日本と同じです。クリスマスや夏期のヴァカンスシーズン(7~8月)、旅行者が少ない冬期などに長期休暇をとる店も多くなります。博物館や美術館は月曜休館が多めです。