デンマークの海外渡航情報!ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは?デンマーク旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年11月21日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2024年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されています。 ※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
PCR検査は必要?
日本出国前のPCR検査は不要です。
デンマーク入国時に必要なもの
2024年11月現在、日本国籍ならワクチン接種の有無に関わらず、デンマーク入国時にPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート
10年以内に発行されたパスポートで、シェンゲン領域国出国予定日から数えて3カ月以上の有効残存期間が必要です。※あらゆる180日の期間内に最大90日以内の観光、商用、知人訪問などを目的とする入国であれば、ビザは不要。ただし他のシェンゲン領域国と併せて旅行した場合、領域国内での滞在日数は合計で90日まで。
●ETIASの取得【EES(※)の6カ月後から導入予定】
ETIAS(エティアス)とは一般的な観光や乗り継ぎのために、シェンゲン領域国をはじめとするヨーロッパ諸国(イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、オランダなど30カ国)に入国する際に必要な渡航認証制度のことです。直近180日のうち、合計90日以内の滞在が認められます。EES(※)の6カ月後から導入が予定されており、取得をしていないと飛行機や船舶などに搭乗できないことも。申請はオンラインで行い、クレジットカードやさまざまなオンライン決済で支払いとなる予定(料金は€7で、18歳未満と70歳以上は無料)。申請後、ほとんどの場合は数分以内、遅くとも96時間以内に取得の可否を知らせるメールが届きますが、最大30日以上かかる場合もあるので、渡航予定よりかなり早めの申請が推奨されています。有効期限は3年、またはパスポートの有効期限まで。パスポートを更新した場合は、再びETIASを取得する必要があります。
◎ETIAS公式サイト
https://travel-europe.europa.eu/etias_en
※EES(Entry/Exit System)はヨーロッパ諸国29カ国に短期滞在する非EU国籍者登録システムで、2025年開始予定
●海外旅行保険加入【推奨】
海外で新型コロナウイルスに罹患した場合、医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備えて、海外旅行保険に入っておきましょう。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件が付いていることもあるので注意。また、帰国後に医療費を請求する場合は、現地の病院にかかった際の診断書や領収書を忘れずにもらいましょう。
●Visit Japan Webへの情報登録【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズ。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、海外渡航先の安全情報を出発前からメールやLINEで受け取れる外務省の無料配信サービスです。旅行中も大規模自然災害など緊急事態が発生した場合、安否確認の連絡を含め、すばやく支援が受けられます。
◎利用者登録はこちら
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【任意】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「入国審査及び税関申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みます。
入国の流れ
・到着
到着ゲートから案内表示に従って入国審査へ。シェンゲン領域国を経由(乗り継ぎ)した場合、最初の入域国の空港で入国審査が行われるので、最終目的地での入国審査は省略されます。
・入国審査
出入国カードはなく、バスポートの提示のみ。審査官に入国目的や滞在日数、この後行く都市(周遊の場合)など細かく聞かれることもあるので、英語での受け答えが不安な人は航空券(eチケット)の控えやホテルのバウチャーなどを提示できるようにしておきましょう。
・荷物の受け取り
利用した便名が表示されたターンテーブルで待ち、日本出国時に預けた荷物をピックアップします。荷物が出てこなかったり破損していた場合は、荷物を預ける際に渡されたクレームタグ(荷物引換証)を持って、近くにいる係員に対応してもらいましょう。
・税関
免税範囲なら、申告なしの「Nothing to Declare」(グリーンレーン)のゲートへ向かいロビーに出ます。免税範囲を超える場合は、機内で配られる申告書に注意事項を記入し、申告ありの「Goods to Declare」(レッドレーン)の赤色ランプのゲートへ行き、所定の税金を支払います。
・到着ロビー
到着ロビーには観光案内所や外貨両替所、ショップなどがあります。
・デンマーク入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類は、22%以上1ℓ、または22%以下のスパークリングを含む酒精強化ワイン2ℓのいずれか。ほかにワイン4ℓ、ビール16ℓ(17歳以上)
◎たばこは紙巻たばこ200本、細葉巻100本(1本3g)、葉巻50本、きざみたばこ250gのいずれか(17歳以上)
◎その他の商品は3250Dkk.(陸路の場合は2250Dkk.)まで
◎通貨は€1万相当以上の持ち込みや持ち出す場合は要申告
<シェンゲン協定とは>
ヨーロッパの一部の国家間で締結する検問廃止協定のこと。シェンゲン領域国間の移動は、国境の通行が自由化されています。これにより日本など領域国以外から入国する場合は、最初に到着した領域国の空港でのみ入国手続きを行います。出国の際は最後に出国する領域国で出国手続きをします。
シェンゲン領域協定国
イタリア、フランス、ノルウェー、ギリシア、ルクセンブルク、スウェーデン、ドイツ、オランダ、フィンランド、オーストリア、ポルトガル、スロヴァキア、ベルギー、チェコ、マルタ、ポーランド、スロベニア、リトアニア、ハンガリー、ラトビア、スイス、エストニア、デンマーク、スペイン、アイスランド、リヒテンシュタイン、クロアチア、ブルガリア、ルーマニア ※ブルガリアおよびルーマニアとそれ以外のシェンゲン領域国間の検問は空路と海路のみ廃止されましたが、陸路の検問は引き続き実施されています。
※2024年11月時点
出国の流れ
・チェックイン
北欧諸国はセルフチェックインが基本です(搭乗時刻の30~24時間前から)。チェックインをオンラインで済ませて、空港の自動チェックイン機で搭乗券と預け荷物のタグを印刷します。荷物タグは自分で付けて、荷物預けカウンターへ向かいましょう。
日本への帰国便など、長距離路線は従来どおり係員のいるカウンターもあります。2時間前からチェックイン開始で、係員にパスポートと航空券(eチケット控え)を提示します。大きな荷物を預け、荷物引換証(クレームタグ)と搭乗券を受け取ったら完了です。免税対象品を機内預けにする場合は、チェックイン時に申し出て税関印をもらいます。機内持込みにする場合は出国審査後でも免税手続きが可能です。
・手荷物検査
搭乗ゲート前で機内に持ち込むすべての手荷物をX線検査機に通します。PCやタブレット、カメラなどの電子機器は取り出さず、荷物ごとトレーへ。上着やマフラーなどは外しておきましょう。日本出国時と同様に、液体物や危険物の持込みは制限があるので注意が必要です。
・出国審査
シェンゲン領域国の最後の出国地で出国審査が行われます。パスポートと搭乗券を審査台に提出しましょう。パスポートに押印してもらえば審査は終了です。出国カードはありません。
・搭乗
搭乗券に指定された搭乗ゲートへ進みます。チェックイン時に確定していない場合は、掲示板でゲート番号や搭乗時刻を随時確認。搭乗時にパスポートの提示を求められることも。
免税手続きについて
タックス・リファンドとは
デンマークの商品価格には、付加価値税(VAT)が含まれています。EU圏以外の居住者がTAX FREE加盟店で、1日1店舗で一定金額以上の買物をし、未使用でEU圏外へ持ち出す場合、付加価値税の一部が払い戻される制度があります。帰国便が経由便で、購入品を機内預け荷物に入れるならチェックイン時に、手荷物にするなら最後に立ち寄るEU加盟国で税関印をもらいます。税関手続きは、購入日から購入月末日より3カ月以内に、払い戻し手続きは1年以内に行うこと。(グローバルブルーの場合)
免税手続きの流れ
①TAX FREE加盟店で
一定金額以上の買物をしたら、タックスフリーフォーム(免税書類)を発行してもらいます。この時、パスポートの提示が必要です。
②空港で
セルフサービスの税関承認用キオスクで手続き、または税関カウンターで免税書類に税関印をもらいます。記入済みの書類のほか、パスポート、航空券(eチケット控え)または搭乗券、未使用の購入品、レシート原本が必要です。
③お金の受け取り
専用の払い戻しカウンターにて、税関印のある免税書類とパスポート、購入品のレシートの原本、購入した商品を提示し払い戻しをうけます。承認された場合、還付金は5営業日以内に口座へ振り込まれます。現金(現地通貨)で受け取る場合は手数料を引いた額が払い戻されます。払い戻しカウンターが閉まっているときは専用BOXへ投函しましょう。詳しくは、グローバルブルーの公式サイトを確認。
税率/免税対象額
25%/300.01Dkk. 以上
<問い合わせ先>
◎グローバルブルー
https://www.globalblue.com/ja
日本帰国時の注意
海外渡航者には免税範囲が設けられており、「Visit Japan Web」による電子申告が推奨されています。これを利用しない場合は、紙の申告書を提出しましょう。
<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関https://www.customs.go.jp/を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
※2024年11月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/ を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用剤、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。
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