
インドの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? インド旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年5月14日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
summary
日本入国時の水際措置の終了
2025年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が行われています。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webサービスの情報登録 【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「入管手続※」「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズに行えます。
※2025年4月から羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入管手続が行えます。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備えて、海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意しましょう。また、帰国後に医療費を請求する場合は必ず、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
●荷物の注意点
詳細は事前に各航空会社の公式サイトなどで確認しておきましょう。 花火やクラッカー、キャンプ用のガスボンベ、加熱式食品(弁当) 、スプレー缶、 コード式ヘアアイロンの一部は飛行機にいっさい持ち込めません。 一方、リチウムイオン(金属) 電池を内蔵した携帯型電子機器は機内預け入れ、 持ち込みとも可能ですが、ケースや衣類などで保護しましょう。 預け入れの場合は、電源を完全にOFFにし、 固いスーツケースなどに入れましょう。
・機内に預け入れる荷物 (機内持ち込み不可)
ナイフ、ハサミ、先の尖ったもの、工具類など。 液体物は機内持ち込みに量的制限(下記)が設けられているため、 これ以外のものは機内に預けましょう。
・機内に持ち込む荷物 (預け入れ不可)
リチウムイオン電池は、 衝撃や損傷などが原因で火災につながるおそれがあるため、 モバイルバッテリーや予備電池は預け入れできません。 必ず機内に持ち込みにします(容量が100~160Wh以下の製品、 1人2個まで)。ほかワイヤレスイヤホン、電子たばこなども預け入れは不可。詳細は事前に下記で確認しましょう。なお喫煙用ライターは通常1人1個までですが、インド発の便は預け入れ、持ち込みとも不可。
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_fr2_000007.html
インド入国に必要なもの
2025年5月14日現在、インド入国時にワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待機期間もありません。
●パスポート(ビザ申請時)
ビザ申請時に6カ月以上有効で、余白が2ページ以上あることが必要です。
●ビザ
入国にビザが必要ですが、細かい規定は頻繁に変わります。最新の情報はインド政府のサイトなどで確認しましょう。
インドビザオンライン(インド政府):https://indianvisaonline.gov.in/
・電子観光ビザ
近年主流の取得方法で、インドに入国する4日前までにオンラインでビザを申請します。申請料は有効期間により、30日(4~6月US$10、7~3月US$25)、1または5年(US$25)から選びましょう。※手数料2.5%が別途加算。搭乗手続きやインド入国時にビザのETA(Electronic Travel Authorization)の写しが必要になるのでコピーを事前に用意しておきましょう。
ビザ申請時には、①パスポート ②顔写真データ(JPG) ③パスポートの顔写真ページ(PDF)④クレジットカードが必要です。
・到着時ビザ
インド到着時に取得する事前申請不要のビザで、入国日から60日間滞在可能、入国回数2回まで。国内6空港で取得可能で、申請料はRs.2000(相当額の外貨も可)です。
ビザ申請時には、①パスポート ②申請書(現地記入も可)が必要です。
※空港での手続きには英語でのコミュニケーションが必要なほか、ビザ取得までに1~2時間かかることも
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●帰国時の入管手続※・税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
税関申告の登録はVisit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携行品・別送品申告」をタップして手続きを済ませて二次元コードを発行します。二次元コードは入国審査と税関申告の両方の手続きが可能です。二次元コードを未発行の場合は税関申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
※2025年4月から羽田空港、成田空港、関西空港の一部ターミナルで、Visit Japan Webで作成した二次元コードとIC旅券を読み取らせると、税関申告とともに帰国時の入管手続が行えます。
インド入国の流れ
・チェックイン
利用航空会社のカウンターでパスポートと航空券(eチケット)を提示します。スーツケースなどの荷物を預けて荷物引換証(Claim Tag)と搭乗券を受け取ります。電子観光ビザを事前に取得している場合、ETA(Electronic Travel Authorization)の写しを確認される場合があるので提示できるようにしましょう。
・入国審査
インド入国に際して必要なのは、入国カード(Arrival Card)と税関申告書(Custom Declaration Form)、ビザが添付されたパスポート(電子観光ビザは承認画面の写し)。空港に到着したら、まず入国審査に向かいましょう。電子観光ビザ所持者は「e-Visa」、そのほかは「Foreign Passport Holders」の列に並び、パスポートと入国カードを提示します。入国カードと税関申告書(申告がある場合)は機内で配布されるので、漏れのないよう記入しましょう。
インディラガンディー空港利用の場合、電子観光ビザ所有者はキオスク端末で生体認証登録を行えます。その後入国審査カウンターへ進むと入国手続きがスムーズです。
・荷物受取所
飛行機の便名が表示されたターンテーブルで、預けた荷物を受け取ります。万が一荷物が破損していたり出てこなかったりしたら、すぐに空港の係員に申告して航空会社のカウンターへ行き、荷物引換証の半券を提示して所定の手続きを行いましょう。
・税関
荷物を受け取った後は、申請が必要な場合にはRed Channelと書かれたレーンへ進み申告を。申請するものがない場合にはNothing to Declareもしくは、Green Channelと書かれたレーンを通ります。
・インド入国時の制限
<主な免税範囲>
◎外貨…US$1万(現金のみの場合はUS$5000)相当額以上は要申告
◎酒類…2ℓ以内
◎たばこ…紙巻たばこ100本、または葉巻たばこ25本、または刻みたばこ125g
◎その他…みやげ物はRs.1万5000相当、ノートパソコン1台(18歳以上)
<主な持ち込み禁止品>
電子たばこ、加熱式たばこ、麻薬や向精神薬、知的財産権を侵害する製品、野生動植物の製品、偽造紙幣・硬貨、指定された鳥や動物など
インド出国の流れ
空港に入る際にセキュリティチェックがあり、パスポートと航空券(eチケット)を提示します。空港へは出発予定時刻の3時間以上前には到着すると安心です。
・チェックイン
国際線のチェックインは出発の3~4時間前から開始されます。利用する航空会社のカウンターに行き、パスポートと航空券(eチケット)を提示。機内預けにする大きな荷物を預け、搭乗券と荷物引換証を受け取りましょう。航空会社によっては自動チェックイン機やオンラインチェックインも利用できます。インドから出発する全便に対し、航空機へのマッチ・ライターの持込みが禁止されています。 また、スーツケースなど預け荷物の中に入れることも禁止されているので注意が必要です。
・出国審査
ビジネス/ファーストクラスは専用レーン、それ以外はAll Passport Holdersのレーンへ。パスポートと搭乗券を提示し、パスポートに出国スタンプが押印されます。税関申告物があればこの時点で申し出ましょう。
・X線検査
男女別々のレーンでのチェックがなされます。すべての手荷物をX線に通し、ボディチェックを受けましょう。行きと同様、液体物の持込み制限があるので注意が必要です。
・搭乗
指定時間までに搭乗ゲートに並びましょう。パスポート、搭乗券を提示して機内へ。
日本帰国時の免税について
<主な免税範囲(成人1人あたり)>
◎酒類…3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ…紙巻たばこのみの場合200本、葉巻たばこのみの場合50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(アイコスのみ、またはグローのみの場合は200本、ウィズは50個)。その他の場合は250g。20歳未満の免税はなし。
◎香水…2オンス 1オンスは約28㎖。オーデ コロン、オードトワレは含まない。
◎その他…1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量。その他は海外市価の合計額20万円まで。
※詳細は税関https://www.customs.go.jp/を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚せい剤、爆発物や火薬、通貨または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。
<輸入規則>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは要検疫。乳製品も制限あり。
※2025年5月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の習得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用薬、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。
『るるぶインド』