インドの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? インド旅行の際に知っておきたいことまとめ(2024年10月7日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
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時差
日本との時差は-3時間30分です。サマータイム制は採用していません。
言語
連邦公用語のヒンディー語、準公用語の英語のほか、憲法で公認されている州の言語が22あります。独特の訛りが強いものの、英語教育の制度が整っているためホテルやレストランなどでは英語が通じやすいです。
気候
4~6月が暑気、7~9月が雨季、10~3月が乾季。デリーやムンバイといった都市部では例年11~1月にかけて大気汚染が顕著なのでマスクなどで対策を。
トイレ
都市部では洋式トイレが普及していますが、和式に似たしゃがむタイプも。手桶で水を汲んで左手で洗う、またはシャワーで流す方式なので紙は付いてないこともあるので、トイレットペーパーやティッシュを持参し、使用後はゴミ箱に捨てましょう。
チップ
サービス料が含まれている場合は、原則的にチップは不要ですが、含まれない場合は10%程度を渡しましょう。ポーターには荷物1個につきRs.10~、ガイドには1日Rs.100程度。リクシャーではお釣りの端数をチップとして渡してもよいでしょう。
飲料水
水道水は硬水で衛生面からも飲み水に不向きです。「kinley®」などのミネラルウォーターを必ず購入しましょう。未開封がどうかの確認も必須です。レストランで出される水や氷、生野菜にも注意。
暦
歴史的にさまざまな宗教・文化が入り混じるインドでは、さまざまな暦が存在します。公的には「インド国定歴」が西暦1957年から採用されています。
電気
ほとんどの地域で電圧は220V、50Hz。プラグは日本のAタイプではなくB、B3、BF、C、SEタイプのためアダプターが必要です。
通貨
通貨単位はルピーで、一般的には「Rs.」が使われています。単に「₹」とも表記されることも。
Rs.1=約1.7円(2024年10月現在)
現金とクレジットカード
インド国内ではクレジットカードが使えない場所も多いので、現金は必須です。少額紙幣を多めに用意しておきましょう。両替にはパスポートが必要なので忘れずに。
ATM
事前の用意が必要ですが、国際デビットカードで現地通貨を引き出せます。クレジットカードのキャッシングも利息がかかりますが、必要な額だけ引き出せるので便利です。いずれの場合も暗証番号(PIN)が必要なので、利用限度額とともに事前に確認をしておきましょう。インドでは反応に10~15秒かかるATMもあるので、心づもりをしておきましょう。
<ATMの利用手順>
❶ カードを挿入口に入れる
❷ 暗証番号(PIN)を入力
❸ デビットカードは、saving account、クレジットカードはcash advance/creditを選択
❹ 引き出し(withdrawal)→希望金額→enterを入力
紙幣・硬貨の種類
紙幣はRs.5、Rs.10、Rs.20、Rs.50、Rs.100、Rs.200、Rs.500の7種類。硬貨は主にRs.1、Rs.2、Rs.5、Rs.10の4種類が流通しています。補助単位のパイサーPaisa(P.)があり、Rs.1=100Pですが、現在はほとんど使用されていません。
インド国内での通話
ホテルの客室からの場合、外線専用の番号をダイヤルしてから相手の電話番号をダイヤル。インド国内なら、市外局番0をダイヤル→市外局番(デリーなら11、ムンバイなら22)→相手の電話番号を。
国際電話
日本からインドへ
010→91(インドの国番号)→相手の電話番号(頭の0はとる)。
インドから日本へ
00(国際電話識別番号)→81(日本の国番号)→市外局番(最初の0はとる)→相手の電話番号。スマートフォン・携帯電話の場合、国際電話識別番号の替わりに「+」を用います。ホテルの客室電話の場合、外線専用の番号を押してから相手の電話番号をかけましょう。また、インターネットへ接続できる場合は、LINEやInstagramなどのアプリで日本と同様に無料で通話が可能です。
携帯電話・スマートフォン
国際ローミングに対応していれば、到着したら自動的に現地の通信回線に切り替わり使えるようになります。ローミングになっている間、通話無料や通話定額のプランの適用外になり、着信にも料金がかかるなど、料金が高額になりがちなのでご注意!
ローミング中に電話をかける場合は、通話相手が回線契約している国の国番号を入れてからダイヤルします。
スマートフォンの設定
一切の通信が不要であれば「ローミング」をオフにするか、「機内モード」をオンにしましょう。この状態でもWi-Fiへの接続のほか、カメラや目覚ましの機能は利用可能です。 通話のみが必要であれば「ローミング」をオンにして「モバイルデータ通信」をオフにします。機種によっては「音声通話ローミング」のみを切り替えることもできます。高額な海外通話料金を避けつつ、インターネットへ接続したい場合はこちらを利用しましょう。
インターネット
メールチェックなど限定的な用途ならホテルやカフェなどのWi-Fiも利用できます。専用の接続手段を頻繁に利用したい場合は、以下の方法があります。
●モバイルWi-Fiルーターをレンタル
予約しておけば、出発空港で受け取り・返却が可能で、1日1000円ほどから利用できます。支払いを事前に日本円でできる、複数人で利用できるなど利点が多いのが特徴。
●SIMカード(物理SIM/eSIM)
SIMフリーの端末が必要で、物理SIMは到着空港のショップや、日本でのECショップで購入が可能。eSIM対応の機種ならWeb上で購入したSIMカードをダウンロードして使用することも。容量や期間によりますが2000円前後から購入でき、旅慣れた人向け。
●国際ローミング
通常の料金内、もしくは1日1000円ほど~の追加料金で普段のデータ容量内で利用可能。ただし通信キャリア、ブランドごとにサービス内容、料金、対応状況は大きく異なるため事前によく確認を。
マナー・ルール
●すべて「右手」が基本
インドは社会全体で穢れに対する意識が強い国。排便後に左手を使って洗う習慣があるため、左手は不浄と考えられており、物の受け渡しや握手は右手でするのがマナーです。食事も右手を使って口に運びます。食べ物を口に運んで唾液がついた場合、右手はさらに不浄とされるため、調味料などテーブルの物を取るときは左手を使うので注意が必要。
●露出
女性はあまり肌を見せない習慣があり、露出の激しい服装は控えましょう。男性のショートパンツも礼儀正しい服装とは言えないので、寺院参拝の際には十分配慮を。モスクではストールなどで頭を隠す必要があったり、牛革製品(カバンやベルト)が持ち込み禁止のことも。
喫煙
指定されたスペース以外での喫煙、空港や駅、レストランや道路など公共の場所での喫煙は罰金対象となります(州により異なる)。電子・加熱式たばこの持込み、携帯も禁止されているので注意が必要です。
飲酒
飲酒可能な年齢は州によって異なるので注意が必要。デリーでは飲酒は25歳以上から。喫煙同様、飲酒は宗教上の理由から寛容とされないことが多いです。そのため、高級ホテル内のレストランやバーには酒類を置いているものの、小さなレストランでは飲めないことが多いです。また、国が定める禁酒の日(ドライデー)や、禁酒の州もあるので事前に確認を。