タージマハル

【インド旅行で外せない観光地!】タージマハルなど歴史的建築物からおみやげまで、観光&体験スポット14選

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日本の約9倍の国土面積を誇るインドは、人種、言語、文化においても多彩な顔をもっています。歴史を感じられる世界遺産からおみやげ購入におすすめなスポットまで、インドを旅行するならば押さえておきたいスポットをぎゅっとまとめてチェックしましょう。

Summary

世界遺産が3カ所! インドの古都「アグラ地区」

タージマハル
赤と白のコントラストが美しい、タージマハルのモスク

アグラ地区は、デリーからヤムナー河を200㎞ほど南下した場所に位置するインドの古都です。タージマハルを筆頭に世界遺産が3カ所あり、国内外から連日多くの観光客が訪れる一方、旧市街では昔ながらの庶民の生活が垣間見られます。

インドが誇る、ムガル建築の最高傑作「タージマハル」

タージマハル
最愛の妻と眠る、シャー・ジャハーンの夢の跡

莫大な国費と長い歳月をかけて建てられた大霊廟。均整のとれた総白大理石の建造物は、インド建築の最高峰と謳われています。ムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが最愛の妻ムムタズ・マハールの死に捧げた霊廟で、1632年から22年の歳月をかけて造られました。完璧なまでにシンメトリックなデザインは、見る者に神秘的な印象を与えます。大霊廟は1983年に世界遺産に登録されています。

■Taj Mahal(タージマハル)
TEL:0562-2226431(ウッタル・プラデーシュ州観光局タージマハルオフィス)
開場時間:日の出30分前~日没30分前
定休日:金曜
料金:Rs.1100(ADAチケットRs.500含む)、メイン霊廟入場の場合別でRs.200


歴代皇帝の居城となった赤い城「アグラ城」

アグラ城
アグラ城

デリーからの遷都に伴い、ムガル帝国第3代皇帝アクバルにより1565年から8年かけて建てられた城塞。堅牢な赤砂岩の城壁は高さ20m、2.5㎞にわたって続いています。広々とした城内には王族の住居や謁見の間、モスクなどが建てられていて、どれも個性的なデザイン。後の皇帝たちによる建物も含まれ、色褪せることなく現存しています。

■Agra Fort(アグラ城)
開場時間:日の出~日没
定休日:なし
料金:Rs.650(ADAチケットRs.50含む)※金曜はRs.600

新旧のインドが交差する喧騒の街「デリー地区」

デリー地区
ニューデリーの街並み

爆発的な成長を続けるインドの首都デリー。昔ながらの活気に満ちたオールドデリー、開発が進むニューデリー、新しいショッピングスポットや世界遺産が点在するサウスデリーの3エリアに分かれ、それぞれ違った表情をもっています。


伝統医学で美を磨く! アーユルヴェーダ体験

アーユルヴェーダ体験
インドでは身近な医学、アーユルヴェーダを体験

アーユルヴェーダはギリシャ医学、中国医学と並ぶ、世界3大伝統医学の一つ。日本でも女性を中心に知名度が高く、インドでは体調をコントロールするのに必要な、身近な医学として浸透しているんです。せっかくインドを訪れたならば、本場の施術を体験してみては? 観光客は、ホテルのスパや地元の人も利用する街なかのサロンを利用するのが一般的。単なるマッサージ体験に留まらず、専門ドクターによる問診が受けられるので効果が高いといわれています。

ヒンドゥーとイスラムが融合する美しき遺跡「クトゥブ・ミナールと複合建築群」

クトゥブ・ミナールと複合建築物
クトゥブ・ミナールは全長72.5mで、インドで最も高いミナレット

奴隷王朝からハルジー朝時代の歴史建築が残る、インド最古のイスラム遺跡群。ヒンドゥー教徒に勝利した記念として奴隷王朝の創始者アイバクと、その後継者イルトゥミシュによって造られた尖塔、クトゥブ・ミナールが最大のみどころです。ヒンドゥー教寺院を破壊した石材で造られたイスラム教寺院跡も見逃せない!

■Qutab Minar and Its Monuments(クトゥブ・ミナールと複合建築群)
開場時間:日の出~20時
定休日:なし
料金:Rs.600(ビデオカメラ持込み料Rs.25、トイレ使用の際Rs.5)

タージ・マハルの原型となったムガル建築の傑作「フマユーン廟」

フマユーン
建物の中央部の部屋にある、フマユーンが眠る墓

広大な庭園に立つ、赤砂岩と大理石のコントラストが見事な建築物。ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟で、ペルシア出身のフマユーンの妃ハージー・ベーガムが建築を指示し、9年の歳月を経て1565年に完成しました。ペルシアとインドの建築様式が融合したムガル建築というスタイルは、ここを発祥としています。

■Humayun’s Tomb(フマユーン廟)
開場時間:日の出~日没
定休日:なし
料金:Rs.600(ビデオカメラ持込み料Rs.25)

コロニアル建築が軒を連ねる「コンノート・プレイス」

コンノート・プレイス
白い列柱の内部は日陰になっているので、暑い時期にも歩きやすい

イギリス植民地時代の都市計画によって整備された場所。白い列柱の建物が二重の円を描くように並び、海外のカジュアルブランドや各国料理店などが揃っています。インナー、センター、アウターサークルに分かれていて広範囲に及ぶので、行くお店の目星をつけて訪れましょう。

■Connaught Place(コンノート・プレイス)
営業時間・定休日:店により異なる

威風堂々! インド最大級のモスク「ジャーマ―・マスジッド」

ジャーマ―・マスジッド
入口の階段はミーナ・バザールから直結している

シャー・ジャハーンの命により、1644年から14年の歳月をかけて建造されたモスクです。インド最大のイスラム教寺院にして、ラール・キラーと並ぶムガル様式建築の代表格。一度に2万5000人が礼拝できる広大な敷地に、祈祷場、ミナレットなどが立ち並ぶさまは荘厳です!

■Jama Masjid(ジャーマー・マスジッド)
開場時間:7~12時、13時30分~18時30分(一日5回のお祈りの時間はイスラム教徒のみ入場)。冬期は~17時30分。金曜は8時~11時30分のみ開館
定休日:なし
料金:無料(カメラやスマートフォン持込み料Rs.300)ミナレット入場はRs.100

赤砂岩が美しいムガル朝文化の集大成「ラール・キラー」

ラール・キラー
1655年に建てられた赤砂岩のラホール門

タージ・マハールを築いたムガル帝国の5代皇帝シャー・ジャハーンが、要塞として建築させた優美な城。イギリス統治時代には軍事施設となり、1857年のインド大反乱以降はインド軍が兵舎などの目的で使用しています。そのため現在一般公開されているのは一部のみ。インドの独立記念日には、首相演説の場として用いられています。

■Lal Qila(Red Fort)/ ラール・キラー(レッド・フォート)
開場時間:6~18時(音と光のショーJai Hindはヒンディー語20時~、英語20時45分~ ※季節により異なる)
定休日:月曜
料金:Rs.850(ビデオカメラ持込み料Rs.25)、音と光のショーは席により異なる

極彩色に彩られたエキゾティックシティ「ジャイプール地区」

ジャイプール地区
新市街は城壁の外に発展するモダンなエリア

デリーの南西約260㎞にある、ラジャスタン州の州都。「ピンクシティ」とよばれる旧市街、象のタクシーで行けるアンベール城など、みどころも多いです。歴史が息づく名所を巡りながら、魅力にふれましょう。

優美なファサードが目を引くピンクシティの象徴「風の宮殿」

風の宮殿
内部は多色ガラスのステンドグラスがはめ込まれている

姿を見られることを禁じられていた宮中女性のために、1799年にマハラジャ、サワーイー・プラタップ・スィンが建てた宮殿。5階建ての正面部分は奥行きのない小部屋に区切られていて、どの方角からでも風が入るよう工夫されています。女性たちはここから祝祭の行列や、日常の活気ある街の様子を眺めたのだとか……! 入口は建物裏手の細い路地沿いにあります。

■The Palace of Winds(Hawa Mahal)風の宮殿(ハワー・マハール)
TEL:9829414069
開場時間:9時~16時30分
定休日:なし
料金:Rs.200

旧市街の中心に立つ歴代マハラジャの住居「シティ・パレス」

シティ・パレス
写真奥に見えるのがマハラジャの住居であるチャンドラ・マハール

アンベールからジャイプールへの遷都を行ったマハラジャ、サワーイ・ジャイ・スィン2世によって1729年に建設された王宮。現在もマハラジャ一家が居住していて、その一部を博物館として公開しています。繊細で優美な建築をはじめ、歴代マハラジャが使用した車や衣装など、ゆかりの品々を見学することができます。

■The City Palace(シティ・パレス)
TEL:0141-4088888
開場時間:9時30分~18時(夜の博物館は18時30分~20時30分)
定休日:なし
料金:Rs.1000(カメラ・ビデオカメラ持込みOK)

野外アートのような天文観測施設「ジャンタル・マンタル」

ジャンタル・マンタル
敷地にはユニークな形の天体観測機が並ぶ

天文学者でもあったマハラジャ、サワーイ・ジャイ・スィン2世が1728年に建造した天文観測所。全部で16の観測儀があり、それぞれ時刻や太陽の高さ、星座の位置、日の出と日没の太陽の位置などを計測できます。マハラジャはこれら測定値をもとに暦の製作や天候予測を行い、政治や祭儀に活用していたそうですよ。1901年に修復が行われ、現在も正確に観測が続けられています。

■Jantar Mantar(ジャンタル・マンタル)
TEL:7737058438
開場時間:9~17時
定休日:なし
料金:Rs.200

インドみやげはココで買うのがオススメ!

地元の空気を楽しみながらショッピングを楽しめるスポットをご紹介します。

全国の工芸品が集まる官営市場「ディリー・ハート」

ディリー・ハート
衣料品や生活雑貨など多種多様なお店が集合!

料金を支払い入場するマーケット。インド全土から、国の認可を受けたお店のみが集まるため、安心して買物が楽しめます。官営のマーケットながら、比較的安価な商品も! 値引き交渉も可能なので、ギフトにも自分にも満足いくアイテムが見つかりますよ。

■Dilli Haat(ディリー・ハート)
住所:Kidwai Nagar West
TEL:011-26119055
営業時間:夏期10時30分~22時、冬期11~21時
定休日:なし
料金:Rs.100

日本人オーナー経営の名店「ハッピー・ハンター」

ハッピー・ハンター
オシャレな看板を目印に来店を

ハウズ・カーズ・ヴィレッジにほど近い場所にある、日本人オーナー経営の紅茶の専門店。オーナー自ら全国の茶園に訪れセレクトされた紅茶は、一級品ばかりです。「手仕事」がコンセプトで毎回更新されるパッケージなどにもこだわっていて、パッケージコレクターもいるのだとか。駐在の人たちにも人気で、日本人のお客さんも多いです。

■Happy Hunter(ハッピー・ハンター)
住所:E52 Hauz Khas Main Market
TEL:011-41421442
営業時間:10~18時
定休日:なし

ローカル御用達の庶民派スーパー「リライアンス・フレッシュ」

リライアンス・フレッシュ
スナック菓子やスパイスなども豊富

インドのスーパーチェーン。デリー市内だけでも多くの店舗があり、食品から日用雑貨なども揃います。スナック菓子やインスタント食品はバラマキみやげとしても最適! 外国人旅行者の利用も多く、安心して買物ができます。

■Reliance Fresh(リライアンス・フレッシュ)
住所:1-C Next to Green Chigh,Block B 7, Arjun Nagar, Safdarjung Enclave
TEL:18001027382(問合せ窓口)
営業時間:7~22時
定休日:なし

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「るるぶインド」表紙画像


Text:Minimal
Photo:Ryo Tsuchida

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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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