
クロアチアの海外渡航情報! ビザは必要? 時差は? 変換プラグのタイプは? クロアチア旅行の際に知っておきたいことまとめ(2025年4月6日更新)
再び盛り上がりはじめた海外旅行。渡航の前に用意しておくことやもの、最新情報をこの記事で確認してから出かけましょう!
Summary
日本入国時の水際措置の終了
2025年現在、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置は終了しています。
以前の水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、現在は不要となります。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されています。 ※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはありません。◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webサービスの情報登録【推奨】
日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズ。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://services.digital.go.jp/visit-japan-web/
クロアチア入国時に必要なもの
2025年4月現在、クロアチア入国時にワクチン接種完了証明やCDC指定の宣誓書などを提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。
●パスポート
10年以内に発行されたパスポートで、残存有効期間は帰国予定日から3カ月以上必要。
※観光目的で、シェンゲン領域国での滞在日数の合計が直近180日のうち合計90日以内であればビザ不要
●ETIASの取得【2026年から導入予定】
ETIAS(エティアス)とは一般的な観光のために、シェンゲン領域国をはじめとするヨーロッパ諸国(イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、オランダなど30カ国)に入国する際に必要な渡航認証制度のことです。直近180日のうち、合計90日以内の滞在が認められます。EES(※)の6カ月後から導入が予定されており、取得をしていないと飛行機や船舶などに搭乗できないことも。申請はオンラインで行い、料金は€7で、18歳未満と71歳以上は無料となる予定です。申請後、ほとんどの場合は数分以内に取得の可否を知らせるメールが届きますが、最大30日以上かかる場合もあるので、渡航予定よりかなり早めの申請が推奨されています。有効期限は3年、またはパスポートの有効期限まで。パスポートを更新した場合は、再びETIASを取得する必要があります。
◎ETIAS公式サイト
https://travel-europe.europa.eu/etias_en
※EES(Entry/Exit System)はシェンゲン領域国に短期(観光)滞在する非EU国籍者登録システムで、ETIAS に先行して2025年10月ごろ開始予定。詳細は未定
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備えて、海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意しましょう。また、帰国後に医療費を請求する場合は必ず、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、海外渡航先の安全情報を出発前からメールやLINEで受け取れる外務省の無料配信サービスです。旅行中も大規模自然災害など緊急事態が発生した場合、安否確認の連絡を含め、すばやく支援が受けられます。
◎利用者登録はこちら(外務省)
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【推奨】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みます。
クロアチア入国の流れ
①到着
飛行機を降りたら、到着(Arrival)の表示に従って入国審査へ進みます。シェンゲン領域国を経由(乗継ぎ)した場合、乗継ぎ地の空港で入国審査が行われます。
②入国審査
入国審査ではEU諸国外旅行者(NON EU NATIONALS)のカウンターに並びましょう。順番が来たら審査官にパスポートと復路または第三国行き航空券を提示します。審査は写真と同一人物であることを確認される程度ですが、稀に旅行目的を質問されることもあります。検疫検査はほとんどありません。
③荷物受け取り
フライト便名が表示されたターンテーブルで荷物を待ちます。荷物が出てこない、破損しているなどのトラブルは、遺失物相談所で手荷物引換証(ClaimTag)を空港係員に提示して対処してもらいましょう。
④税関申告
荷物を調べられることはほとんどありません。外貨を含む通貨の持込み・持出しは、いずれも€1万相当まで。それ以上の額を所持している場合は必ず申告をしましょう。
クロアチア入国時の注意
<主な免税範囲>
◎たばこ類▶紙巻たばこ200本、または細葉巻100本、または葉巻50本、または刻みたばこ250gまで(17歳以上)
◎アルコール類▶度数22%以上の酒1ℓ、または度数22%未満の酒2ℓ、非発泡性ワイン4ℓ、ビール16ℓまで(17歳以上)
◎現地通貨・外貨▶€1万以上の現金またはそれに相当する外貨、小切手などの持込みは要申告
◎みやげ品▶:€430(空路および海路の場合、15歳未満は€150)相当まで
<主な持込み禁止品>
肉製品(エキス、即席めんなどを含む)、牛乳・乳製品、EU・周辺ヨーロッパ国産以外の動物製品等。
クロアチア出国の流れ
①チェックイン
空港へは出発の2時間以上前には到着しましょう。航空会社のカウンターでパスポートと航空券(eチケット控えなど)を見せ、荷物を預けたら、搭乗券と手荷物引換証(ClaimTag)をもらいます。なお、オンラインでのチェックイン、あるいは空港内のセルフチェックイン機を活用すると待ち時間が短縮されて便利です。
また、預け入れ荷物は鍵を壊して中を確認される場合もあり、鍵をかけないことを推奨されています。ただし、TSロック式のスーツケースなら、保安官は特殊ツールで開けられるので、鍵をかけたまま預けられます。
②セキュリティチェック
ゲート前までには最低1回の手荷物検査及びボディーチェックがあり、パスポートと搭乗券の提示が求められます。時間がかかることも多いので注意。テロ対策のため、ベルト、時計、アクセサリーなどの金属類を外し、上着と靴を脱いで金属探知機を通るように指示されます。
③搭乗ゲートへ
搭乗時間に余裕をもってゲートに向かいましょう。搭乗時にもパスポートと搭乗券の提示が求められます。
日本帰国時の注意
<主な免税範囲>
◎酒類:3本(1本760㎖のもの)。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:「紙巻たばこ」のみの場合200本、「葉巻たばこ」のみの場合50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルーム・テック」は50個まで)。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス(1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない)
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(そのほかは海外市価の合計額20万円までが免税)
※詳細は税関https://www.customs.go.jp/ を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、指定薬物、銃砲類、爆発物や火薬類、通貨または証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。ラン、サボテンなど生きている動植物のほか、対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製などは特に注意
<そのほか注意するもの(一例)>
◎果実、切花、野菜などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。ソーセージといった肉類はほとんどの場合、持ち込めない
※詳細は動物検疫所https://www.maff.go.jp/aqs/ を参照
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用剤や化粧品は標準サイズで1品目24個以内