飛び立つ飛行機とスーツケース

【保存版】飛行機のモバイルバッテリー持ち込みルール|2026年変更点まとめ

ライフスタイル るるぶ&more.編集部 海外旅行 旅行準備
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

自分のモバイルバッテリーは飛行機に持ち込めるのかどうか、不安に感じていませんか? 2026年4月からルールが変わり、容量や個数に加えて機内での充電にも制限が設けられました。この記事では、機内持ち込みの基本ルールから容量の確認方法、航空会社別のルールまでを解説します。搭乗前の確認にお役立てください。

Summary

モバイルバッテリーの機内持ち込みルール

空港ロビー

モバイルバッテリーは、160Wh以下のものを1人2個まで、飛行機の機内に持ち込めます。モバイルバッテリーとは、リチウムイオン電池を内蔵し、スマホなどの電子機器を充電するための機器を指すとされています。

機内でモバイルバッテリーの発煙・発火事例が発生しているため、航空機での取り扱いには国が定めた安全基準があります。ここではまず、従来から変わらない基本ルールを説明します。

なお、モバイルバッテリー以外の機内持ち込み手荷物のルールは、「年末年始の旅の前にチェック! 迷いがちな機内持ち込み手荷物ルール3選」で紹介しています。

持ち込めるのは160Wh以下のみ

機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、ワット時定格量が160Wh以下のものに限られます。160Whを超えるモバイルバッテリーは、機内に持ち込めません。

この基準は、国土交通省が定める安全基準によるものです。お手持ちのバッテリー本体に記載された容量表記を、搭乗前に確認しておくと安心です。

預け入れは禁止

モバイルバッテリーをスーツケースなどの預け入れ荷物に入れることは禁止されています。これは2026年の新ルール以前から続く決まりで、国土交通省の安全基準に定められています。

飛行機を利用する際は、必ず手荷物として客室内に持ち込みましょう。空港でスーツケースを預ける前に、モバイルバッテリーが入っていないか確認しておくと安心です。
参考:国土交通省|モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて

2026年4月からの機内持ち込み新ルール

2026年4月24日から、モバイルバッテリーの機内持ち込みに関する新ルールが適用されました。世界的に機内でのリチウム電池に関連する火災が増えていることを受け、国際民間航空機関(ICAO)の国際基準が緊急改訂されたためです。

従来のルールとの違いは、次の表のとおりです。

項目
従来
2026年4月24日以降
容量の上限
160Wh以下
160Wh以下(変更なし)
持ち込み個数
100Wh以下:制限なし
100Wh超~160Wh以下:2個まで
容量にかかわらず1人2個まで
機内でのバッテリーの充電
可能
禁止
バッテリーからスマホなどへの充電
可能
禁止
預け入れ
禁止
禁止(変更なし)

※表は左右にスクロールできます

それぞれの変更点と今後の見通しについて、順に説明します。

個数は1人2個までに

機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、1人あたり2個までと定められました。従来の容量制限に加えて、個数の上限が新たに設けられた形です。3個以上のモバイルバッテリーは持ち込めないため、旅行の荷造りの際は個数にも注意しましょう。

機内でのバッテリーの充電は禁止

機内でモバイルバッテリー本体を充電することは禁止されました。飛行中に充電したくなっても、モバイルバッテリーへの充電はできません。バッテリーの残量は、搭乗前に空港などで確認しておきましょう。

バッテリーからスマホへの充電も禁止

モバイルバッテリーからスマホなどの電子機器へ充電することも、機内では禁止されました。持ち込み自体は可能ですが、機内で使うことはできない点に注意が必要です。スマホやタブレットを機内で使う予定がある場合は、搭乗前に本体を充電しておくと安心です。

2027年からは100Wh制限の可能性も

機内に持ち込めるモバイルバッテリーの容量は、2027年1月以降、100Whに制限される可能性があります。国際航空運送協会(IATA)の規定変更によるものです。

現時点で確定したルールではありませんが、これからモバイルバッテリーを購入する人は、100Wh以下の製品を選んでおくと今後も使いやすいと考えられます。
参考:国土交通省|モバイルバッテリーの機内持込みの新たなルールについて

機内持ち込みできる容量の確認方法

モバイルバッテリー

機内持ち込みのルールでは、容量が「Wh(ワット時定格量)」という単位で定められています。一方、市販のモバイルバッテリーの多くは「mAh(ミリアンペアアワー)」で容量が表記されています。

単位が異なるため、自分のバッテリーが持ち込めるかどうか、ひと目では判断しにくい場合があります。ここでは、mAhをWhに換算する方法と、代表的な容量の判定例を紹介します。

mAhをWhに換算する式

ワット時定格量(Wh)は、次の式で算出できます。

Wh=定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷1000

たとえば1万mAh・3.7Vのバッテリーなら、10000×3.7÷1000=37Whです。定格電圧はバッテリー本体の表記で確認でき、リチウムイオン電池では3.7Vが一般的とされています。本体にWhの記載がある場合は、計算せずそのまま確認できます。

1万mAh・2万mAhは持ち込み可能

1万mAhや2万mAhのモバイルバッテリーは、機内に持ち込めます。定格電圧3.7Vで換算すると、いずれも上限の160Whを下回るためです。

容量(mAh)
ワット時定格量(3.7Vで換算)
機内持ち込み
1万mAh
37Wh
2万mAh
74Wh
3万mAh
111Wh

※表は左右にスクロールできます

なお、100Whを超える30,000mAhクラスの製品は、航空会社によっては事前承認などの条件がつく場合があります。2027年1月以降のルール変更によって持ち込めなくなる可能性もあるため、注意しましょう。

市販されている一般的なモバイルバッテリーの多くは、この範囲に収まります。ただし、持ち込めるのは1人2個までのため、容量だけでなく個数にも注意しましょう。

容量表記がないものは持ち込み不可

WhもmAhも表記が確認できないモバイルバッテリーは、機内に持ち込めません。ANAでは、ワット時定格量が不明な場合は160Whを超える場合と同様に持ち込み不可と案内されています。

長年使って印字が消えてしまった製品や、容量表記のない古い製品は、持ち込みを断られる場合があります。表記が確認できない場合は、メーカーに問い合わせるか、搭乗前に買い替えを検討しましょう。
参考:政府広報オンライン|飛行機へ持ち込めないもの(2026年版)

航空会社別の機内持ち込みルール

モバイルバッテリーの機内持ち込みルールは、国土交通省の安全基準に基づくため、日本の航空会社であれば基本的に共通です。ただし、会社によって独自の条件や案内がある場合もあります。ここでは、JAL・ANA、LCC、海外の航空会社の順に説明します。

JAL・ANAのルール

JAL・ANAとも、国の基準と同じ内容でルールを定めています。160Wh以下のモバイルバッテリーを1人2個まで持ち込み可能で、預け入れと機内での充電は禁止です。両社とも、2026年4月24日の搭乗から新ルールを適用しています。搭乗前に最新の情報を確認したい場合は、各社公式サイトの手荷物案内ページが確認先になります。

なお、JALではカメラ用バッテリーなどの予備電池について、100Whを超え160Wh以下のものはモバイルバッテリーとあわせて2個までと案内されています。

LCC(Peach・ジェットスターなど)のルール

PeachやジェットスターなどのLCCも、160Wh以下・1人2個まで・機内での充電禁止という基本ルールは大手と共通です。両社とも2026年4月24日搭乗からのルール改定を告知しています。

一方で、会社独自の条件もあります。ジェットスターグループでは、100Whを超え160Wh以下のモバイルバッテリーの持ち込みに事前承認が必要とされています。適用条件は便や運航会社によって異なる場合があるため、LCCを利用する際は予約した会社の公式サイトで確認しておきましょう。

海外の航空会社のルール

海外の航空会社を利用する場合は、搭乗する会社の公式サイトでルールを事前に確認しましょう。国・地域によっては、日本の基準とは別の制限を設けている場合があるためです。

ANAでは、コードシェア便や他航空会社の運航便が旅程に含まれる場合、他社の手荷物ルールが適用になる場合があると案内されています。海外への乗り継ぎ便を利用する際は、特に注意が必要です。
参考:JAL|国内線 制限のあるお手荷物
参考:Peach|機内におけるモバイルバッテリーの取り扱いルール改定について(2026年4月24日ご搭乗より)
参考:ジェットスター|危険物/制限のある手荷物
参考:ANA|機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)


モバイルバッテリー機内持ち込みの注意点

容量や個数のルールを守っていても、持ち込み方や機内での扱い方に注意が必要な場合があります。ここでは、端子の保護、機内での保管方法、誤って預けてしまった場合の対処という3つの注意点を説明します。

端子を保護してショートを防ぐ

機内に持ち込むモバイルバッテリーは、ショート(短絡)しないように個別に保護することが求められています。端子部分が金属などに触れると、ショートが起こるおそれがあるためです。
JALでは、ショート防止措置として次のような方法が案内されています。

  • 購入時の小売り容器に収納する
  • むき出しの端子部分をテープなどで絶縁する
  • プラスチックの袋や保護パウチに1つずつ収納する

荷造りの際は、バッテリーをかばんに直接入れず、袋やケースに入れておくと安心です。

機内では手元で保管する

機内では、モバイルバッテリーを座席上の収納棚に入れず、座席ポケットなど手元で保管しましょう。政府広報オンラインによると、これは加熱・膨張・発煙などの異常にすぐ気付けるようにするためです。

万が一、機内でモバイルバッテリーに異常を感じた場合は、直ちに客室乗務員へ連絡してください。

誤ってスーツケースに入れた場合の対処

モバイルバッテリーをスーツケースに入れたまま預けそうになった場合は、空港カウンターや保安検査場で必ず係員に申し出ましょう。政府広報オンラインでも、危険物を持っている場合は係員への申し出が必要と案内されています。

持ち込みの可否について判断がつかない場合も、自分で判断せず航空会社に確認するのが安心です。荷造りの段階でモバイルバッテリーを手荷物用のかばんに入れておくと、預け間違いを防げます。
参考:政府広報オンライン|飛行機へ持ち込めないもの(2026年版)

機内持ち込みできるモバイルバッテリーの選び方

これからモバイルバッテリーを購入する人は、機内持ち込みの観点から2つのポイントを押さえておくと安心です。容量の目安と、法律で定められた安全基準への適合を示すPSEマークについて説明します。

100Wh以下だとより安心

新しく購入するなら、ワット時定格量が100Wh以下のモバイルバッテリーがおすすめ。現在の上限は160Whですが、2027年1月以降は100Whに制限される可能性があるためです。

100Whは、定格電圧3.7Vで換算すると約2万7000mAhに相当します。1万~2万mAhといった一般的な容量の製品は、ほとんどが100Wh以下に収まります。長く使うことを考えて、容量に余裕をもたせつつ100Wh以下を目安に選ぶとよいでしょう。

PSEマークを確認

購入時には、PSEマークが表示されているかも確認しましょう。モバイルバッテリーは電気用品安全法の規制対象で、2019年2月1日以降、PSEマークのないものは販売が禁止されています。

経済産業省も、モバイルバッテリーを購入する際はPSEマークが表示されているか確認するよう呼びかけています。マークは本体の外側に表示されています。機内に持ち込む機会が多い人ほど、安全基準を満たした製品を選ぶことが大切です。
参考:経済産業省|モバイルバッテリーに関するFAQ(電気用品安全法)

まとめ|モバイルバッテリーの機内持ち込みは160Wh以下・1人2個まで

モバイルバッテリーのルールは2026年4月に大きく変わり、今後も見直しが行われる可能性があります。搭乗前には、お手持ちのバッテリーの容量表記と、利用する航空会社の最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。

フライト当日は、モバイルバッテリーを手荷物用のかばんに入れ、スマホの充電を済ませてから空港へ向かいましょう。これだけで、保安検査や機内で慌てる心配はほとんどなくなります。

荷造り全体の最終チェックには、「確認必須! 国内旅行の持ち物リスト|期間別・シーン別に紹介」も役立ちます。準備を整えて、快適な空の旅を楽しみましょう。


Photo:PIXTA

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る
この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください