キラキラのあじさいスイーツにうっとり。北鎌倉・老舗和菓子店の6月限定上生菓子
6月の北鎌倉はあじさいが色づき、1年で最も賑わうシーズン。そんな北鎌倉駅西口の真横にあるのが、昭和23年創業の老舗和菓子屋「御菓子司こまき(おかしどころこまき)」です。キラキラと輝くあじさいの和菓子とお抹茶のセットは6月だけの限定メニュー。あじさいが旬の北鎌倉で味わえる、この時期だけのあじさいスイーツを見逃さないで!
1日1種類の和菓子、あじさいの上生菓子とお抹茶セット
北鎌倉駅西口を出て左手すぐにひっそりと佇む「御菓子司こまき」。昔ながらの和風の建物は、静かな北鎌倉の雰囲気にもぴったりマッチしています。
こちらのお店で頂けるのが、季節ごとに変わる1日1種類の和菓子とお抹茶のセット。中でも一番人気なのが、6月限定のあじさいの上生菓子です。
白あんの周りに、錦玉(きんぎょく)と呼ばれる寒天を溶かして作るお菓子をさいの目にカットし、まとわせてあります。
お抹茶は京都から取り寄せているものを使用。注文が入ってから丁寧に点ててくれるお抹茶は苦すぎずさっぱりしていて、和菓子のお供にぴったり。
キラキラとした透明感は、まるで雨に濡れたあじさいのよう…!初夏を思わせる涼しげな色合いに、思わず見惚れてしまいます。6月はこのあじさいの上生菓子を求めて来店する方がほとんどなのだとか。
土日など人気の日は売り切れてしまう場合もあるので、事前に電話をすればお菓子を取り置きしてくれるそうです。テイクアウトも6個セット(2202円)から可能なので、北鎌倉のお土産にもおすすめですよ!テイクアウトの場合も事前に電話予約した方が確実です。
こちらの1日1種類の和菓子は季節ごとにモチーフが変わり、春や秋など多い時には月に10種類にもなるのだそう。
他にも定番のあんみつ(767円)や小倉白玉(800円)から、夏はかき氷、冬には温かいおしるこ(767円)など、その時々の季節を感じるお菓子に出合うことができます。
静かで落ち着く、風情ある店内
少し暗めの店内は駅前とは思えないほど静かで、しっとりと落ち着いた雰囲気。席数はそれほど多くなくこぢんまりとした広さなので、1人や少人数で訪れるのがおすすめです。
趣がある建物は昭和50年くらいに建て直したもので、北鎌倉の街並みに溶け込んでいます。
奥にある大きな窓から見えるのは、円覚寺の白鷺の池。まるで1枚の絵を眺めているような、季節の移り変わりを切り取った風景を楽しむことができます。
静かな雰囲気の中、ぼーっと自然の景色を眺める時間に癒されること間違いなしです…!
北鎌倉のあじさい散策の休憩に
せっかくこの時期に北鎌倉へ訪れるなら、周辺のお寺へあじさい巡りをするのもおすすめ!北鎌倉には明月院や円覚寺、東慶寺などあじさいをたっぷり楽しめるお寺がたくさんあります。
中でも特に人気なのが「あじさい寺」とも呼ばれる明月院。北鎌倉駅東口から徒歩10分ほどの場所にあります。
明月院のあじさいは「明月院ブルー」とも呼ばれるほど、ほとんどが青いあじさい。境内を埋め尽くすように植えられた約2500株ほどもあるあじさいが一斉に咲く姿は圧巻です!
あじさいシーズンの明月院はかなり混雑していて、土日は特に開園時間に行っても入園待ちすることも。少しでも空いてる日を狙うなら、平日の早朝や雨の日などがおすすめです。
例年、開花時期は5月下旬〜7月初旬頃で、見頃は6月中旬〜下旬頃。北鎌倉きってのあじさいの名所は一見の価値アリですよ!
うっとりするほど美しいあじさいの上生菓子とお抹茶のセットが味わえる、北鎌倉の「御菓子司こまき」。駅前にあるので、周辺のお寺であじさい散策した帰りに立ち寄るのにぴったりです。
6月限定の風流な和菓子を、ぜひ味わってみてくださいね!
text & photo:てい えみ
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