インテリアにもなる“苔テラリウム”が今人気!鎌倉の苔専門店へ
鎌倉・由比ガ浜にある「苔むすび」は、苔の研究家として知られる園田さんのアトリエ兼ショップ。店内には、透明な容器の中で苔を育てる“苔テラリウム”がいっぱいです。はじめてでも簡単に育てられる“苔テラリウム”をご紹介します!
今回のお目当ては、由比ガ浜にお店を構える苔の専門店「苔むすび」です。江ノ電和田塚駅から歩いて約3分。鎌倉駅西口からでも御成門通りを通って6分ほどの場所に位置しています。
店内に一歩踏み入れると、足元に幻想的なミズゴケが広がっていました!実はこれ、リノベーションする前の古民家で使われていた、“堀りごたつの穴”を活用した「ミズゴケ園」なんです。
たっぷりと水分を含んでキラキラと輝くミズゴケは、特に優美。ぜひ鉄格子に顔を近づけて眺めてみてください。
「苔テラリウムを通して、苔と暮らす楽しさを伝えたい。苔には人の心を癒すちょっと不思議な力もありますよ」と話してくれたのは、「苔むすび」の店主であり、苔の研究家でもある園田さん。
ちなみに、園田さんおすすめの鎌倉随一の苔スポットは、浄明寺エリアにある「一条恵観山荘」なんですって!
アトリエを兼ねた店内には苔テラリウムがいっぱい!
約70年前の古民家をリノベーションしたアトリエを兼ねた店内には、約30種類の苔テラリウムや苔鉢、インテリア作品などさまざまな苔が展示されています。眺めているだけでも十分楽しいのですが、ここにある作品は販売もしているので、気に入ったものがあれば自宅で育てることも可能なんです。
手軽に苔をはじめてみたい人におすすめなのが、毎月数回開催される「苔テラリウムのワークショップ」。こちらの写真は先生の作品ですが、このような蓋を閉めた容器の中で苔を育てる「クローズドタイプ」と呼ばれる苔テラリウムを、初心者でも2時間(1人4300円)ほどで簡単に作ることができるんですよ。
苔に親しみながら苔の勉強もできるとあって、毎回大人気の苔テラリウム作り体験。開催日や予約については、直接お店にお問合せください。
タイミングが合えば、スタッフさんが苔テラリウムを作っているところも見られます!苔の扱い方や植え方のテクニックなど、要チェックです。
インテリアとして飾りたい!おしゃれな苔グラス
“和”なイメージの強い苔ですが、インテリアとしても使えるオシャレな苔が増えているのをご存知ですか?
コチラは、ガラスのおちょこに、ちょこちょこっと苔を植える「おちょコケ」。オープンタイプの可愛らしい苔テラリウムです。蓋をかぶせず上部を開けたままなので、適度な湿度が保てて育てやすいのも特徴のひとつ。多少水やりを忘れても問題ないそうですよ!
面倒な手間がかかることなく、一年中美しい緑の苔を楽しむことができる「苔テラリウム」は、苔を育ててみたいと思っている人に、とにかくもってこい。
先ほどの手のひらサイズのキュートな苔に対して、こちらは高さ約15cmのグラスを使ったもの。遠近感を意識したストーリー性のある作品になっています。登山客とクマのフィギュアを使うことで、器の中の苔が、山のリアルな草木に見えるから不思議です。
続いてご紹介するのは、鉱山の風景を表現したコチラ!溶岩石と水晶と9種類の苔のコラボによるダイナミックな作品なんです。グラス自体も高さが30cmあるので、存在感は抜群。器の中のフィギュアが、今にも動き出しそうですよね!
最後に、苔テラリウムを彩るミニチュアフィギュアのお話を少し。使っているのはジオラマ用のミニチュアフィギュアで、苔に刺しやすいようにステンレスの釘を付けてオリジナル加工しているそうです。店内で1つ300円~購入することができるので、自分好みのフィギュアを探してみてはいかがでしょう。
苔の魅力を感じられるだけでなく、オリジナルの苔テラリウムも作れる「苔むすび」。まずは一度お店を訪れて、美しい苔の世界を体感してみてください。
text:清沢奈央
photo:櫻井めぐみ
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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