最高にエモい!!京都で見つけた台湾料理店が、台湾そのもの

最高にエモい!!京都で見つけた台湾料理店が、台湾そのもの

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河原町丸太町にある『微風台南 tears2(びふうたいなん てぃあーず2)』は、「京都で台湾料理を食べるならココ!」と台湾人旅行者からも評判のお店。料理の味やメニューは日本人への忖度なし!の本場の味。台湾からの留学生アルバイトたちが気ままにディスプレイするインテリアも個性的で、いま最高にエモいお店です。

Summary

河原町丸太町の交差点を少し北へ上がった穴場な台湾料理店

京都御所からは近いものの、観光よりは地元密着の店が多い河原町丸太町エリア。京都に来た台湾の人たちが「台湾そのもの」と懐かしむ台湾料理店『微風台南 tears2』は、河原町通り沿い、丸太町を少し北に歩いた場所にあります。

路面店の入り口には、レトロな古家具と小さな赤い提灯。懐かしいガラスの引き戸を開けて、中に入ると…。

雑然と集められた台湾や日本のレトロ雑貨。台湾は、明治から昭和の中期にかけて日本統治下にあったという歴史もあり、台湾雑貨と日本の古民家は違和感なくよく馴染みます。

かつての古民家には必ずといっていいほどあった、玄関口の土間部分は、テーブル席が2つ。

靴を脱いで上がるお座敷は、ゴザの上に座布団とテーブルが置かれて、友達の田舎の家にお邪魔しているかのような居心地のよさ。

インテリアは、アルバイトの台湾留学生たちが、それぞれ自分勝手に空間をレイアウトしていて、さまざまな世界観が不思議に混じり合いながら、台湾の景色が再現されていきます。

台湾留学生たちが手がけた作品も置かれていたりして、ちょっとした文化交流の場所。

壁には本好きにはたまらない本棚。ブックディレクターがいるわけではなくて、店主の平岡さんの個人蔵書からあふれ出たものだそう。
「プロレス地獄変」から「陸王」、「ムーミン谷」まで振り幅が広すぎるのに、どこか心惹かれる本が集まっていて、読書しに通いたくなります。

かわいさあふれる手描きメニューから選ぶ人気No. 1スイーツはこれ!

さて、肝心の台湾料理のメニューを拝見。手作り感あふれるメニュー。

開けると、とってもかわいいイラスト付きのメニュー。開店当時は、台湾留学生や滞日台湾人のためのメニューしかなかったそうですが、日本人でも注文できるようにイラストと日本語付きのメニューが登場。まるでこちらが台湾旅行をしている気分!

タピオカとプリンと仙草が入った「妃茶三兄弟」もとっても気になるのですが、ここは平岡さんオススメ&台湾女子たちに人気のメニューで。

豆花(ドゥファ)総合 600円
豆花(ドゥファ)総合 600円

台湾で、女子たちの人気No. 1だとバイトの女学生が教えてくれた「豆花」。メニューの“総合”というのは、トッピングを全部のせしたものです。

トッピングは、タピオカ、あずき、仙草ゼリー、芋団子の4種類。あっさりとした豆花に芋団子のねっとりした甘さ、仙草ゼリーの薬草感、タピオカやあずきの食感が混じり合って、なんとも満足度の高い一皿!これで600円とは、ありえない安さ。

蝶豆花茶(ディエドゥホアチャ)600円
蝶豆花茶(ディエドゥホアチャ)600円

フォトジェニックさで人気の「蝶豆花茶(ディエドゥホアチャ)」。バタフライピーを使った三層に色が変わるドリンクですが、注文が増えすぎると困るので今までメディア掲載禁止だったもので、今回初出しです。

珍珠百香果茶  600円
珍珠百香果茶 600円

『微風台南tears2』では、テイクアウトも可能です。こちらは珍珠百香果茶(タピオカフルーツティー)。
味が三層になっていて、3階がフルーツティー、2階がタピオカ、1階がパッションフルーツで構成された甘酸っぱいフルーツティー。
パッションフルーツのタネの粒感まで感じられて、大満足の一杯です。

台湾気分を感じながら、ヘルシースイーツで癒しの時間。メニューは、台湾各地の流行りを取り入れながら気まぐれに変わっていくようなので、最新の台湾の食文化を知りたい人は、ここに行くのが早いかも。

ん?見た目を悪くするのがポイント? 台湾式、熱々お弁当

店内には、初心者のためにオススメメニューを書いた看板も。これも台湾留学生が知らないうちに始めたサービスだそう。人気の魯肉飯(ルーローファン)も蝦仁飯(シャーレンファン)も大・中・小とサイズを選べるのが、いろいろ食べたい女子にはポイント高め!

なんでも台湾では、食べ物をシェアするという文化がなく、みんなが一人で食べきれる量を食べるので、小サイズがあるのは普通のことだそう。夜もおひとりさまで行きやすいです。

鶏腿便當 800円
鶏腿便當 800円

台湾の人が本当に大好きなモノで、店長のオススメって何ですか?としつこく聞きまくって教えていただいたのが2位の「便當(べんだん)」。

便當とは日本でいう弁当のこと。台湾では、ほかほかのご飯のうえに、これまた出来立てアツアツのおかずを“雑”に盛るのが本式。「奥さんが美しく盛りすぎるから、いつも注意してるんです」と平岡さん。文化の違いって面白いですね。

特別に見せていただいたスパイスボウル。豚肉、牛肉、鶏肉など食材によって、またレシピによってひとつずつ配合が違っているそうで、この便當ひとつ作るにも、何種類ものスパイスボウルが使われています。見た目は全面茶色ですが、中華料理の香辛料の文化と日本食の食材を生かした味付けのいいとこ取り。週1で食べたくなる味です。

こんな感じで持ち帰りもOK。東京出張のサラリーマンが新幹線で食べるからと買って帰るなど、地元の人以外にも愛用者が多いそう。暖かくなってきたら、この便當と台湾ドリンクを持って鴨川べりでピクニックするのもいいですね!

Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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