京都のあんこ屋さん特製!米粉のふわふわスフレパンケーキ
京都・二条城から堀川通りを南に下った場所にある「都松庵」は、京都でも屈指の美味しい「あんこ屋さん」として知られていいます。その「都松庵」が手がけるカフェでは、あんこを使ったおいしいスイーツがいただけます。なかでも米粉のスフレパンケーキは絶品!パンケーキのほかにも、あんこの食べ比べや、白餡の元となる白いんげん豆の餡を練りこんだクッキーなどもオススメです。
Summary
名水のそばにあんこ屋あり!小麦粉を使わないスイーツあり!
京都市営地下鉄東西線・二条城前駅から堀川通りを南に徒歩5分の場所にある「都松庵」。京都屈指のあんこのおいしいお店として知られています。
昭和25年(1950)の創業時、堀川通りは名水「醒ヶ井」で知られ、良質の地下水は、多くの水を使うあんこ作りにうってつけの場所でした。都市化にともなって、現在、あんこ製造工場は、より良質な鈴鹿山系地下水を求め、滋賀県に移転しています。
堀川通りのお店は、2012年にあんこ専門店のスイーツショップ&カフェとしてオープン。2018年11月にリニューアルが完了しました。店限定の商品も多く、わざわざ噂をききつけて遠方からお買い物に来られる人がいるほどの人気店です。
驚きなのは、このシュークリームをはじめ「都松庵」で売られているスイーツすべて、小麦粉がつかわれていないこと。グルテンフリーにこだわっているからではなく昔から和菓子には小麦粉を使わないから。
ショップ&カフェをオープンするにあたって洋菓子もつくるようになったのですが、あんこ専門店らしく、引き続き小麦粉を一切使わず、米粉や豆で、とびっきり美味しいスイーツを作りました。
米粉のスフレパンケーキの美味しさと柔らかさに興奮!
カフェで、ぜひ注文したいのが、「米粉のスフレパンケーキ」。プレーン(780円)と抹茶(830円)の2種類があります。どちらも、北海道産小豆を使って柔らかくしっとり炊きあげたあんこがたっぷり。シロップは黒蜜が使われています。
注文を受けてから蒸すので、出来上がるまでに20~30分かかりますが、ナイフを入れた瞬間、あまりのふわふわ具合に「なにこれ!!」と感嘆の声が出るくらい。米粉は小麦粉に比べて胃にやさしく、一口ごとに宇治抹茶のいい香りが鼻にぬけ、おいしくって食べるのに夢中に。
さすが、専門店!あんこの食べ比べにコーヒーのための羊羹
専門店ならではの「あんこの食べ比べ 丸久小山園 ほうじ茶付き」(680円)もいただきましょう!
左から、北海道十勝産エリモ小豆粒あん、季節のあんこ(苺)、丹波大納言粒あん、白いんげん豆こしあん、北海道シュマリ小豆こしあんを最中の器でいただきます。
小豆の持つ繊細な風味が食べ比べられるよう、こちらのあんこは銅釜で炊き上げられています。
小豆の和菓子といえば羊羹も忘れてはいけません。都松庵では「コーヒーのための羊羹」が用意されています。浅練りの羊羹にいちじく、あんずのドライフルーツやくるみ等が細かく刻んでまぜられていて、フルーティーな味わいです。
セットでいただけるブレンドコーヒーは中煎りのコロンビアとグアテマラに、浅煎りのエチオピア・ナチュラルをブレンドしたもので、爽やかな飲み心地です。
甘い羊羹とコーヒーの苦みに酸味のあるクリームチーズがよく合います。
おみやげは白いんげん豆のクッキーを
手みやげの人気NO.1は、白いんげん豆生あんを米粉生地に練り込んだクッキー「AN DE COOKIE」です。
カフェでは季節限定を含む6種類(上から時計回りに、抹茶、きなこ、プレーン、アールグレイ、フランボワーズ、チョコ)を食べ比べることができます。
サクッとした歯触りのあとに口の中でほろほろと広がり、素材を生かした香りが楽しめます。
お気に入りのフレーバーを見つけたら、10個入り(480円)の箱でテイクアウト。 家族や友達に京都屈指のあんこと米粉をつかったスイーツの魅力をおすそ分けしましょう!
text:山田詩乃(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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