週3日だけの完全予約制。幻のかき氷カフェで一期一会の味に酔いしれる
大阪・本町、靱(うつぼ)公園そばの雑居ビルの一室にある、知る人ぞ知る「cocoo cafe(コクウカフェ)」。週3日だけの営業かつ完全予約制のこのカフェには、真夏にも真冬にも食べたい絶品かき氷があります。定番メニューはなく、その日だけお目見えする一期一会なかき氷。予約が取れる時期になったら、どうぞ、じっくりと味わって。
緑が心地よい、心落ち着くカフェ
大阪のオフィス街に位置し、緑豊かな草花が咲き誇る靱公園。この公園のすぐそばにある雑居ビルの4階にある「cocoo cafe」は、火・木・土曜のみ営業する完全予約制のカフェ。
メニューは、ドリンクのほかにかき氷2種類のみというシンプルさですが、予約開始約6秒ですべての座席が埋まってしまうほど大人気です。
雑居ビルの一室とは思えない、緑と木のナチュラルな雰囲気に包まれた店内。あちこちに置かれた植物は、それぞれが自由奔放に育っていて、気持ちがよさそうです。
カウンターの窓からは公園の緑がよく見え、開放感もたっぷり。「ゆっくりできる居心地のいい空間を作りたい、ということがオープンに際してのいちばんの目的でした。窓から緑が見えるこの場所を見つけ、ここなら理想の空間ができそうだと即決しました」とオーナーの上田さん。
看板犬のウタちゃんも大はしゃぎ! この日(土曜)の看板犬はウタちゃんでしたが、火・木曜は同じ犬種のユナちゃんにチェンジします。
同じメニューはなし!その日だけのかき氷
「cocoo cafe」でお楽しみなのが、その日だけ味わえる絶品かき氷。
定番メニューはなく、日替わりが2種類、メニューに並びます。よっぽどのことがない限り同じ味を2度作らないため、多くの人が2つとも注文するのだとか。
出すからにはおいしいものを、とかき氷メニューを試行錯誤する中で、あれよあれよという間に人気メニューへ。
なんと、ビルの前に3時間以上も待つほどの行列ができるようになります。とってもありがたかったけれど、行列の管理ができないことに歯がゆさを感じた上田さんは、予約限定のカフェへとシフトチェンジ。
すると常連さんが頻繁に訪れるようになり「同じかき氷を提供し続けるのもなんだから」と、現在のような“日替わり”スタイルへと変化していきました。
こちらは、取材日のメニューのひとつ「フォレ ノワール」。外側を甘酸っぱいチェリーシロップでコーティングし、てっぺんにチョコクリームのエスプーマをオン。
氷の中にはミルクシロップがたっぷり。さくらんぼのリキュール「キルシュ」を利かせたミルクプリンとチェリーソースを忍ばせています。
シロップやプリンなどはすべて自家製で、やさしい甘さと素材本来のうまみが口いっぱいに広がります。
エスプーマはまるでクリームかと思うほどの滑らかさで、氷とまろやかに溶け合うのもたまりません。ここに、甘さ控えめのキルシュ入りミルクプリンが重なり、大人も納得のハーモニーを奏でます。これが2度と食べられないなんて、もどかしい!
一期一会のかき氷コレクション
これまで提供されてきた多彩なかき氷コレクションをご紹介!
こちらの「ガレットデロワブリュレ」は、「cocoo cafe」のかき氷が有名になったきっかけのひとつ“炙りブリュレ”をあしらった一品。香ばしさと甘やかな風味のコントラストを楽しみます。
チョコレートシロップ、アーモンドシロップ、コーヒーシロップを何層にも重ねた「オペラ」。濃厚なうまみに酔いしれます。
真ん中のハートは白雪姫に見立てたミルクプリン、それを囲む玉は薄いゼラチンでくるんだフルーツソースで、7人の小人を演出。口に含むとソースがぷちんと弾けます。
栗を大胆にトッピングした「K・R」。お酒入りで大人の味わいに。
ストロベリーチョコとミルクチョコを組み合わせた、おなじみの「アポロチョコ」をイメージ!
シロップやソースと氷とのハーモニーを考えながら、一つひとつ丁寧に作られる「cocoo cafe」のかき氷。まだまだ予約の取りづらい状況ではありますが、ぜひ一度チャレンジしてみては。
text:木村桂子(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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