食・グルメ
2020.05.23
驚くほどなめらかで濃厚な味わい！本場直伝の本格バスクチーズケーキ
東京のバスクチーズケーキ専門店「GAZTA（ガスタ）」の立ち上げを任され、見事名店へと作り上げたパティシエールの勝羅（かつら）さんが、2020年1月、地元・大阪に「LA PÂTISSERIE KATSURA（ラ パティスリー カツラ）」をオープンさせました。バスクチーズケーキをはじめ感性あふれるケーキが並ぶ、とっておきのパティスリーです。
センスの良い店内にすてきなケーキが並ぶ
Osaka Metro谷町線、京阪「天満橋駅」から北へ徒歩約5分。
川を渡って路地を入ると、シンプル＆上品な佇まいのパティスリー「LA PÂTISSERIE KATSURA」が見えてきます。
東京で「バスクチーズケーキといえば？」と聞くといちばんに名をあげる人が多いであろう、バスクチーズケーキの名店「GAZTA」にて腕をふるっていた勝羅さん。知名度をしっかりと獲得でき自信がついたと、地元・大阪で心機一転、自らのお店をオープンさせました。
ショーケースには勝羅さんの感性が生かされた見目麗しいケーキがずらり。店内で飲食できるよう、小さなカウンターも備えています。「焼き菓子ひとつからお求めただける、気軽なパティスリーです」と勝羅さん。
やっぱり食べたいバスクチーズケーキ！
日本でいう‟バスクチーズケーキ”とは、スペイン・バスク地方にある「ラ・ヴィーニャ」というバルの名物チーズケーキのこと。ほかのどのケーキとも違う濃厚な味わいと滑らかな口どけ、とろけるようなうまみが特徴です。
勝羅さんはそんな「ラ・ヴィーニャ」に実際に訪れ、レシピを直接教わることに成功したひとり。これまで門外不出だった貴重なレシピをしっかりと体得しています。
口に含むと、濃厚でほろ甘いクリームのような味わいと、チーズと卵が別次元で溶け合っているような、滑らかな口当たりに驚きます。しっかり焦げ目のついた、ほろ苦い外側とのバランスもたまりません。
「ラ・ヴィーニャ」では日本のような小さいサイズのチーズケーキはなく、直径21cmの大きなホールケーキのみ。というわけで、本場に似せて作られたのが直径15cmの（大）です。
サイズが違うだけでも火の通り具合に差が生まれ、食感や風味がぐっと異なるのだとか。より本場感を楽しみたいなら（大）が断然おすすめです。
なお、「LA PÂTISSERIE KATSURA」のバスクチーズケーキは1時間ほど冷蔵庫で冷やし、取り出して10分おき、常温にしてから食べるのが鉄則。こうすることで味が馴染み、中心部もより滑らかになります。
デザインにこだわった生ケーキたち
スペインのほかにフランスにも留学経験のある勝羅さんは、そこで触れたケーキのアート性に惹かれていきます。ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキたちは、そんな勝羅さんの感性をデザインに落とし込んだもの。
コーヒーシロップを含ませたチョコレートスポンジ、マスカルポーネのクリーム、チョコレートのムースを重ねた「イエナ」は、LA PÂTISSERIE KATSURAを代表する、とっても軽やかなチョコレートケーキです。
「フレジェ」はフランスの伝統的なショートケーキ。日本のショートケーキのように生クリームは使わずにカスタードクリームベースのバタークリームで仕上げています。スクエアなフォルムに国産いちごが大胆に覗く、キュートなルックスにときめきます。
コクのあるクリームとふわふわのスポンジに、甘酸っぱいいちごがしっかりとアクセントを加えます。いちごたっぷりなので、バタークリームながらとっても軽やか！
バスクチーズケーキをはじめ、格別の味わいが楽しめる「LA PÂTISSERIE KATSURA」。自分へのご褒美や友人への手みやげに、ぜひ利用したいパティスリーです。
おうち時間のおともにもおすすめですよ！
text:木村桂子（ウエストプラン）
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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