いつか行きたいロケ地巡り!映画やドラマの舞台になった京都カフェ4選

いつか行きたいロケ地巡り!映画やドラマの舞台になった京都カフェ4選

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平穏におでかけできる日が来たら、ぜひ訪れたい京都で、映画やドラマの舞台となった素敵なカフェ巡りはいかが?映像作品に残る京都のレトロで趣のあるカフェを、るるぶ&more.編集部が厳選してご紹介いたします。いまはゆったり、おうち時間を楽しんで。

Summary

築80年の銭湯をリノベしたカフェ「さらさ西陣」

昔ながらの街並みが残る鞍馬通りを歩くと、レトロな建物が目につきます。そのひとつが「さらさ西陣」。映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のロケ地にもなりました。

入口には、上流階級の人たちが通うぜいたくな風呂店につけられていたという唐破風(からはふ)。よくよく見ると、唐破風の上には「藤の森温泉」の文字が入った鬼瓦も残っています。

「藤の森温泉」が開業したのは1930年。その頃、人気だったマジョリカタイルが店内のいたるところに残っています。花柄など、凹凸のレリーフを施した硬質なタイルで、筆で一色ずつ数種類の色釉をのせるなど、製造に手間がかかっているのがわかります。この時代のものは今ではとても貴重。

店内の写真から、手前と奥の席でずいぶんと段差があるのがわかるでしょうか。実は奥の席の下には、銭湯時代の浴槽がそのまま残っているのです。浴槽は、今も物置として活用されているそう。

Coffee 540円
Coffee 540円

コーヒーは、姉妹店の「CLAMP COFFEE SARASA(クランプ コーヒー サラサ)」で焙煎した豆を使用。深煎り、浅煎りが選べます。

居心地がよくてつい長居してしまうカフェだから、ゆったり読書でも楽しみたい。そんな声に応えて、「さらさ西陣」には、京都の名物書店「ガケ書房」とコラボした小さな本屋コーナーがあります。ブックカフェとしても利用できますね。

■参考記事:レトロなタイルがかわいい!築80年の銭湯をリノベしたカフェ「さらさ西陣」(配信日:2018.08.01)

京大生になったつもりでランチを満喫「進々堂 京大北門前」

昭和初期に創業して以来、京大生などの学生御用達として利用されている老舗の喫茶店「進々堂 京大北門前」。小説『夜は短し歩けよ乙女』の主人公たちが初デートで待ち合わせした舞台とされる場所で、アニメ映画にもなりました。

パリのカフェを手本にしたモダンな店構えで、漆工芸家・黒田辰秋氏作の重厚な机が老舗の風格を感じます。

メニューは、モーニングのクロワッサンセットや、1日中オーダーできる自家製カレーパンのセットなど。軽くランチを済ませたら、学生気分で京都の街へと繰り出しましょう。

■参考記事:たまには学生気分で京都を探索!サブカル&アートをたしなむ1日(配信日: 2020.01.12)

山頂でしっとり過ごすカフェ時間「茂庵」

標高100mほどの吉田山は、一帯が吉田神社の境内で、「神様が居られる」の意味をさす「神楽岡」の名で親しまれています。その頂上にあるカフェ茂庵は、もともと大正末期、茶人「茂庵」が開いた庵でした。休日になると全国の古民家カフェ巡りをする人気ブロガーが主人公のドラマ『ふるカフェ ハルさんの休日』の撮影地になりました。

一面の窓からは溢れかえるような緑。遠く京都西山を一望。晴れた日には五山の送り火の船形、左大文字。逆側の窓からは大文字がくっきりと間近に見えます。

残存数も少ない大正時代に作られた窓ガラスは、人の手によるゆらぎがあり、遠くの風景を美しくゆがめてみせてくれます。

みずみずしさが写真から弾けてきそうな野菜たっぷりのピタパンサンドセット1400円。この日のスープは春菊です。他にも地元京都の野菜をたっぷり使った月替わりランチや月替わりのケーキなど朝早くから丁寧に仕込みをしているそうです。
珈琲や紅茶などの飲み物もこだわりのセレクトで、ロケーションだけではない確かな満足感が味わえます。

■参考記事:神宿る山、吉田山山頂でしっとり過ごすカフェ時間(配信日:2018.04.19)

250年の歴史の面影が残る、京都の名建築カフェ「きんせ旅館」

俳優、吉沢亮さんのフォトブック『One day off 』のロケ地にもなっている「きんせ旅館」は、京都市下京区の島原エリアにある、地元でも知る人ぞ知るカフェ。いつ営業しているのかわからない、入れたらラッキーなどの噂が飛び交いますが、現在は毎日開店されています。

吉沢亮さんが座って撮影した水色のソファー
吉沢亮さんが座って撮影した水色のソファー

2階建ての「きんせ旅館」は、江戸後期の建築と伝わっていて、2階部分は1日1組だけの宿として、いまも建築当時のままの姿で営業されています。1階部分は大正時代の後期、当時流行りの大正モダンに改装。

現代では再現できない博物館級の空間は、2019年の朝ドラ俳優、吉沢亮さんの写真集のロケ地にもなりました。

コーヒー ブラジル(中深煎り)500円
コーヒー ブラジル(中深煎り)500円

レトロモダンな室内にしっくりくるクラシカルなカップで丁寧に淹れられたコーヒーを飲みながら、ゆったりとしたひととき。京都の人混みや喧騒が苦手な方にもおすすめの穴場です。

■参考記事:吉沢亮の写真集にも登場!250年の歴史の面影が残る、京都の名建築カフェ(配信日:2019.07.15)


●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。

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