ライフスタイル 2020.06.10

薬膳アテンダントが教える！「ゆる薬膳。」で美白対策はじめよう

ライフスタイル簡単レシピ美白美肌薬膳るるぶ&more.編集部

日差しも強くなり紫外線が気になる季節。シミのない白く美しい肌を目指すなら、外からのケアも大切ですが、身体の中から食べてケアすることも重要。薬膳と聞くと、大変そう…と思う人も多いはず。そんな人におすすめなのが「ゆる薬膳。」。薬膳アテンダントで、『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』（JTBパブリッシング刊）の著者・池田陽子さんに、美白のためのゆる薬膳術＆時短レシピを教えてもらいました！

Summary

身体の中からシミ・そばかすを撃退！
美白にうれしい「活血」食材で、輝く白肌に変身！
さわやかな味わいの美白レシピ！サバの赤玉ねぎソース
30秒の秒速薬膳レシピ！黒豆とパプリカのサラダ
ムズカしいことヌキ！とにかくゆるく薬膳生活

身体の中からシミ・そばかすを撃退！

中医学では、シミ、そばかすは血の巡りの悪さが原因であるとしています。血は肌に栄養を与える、大切な「体内美女成分」。

それが滞って、身体のすみずみにまで血が行き渡らないと、新陳代謝が下がって老廃物がたまり、シミ、そばかすができやすくなってしまうのです。

血の滞りはシミ、そばかすだけでなく、クマ、肌のくすみと美容の大敵。輝く白肌を目指すなら、体内の血を巡らせてたっぷり肌に栄養を与えることが大切です。

美白にうれしい「活血」食材で、輝く白肌に変身！

「薬膳」なら食事で体調を整えられます。シミ、そばかすに効果的なのは、薬膳でいうところの「活血」食材。文字通り、滞った血の巡りを改善してくれる食材です。

おすすめはサバ。血液をサラサラにして流れを促進し、老廃物を洗い流してくれるパワーがあります。肩こり、ダイエット、婦人科系トラブルにもよい魚です。

また、黒豆も美白に効果大。「血を補って」巡らせる効能があり、肌荒れ、顔色の悪さを改善する働きもあります。さらには、老化をつかさどる臓器「腎」を補い、アンチエイジングにもよいという、美容にうれしい「多機能ビーンズ」なのです。

そのほか、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、ナス、青梗菜、らっきょうなどが、高い活血パワーを備えています。

さわやかな味わいの美白レシピ！サバの赤玉ねぎソース

血行を促進するサバに、同じく血を巡らせる効果の高い赤玉ねぎ、ピーマンを使ったソースをかけた美白レシピ。サバは干物を使えばさばかなくても、手軽に調理可能です。グリルを使わなくても、フライパンにクッキングシートを敷いて焼けばOK。

白ワインビネガーを使ったさっぱりとしたソースで、じめじめした梅雨どきにもうれしい、さわやかな味わい。サバサンドにしても美味しいですよ。

【材料】2人分
サバ干物（1尾）、赤玉ねぎ1/4個、ピーマン1個、トマト1/2個、A（酢・レモン汁各大さじ1、しょうゆ少々）　オリーブ油　適量

【作り方】
赤玉ねぎ、ピーマン、トマトはみじん切りにしてボウルに入れ、Aを加えて混ぜ合わせ、赤玉ねぎソースを作る。フライパンにクッキングシートを敷いてサバ干物の両面をこんがり焼いて器に盛り、ソースをかける。

30秒の秒速薬膳レシピ！黒豆とパプリカのサラダ

血の滞りを改善し、アンチエイジングにも役立つ黒豆と、パプリカを組み合わせた「ホワイトニングサラダ」。30秒でできるお手軽「秒速薬膳」レシピです。

昆布茶の旨みとオリーブオイルで、黒豆とパプリカが融合したちょっとクセになる味わい。ビールやワインのおつまみにぴったりですよ。

【材料】（2人分）
黒豆水煮60g、パプリカ1/2個、オリーブオイル・昆布茶　適量

【作り方】
黒豆と1㎝角に切ったパプリカをボウルに入れ、オリーブ油、昆布茶適量を加えてあえる。

どちらも気軽にできて効果の高いレシピ。美白対策が気になる季節は、ゆる薬膳。で身体の中から「食べるホワイトニング」をはじめましょう。

text: 池田陽子
薬膳アテンダント、食文化ジャーナリスト。国際中医薬膳師資格取得。ふだんの暮らしのなかで手軽に取り入れられる「ゆる薬膳。」の提案を、執筆やセミナーなどを通して行う。著書である『1日1つで今より良くなるゆる薬膳。365日』（JTBパブリッシング刊）好評発売中！