正寿院で涼しげな風鈴の音色に癒されてみませんか?【Masaの関西カメラさんぽvol.32】
だんだん蒸し暑くなってきて、涼しさを感じたい今日この頃……。今回は、そんな時期にぴったりのおすすめスポット、京都の「正寿院」と滋賀県の「滋賀県立陶芸の森」をご紹介します。「正寿院」の夏の風物詩「風鈴まつり」では、風鈴の音色に夏の涼を感じること間違いなし。暑くなるこの時期、目と耳で癒されるのはいかがですか。
Summary
ハート型の猪目窓は、フォトジェニックでかわいいと大人気!
お茶で有名な京都の宇治田原町。その山間部にかわいくて女子に人気のお寺「正寿院」があります。
客殿(則天の間)には、猪目窓(いのめまど)。ハートの形は今風のデザインに感じますが、実はイノシシの目をモチーフにした日本伝統文様の一つなのです。猪目には、災いを避け幸せを呼ぶ意味がこめられているそうです。
時間によって、ハートの影ができたり、季節によって奥に見える景色が桜、新緑、紅葉、雪とさまざまな色になったりするのは魅力的ですよね。
天井にはカラフルで目を引く絵が160枚も飾られています。綺麗な花や風景は一枚ずつ丁寧に見たくなりますね。お気に入りの絵を探してみるのもオススメです。
風が吹くと心地よい風鈴の音色が境内に鳴り響きます。
毎年7月1日~9月18日まで、「正寿院」では「風鈴まつり」が開催されます(2020年度のみ7月1日~8月31日、事前に申し込みが必要)。吊るされる風鈴は、なんと2000個ほど…!京都の風鈴寺とも呼ばれているんですよ。
時折吹く風に、光を浴びてきらきら輝く風鈴が一斉に踊りだします。
「正寿院」のある奥山田地域は、京都市内よりも5℃ほど涼しいと言われていますが、この風鈴の音色を聴くとさらに涼しく感じます。
風鈴まつりでは、実際に風鈴の絵付けも体験ができるので、風鈴にオリジナルの絵を描いて自分のお部屋に飾ったり、プレゼントしたりするのもいいですね。
本堂で冷たいお茶をのみながらホッと一息。
本堂で、冷たいお茶とお菓子をいただきました。ホッと一息。
有名なお茶の産地だけあって、おいしいお茶でした。
暑い時期なので、風鈴の音を聞きながら、すこし休憩。
落ち着ける縁側で風を浴びながら、風鈴を眺めることもできます。至福の時間です。
※2020年度のみ風鈴まつり期間中(7月1日~8月31日)は事前の申し込みが必要になります。
少し足をのばして、やきもののアートに触れてみませんか。
「正寿院」から車を30分ほど走らせると、「滋賀県立陶芸の森」があります。滋賀県甲賀市は、朝ドラの舞台にもなりました。信楽焼というとたぬきが有名ですが、ここの陶芸館では信楽焼だけではなく世界の陶芸など、いろいろなテーマで展覧会を開催しています。併設のミュージアムショップ「6SENSES」では、オリジナルグッズや珍しいやきもののガチャガチャがあるので要チェック。
信楽産業展示館には、信楽焼のショップが併設されており、食器などもたくさん販売されていますよ。お土産にもぴったり。
屋外には3mを超える大きな作品をはじめ、園内のいたるところに、いろいろなやきものが置かれています。陶器の椅子には、ユニークな絵が書かれていて、とてもかわいらしいですね。ユニークなやきもの、自然の緑に青い空。夏にぴったりの1枚が撮影できました。自然豊かで気持ちのいいところです。
今回は、日本の夏を感じられるような2つのスポットを紹介しました。エアコンの効いたおうちでのんびり過ごすのもいいですが、夏らしい素敵なおでかけスポットに足を運んでみるのはいかがでしょうか。
photo:西山雅彦(@masa_nikonist)
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