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2020.07.04
東京で温泉旅行！浅草でエスプレッソのように黒い天然温泉を楽しめる和風ホテル
非日常感たっぷりに、浅草でゆるりと温泉旅行気分を楽しめるのが「天然温泉 凌雲の湯 御宿 野乃 浅草」。全館畳敷きのホテルで、2019年7月に開業したばかり。“黒湯”と呼ばれる温泉につかれば、まるで温泉旅館に来たような心地好さに包まれます。温泉旅行に行きたいけれど、なかなか遠出はできないときはぜひ、”東京温泉旅行”へ出かけてみましょう！
Summary
エレベーターまで畳!? 素足でくつろげる全館畳敷きのホテル
2019年7月に開業した「天然温泉 凌雲の湯 御宿 野乃 浅草」。実は全国展開しているビジネスホテル「ドーミーイン」の和風プレミアムブランド。提灯がさがった外観からして、都内にありながら温泉旅館のような雰囲気。
石畳みに導かれてアプローチを進めば玄関が。しかもここで靴を脱ぐスタイル！
下駄箱に靴を入れたら、全館畳敷きを物語るようにロビーから畳が広がっています。
素足の感触がなんとも心地好いこと！ 靴を脱ぐだけでこんなにリラックスできるとはちょっとした発見です。畳と白木、和文様が効果的に配された館内は、東京ということを忘れさせるほど。
さりげなく飾られている和小物も素敵！
し、し、しかも、エレベーターまで畳敷きではありませんか!!
もちろん、客室へ続く館内の廊下もすべて畳敷きになっていて、素足で過ごすことができます。使い捨てスリッパもフロントに用意されていますが、住宅事情などにより畳や和の感覚を感じることが少ない毎日、日本人にも畳×素足の新鮮さと心地好さは格別なので、ぜひ裸足で過ごしてみてください！
琉球畳・和文様・白木…しっぽり落ち着ける和の客室
琉球畳の客室には、ロータイプのベッドやテーブルが配され、窓には障子が備わっています。白木に藍や紅などの壁がアクセントになった清々しい和の空間は、のんびりと過ごせそう。
今回宿泊したのは全154室の中で一番多いダブルルーム。広さは約15平方メートルで幅140㎝のダブルベッドが備わりますが、広さ14平方メートルにベッド幅110㎝のシングルルームや広さ約18平方メートルにベッド幅160㎝のクイーンルーム、広さ約20平方メートルのツインルームなど、数タイプの客室がそろっています。
前日までに予約をすると、なんとウェルカムフルーツ（季節によりフルーツは異なります）のサービスまであるんです!! 1階のレストランでは、ウェルカムドリンクのサービスも。14時30分～23時まではコーヒーや緑茶などのフリードリンクが用意されているので要チェック！
全米No.1の実績を誇るサータ社製のベッドが全室に導入されていて、やわらかく身体をホールドする優しい寝心地は最高!!
全室シャワーブースのみの造りですが、地下1階に温泉の大浴場があるので安心。パウダースペースはしっかり確保されています。
竹を使ったハンガーバーや苔玉など、部屋の細部にも和のエッセンスが取り入れられ素敵。
もうひとつ大注目なのが、客室からの眺め！ 障子を開ければ、目の前に浅草寺や五重塔、正面にはスカイツリー、右側にはきんとんのような金色のオブジェで有名なアサヒビールのビルまで望めます。これは夜景が楽しみ！
さらに浅草花やしきを望むことができる客室まであり、これはかなりの希少性！ 浅草寺やスカイツリーを眺望できる客室は全客室の約1/4、浅草花やしきを望める客室は極わずか。もちろん客室によって眺望は異なります。
エスプレッソ色の温泉はまさに“黒湯”の代名詞
客室に備えられた湯かごをもって温泉へ。男女別に設けられた大浴場は、15時から夜通し入浴することができます（15時～翌9時）（サウナは深夜0時～5時停止）。
女性はチェックイン時に教えてもらえる暗証番号のセキュリティーが施され、男性はルームカードキーで入場できるようになっています。
女性も男性もほぼ同じ造り。檜のかまちをもった湯船には、温泉がなみなみとあふれています。その色は真っ黒！ 紅茶というよりはコーヒー、いいえエスプレッソといったほうがいいほど“こゆーい”お湯です。なんたって湯船の底はもちろん、自分の足も、手も見えないほど。
“浅草の黒湯”とも呼ばれる湯は、ミネラル成分豊富でさらりとした肌あたり。源泉温度18度の鉱泉を加温しているのですが、東京の温泉に比較的多いにおいなどもなく、ゆっくり楽しむことができます。
湯船から突き出た柱状節理（ちゅうじょうせつり）という、六角形の形状をもつ珍しい玄武岩や浅草の風物が描かれた絵が浴場に表情を与えています。
陶器でできた壺風呂やミストサウナ（女性）、ドライサウナ（男性）なども併設。湯船からは景色を望むことはできませんが、外気を取り込む造りになっていて半露天風呂のような感覚で楽しむことも。
クレンジングや化粧水、コットン、綿棒、ドライヤーなどと、アメニティもしっかりとそろっているので、最低限の荷物でステイできます。
夜鳴きそばに豪華海鮮丼で東京温泉旅行を満喫！
お風呂からあがって客室に戻れば、窓からは浅草寺やスカイツリーがライトアップされて、キラキラと輝く美しい眺めが広がります。ホテルは11階建てとそれほど高くないため、夜景をより間近にダイナミックに感じることが。
夜小腹がすいたときには、夜鳴きそばのサービスも。21時30分～23時までハーフサイズの醤油ラーメンを無料でいただくことができます！
朝食も目が喜ぶほど彩り豊かで、いろいろな料理を少しずつ味わえるスタイル。ネギトロや甘エビ、コハダ、サーモン、たっぷりのイクラなどが乗った豪華海鮮丼（小椀）をメインに、焼き魚や煮物などからなるお重に入った彩り御膳、これに加え温泉卵やサラダなどの小鉢が約10種類も！パンや卵料理からなる洋食スタイルもありますが、断然この和食がおすすめ！
東京浅草で、旅館のようなスタイルでほっとひと息つける和風ホテル。エスプレッソのような温泉“黒湯”や、浅草寺やスカイツリーを望める小粋な客室、素足で過ごせる畳敷きのゆるりとした雰囲気など、遠くに行かなくても温泉旅行気分をめいっぱい楽しめます。
■天然温泉 凌雲の湯 御宿 野乃 浅草
住所：東京都台東区浅草2-7-20
電話番号：03-5830-0510
料金：1泊素泊まり1名5000円～ 1泊朝食付き1名6800円～
CHECK IN／OUT：15：00／11：00
客室数：154室
アクセス：つくばエクスプレス「浅草」駅A1出口より徒歩4分
＼ 東京で天然温泉を楽しみたい♪ ／
text：渡辺タイジン
photo：tawawa
※2020年6月現在、新型コロナウイルス感染症対策のためサービス体制や料理提供方法などが通常と異なることがあります。
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