京都老舗ベーカリー「進々堂」のむっちり&しっとり高級食パン
京都の老舗ベーカリーとして多くの人に愛されている「進々堂」。なかでも、高級食パン「デイリーブレッド hana」はミルクの風味がしっかり生き、むっちり、しっとり、とろけるおいしさだと評判です。休日のブレックファーストに、とっておきのおやつにと、しっかり味わって食べたい“hana”。そのすべてをご覧あれ。
100年以上の歴史を紡ぐベーカリー「進々堂」
大正2年(1913)、京都で創業したベーカリー「進々堂」。創業者は日本人としてはじめてパリへパン留学をした人物で、フランスパンをはじめ、西欧文化をいち早く取り入れたベーカリーとして名を馳せています。
「デイリーブレッドhana」は、JR「京都駅」直結の「ジェイアール京都伊勢丹」、地下1階のパンコーナー「パンのAWASE」出店のために開発された商品。こだわり抜いた材料で丁寧に焼き上げられた食パンは、パン好きの京都の人に受け入れられ、たちまち人気となりました。
真夏でも25℃を超えない冷涼な気候の北海道根釧(こんせん)地区で、ストレスなく育てられた牛のミルクをたっぷりと使い、コク深く旨みも甘みも抜群の発酵バターや、クローバーの花から採取したはちみつなどを用いて作られる1本。自分へのご褒美や大切な人の贈り物にぴったりの、ミルク香る上品な食パンです。
おすすめの食べ方はこれ!
ふたつに割ってみると、ふわふわながら中身がしっかり詰まっていて、むっちりとした感じ。割った瞬間にミルクのいい香りがふわりと漂い、なんとも食欲をそそります。
ほどよく弾力があり、それでいて滑らか。まずはそのまま焼かずに食べるのがおすすめとのことで、ぱくりとひと口。
ミルクの風味が口いっぱいに広がり、水分をたっぷり含んだしっとり食感でシルキーな口どけを生み出します。パンの耳までやわらかで、あっという間にぺろり。
お次はこんがりと焼いて。バターやジャムはつけず、食感と味わいを楽しむのがおすすめなのだそうです。
発酵バターの香ばしさが鼻から抜けた後、サクッと軽やかな歯切れとともに、ふわふわ食感を堪能。ミルクの風味とほんのりとした甘味も抜群です。さらにパンの耳はザクザクと砕け、まるでクッキーを食べているかのような感覚。
焼かずに食べると一つひとつの素材が滑らかに溶け合い、焼けばミルク、はちみつ、バターそれぞれの風味がぐっと主張してくる印象。焼く・焼かないでまったく味わいが異なります。
現在「デイリーブレッドhana」が予約なしで購入できるのは、こちらの「ジェイアール京都伊勢丹店」と「高島屋店」のみ。売り切れることもしばしばなので、その日のパンが到着するお昼頃から夕方にかけて訪れるのがおすすめです。
ほかにも、おすすめパンがたくさん!
「デイリーブレッドhana」のほかに「ジェイアール京都伊勢丹店」で購入できる人気のパンをご紹介。こちらは「クロワッサン・オ・ブール(192円)」。発酵バターをぜいたくに使用し、バターの濃厚な風味ともっちりとした食感を演出します。
フランス人にも「自国のクロワッサンだと思った」と言わしめた本格的な味わい。オーブントースターで2分ほど焼けば外側のさっくり感がさらに増し、バターの風味も際立ってとろけるおいしさに。
「焦がしバターのフレンチトースト(270円)」は、この商品のために作られた専用のバタールを焦がしバターで焼き上げたもの。カリッと香ばしい外側とジューシーな内側のバランスがたまりません。
「北山メロン(169円)」は、表面のビスケット生地のカリカリとした歯触りと、口に広がるフランス産ラム酒の香りが絶品。大人のための、上品なメロンパンに仕上がっています。
京都にて実直にパン作りを続けてきた「進々堂」が生み出す高級食パンや菓子パンたち。その真摯なおいしさを、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。
text:木村桂子(ウエストプラン)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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