おでかけ
2020.07.18
【北スペイン特集①】美食の街“バスク州”おすすめ観光スポットまとめ
「グリーン・スペイン」と呼ばれる緑豊かなイベリア半島の北部から、今回はバスク州特集をお届け！バスク州といえば、バスクチーズケーキでなじみがある方も多いかもしれません。バスク州はバスク語で「エウスカディ」と呼ばれる、西にはピレネー山脈、北は大西洋のビスケー湾に面した自治州で、独自の文化が魅力的な観光地。今回はおすすめのエリアを3つ紹介します。
Summary
スペインを代表する食文化を堪能／サン・セバスティアン
イゲルド山
サン・セバスティアンはバスク語で「ドノスティア」と呼ばれる、王室の夏の別荘地として有名なエリア。コンチャ湾岸に広がる美しい町並みが魅力です。
その中でもイルゲド山は、美しく弧を描くコンチャ湾のパノラマビューが一望できる絶景スポット。頂上には1912年の開園当時から変わらない趣のある小さな遊園地もあります。
徒歩でも登れますが、レトロなフニクラ（ケーブルカー）を利用するのも◎。
旧市街
18世紀初頭に造られた憲法広場を中心に、小さな商店やレストラン、バルなどが多く集まる旧市街。1813年の大火災から難を逃れた8月31日通りや、周辺の教会も見ごたえばっちりです。
風の櫛
コンチャ湾西端に位置する、海岸の突端風の櫛の岩に打ち込まれた鋼鉄製のオブジェ。波が打ち寄せるたびに、遊歩道の床に開けられた複数の穴から海水が噴き出す仕組みになっています。
■サン・セバスティアンへのアクセス
マドリードかバルセロナから国内線のほか、マドリードの空港からは直行バスが出ている。ビルバオからはバスで1時間15分
バスク地方屈指の芸術都市／ビルバオ
ビスカヤ橋
バスク語では「ビルボ」と呼ばれるビルバオ。北スペイン屈指の港湾都市でありながら、前衛的な美術館など、芸術・文化の発信地としても見どころがあります。
ビルバオから車で15分ほど行ったところにビスカヤ橋があります。ビスカヤ橋は1893年に完成した、ビルバオ郊外のポルトゥガレテ～ゲチョ間を、吊り下げられたゴンドラで人や車を運搬する橋です。世界最古の運搬橋として、2006年に世界遺産にも登録されています。高さ50mの橋の上部には、観光用の歩道があるので実際に歩くこともできますよ。
グッゲンハイム美術館
1997年に開館したコンテンポラリーアートの殿堂。アメリカの建築家フランク・O・ゲーリーによって設計されたアバンギャルドな建物は、街のシンボルとして君臨しています。野外にも見ごたえのある作品が点在しているスポットです。
旧市街
歴史的に貴重な街並みが保存された地区。ゴシック建築のサンティアゴ教会などの見どころがあるほか、ヌエバ広場（PlazaNueva）周辺には有名なバルやカフェが多く、お散歩にもぴったりです。
スビスリ橋
1997年に完成した、ネルビオン川に架かるタイドアーチの歩行者専用橋。スペインを代表する建築家サンティアゴ・カラトラバによる作品で、湾曲したモダンなデザインに惹かれます。
■ビルバオへのアクセス
スペインの主要都市からビルバオ国際空港へ空路あり。空港から中心街までは車で15～20分
「スペインで最も美しい風景」にも選出／サン・フアン・デ・ガステルガチェ
ビスケー湾南部に浮かぶ島で、『ゲーム・オブ・スローンズ』のロケ地として一躍有名になった場所です。バスク語で「城の岩山」の名のとおり、荒波が浸食した岩のトンネルやアーチ、洞窟など、見どころが多くあります。
■サン・フアン・デ・ガステルガチェへのアクセス
ビルバオから車で45分
イチオシ美食：サン・セバスティアンのバル巡り
“美食クラブ”なる地元の集まりがあるほど、サン・ セバスティアンはグルメの町として有名です。ピンチョス発祥の「ベルガラ」や、バスクチーズケーキの元祖「ラ・ビーニャ」を筆頭に、バルの名店をはしごしてみましょう♪
情報提供：スペイン政府観光局
●掲載の内容は2019年11月時点の情報に基づきます。
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