【北スペイン特集③】美しい教会は必訪!“アストゥリアス州”おすすめ観光スポットまとめ
「グリーン・スペイン」と呼ばれる緑豊かなイベリア半島の北部から、今回はカンタブリア州をご案内します。北はカンタブリア海に面し、南にはピコス・デ・エウロパ山脈がそびえる自然豊かな自治州。穏やかな気候に恵まれ、まさにグリーン・スペインを象徴しているエリアでありながら、歴史ある教会が数多くある場所です。
Summary
スペイン屈指の美しい教会を巡る/オビエド
オビエド大聖堂
アストゥリアス州の州都オビエド。このエリアには「オビエドとアストゥリアス王国の建築物群」という名称でなんと6カ所の建造物が世界遺産に登録されています。今回はその中で4つをご紹介。
鐘塔が美しくそびえるオビエド大聖堂は、8世紀後半に建設が開始されたローマ・カトリックの大聖堂で、聖者の遺骨や州旗のモチーフになっている勝利の十字架、聖櫃や天使の十字架などが納められています。
サン・フリアン・デ・ロス・プラドス教会
市街北東部サントゥジャノ公園内に位置。9世紀前半に建てられたもので、プレロマネスク様式の教会としては最大規模です。内部に残るフレスコ画は思わず目を見張るほどのすばらしさ。
サンタ・マリア・デル・ナランコ教会
市街から北へ3㎞ほど離れたナランコ山に位置する教会。9世紀に建てられたプレロマネスク様式の建造物で、当初はアストゥリアス王ラミロ一世の離宮の一部として造られました。アストゥリアスを象徴する建物のひとつです。
サン・ミゲル・デ・リージョ教会
サンタ・マリア・デル・ナランコ教会より山の上に位置するローマ・カトリック教会。こちらも同様に、9世紀に建てられたプレロマネスク様式の建造物です。
■オビエドへのアクセス
アストゥリアス空港からオビエド中心部まではバスで45分。スペインの主要都市から空港へ空路あり
スペイン王国はじまりの地/コバドンガの聖域
コバドンガは、アストゥリアス王国のキリスト教徒軍が、ウマイヤ朝のイスラム軍を破った地。レコンキスタ(キリスト教国土回復運動)の活動拠点として知られます。周りの自然との調和が美しい建物です。
■コバドンガの聖域へのアクセス
オビエドから車で1時間20分、バスで1時間45分から2時間25分
自然豊かなアストゥリアス州最大の街/ヒホン
ビスケー湾に臨む港湾都市。ローマ時代から発展したというシマデビジャ地区(旧市街)や、サン・ロレンソビーチに代表される美しい海岸線など、観光の見どころも多いスポットです。
■ヒホンへのアクセス
アストゥリアス空港からバスで45分。オビエドからバスで30分
「ヨーロッパの頂、峰々」を意味する/ピコス・デ・エウロパ
スペイン北岸から20km内陸にある山岳地帯で、カンタブリア山脈の一部。豊かな植生に恵まれ、国立公園に指定された自然保護区でのハイキングやトレッキングを楽しむことができます。
■ピコス・デ・エウロパへのアクセス
オビエドから国立公園まで車で3時間
イチオシ美食:シドラを飲むなら、ガスコナ通りへGO!
アストゥリアス州はシドラ(微発泡性のリンゴ酒)製造が盛ん。オビエド旧市街のガスコナ通りの両側にはシドレリーア(シドラを提供するバル)が軒を連ね、終日にぎわっています。地元の人になった気分で飲んでみましょう♪
情報提供:スペイン政府観光局
●掲載の内容は2019年11月時点の情報に基づきます。