「あつ森」で島開発ならぬ、リアル無人島に出かけよう!3つの島で探検
ゲーム「あつまれ!どうぶつの森」がステイホーム期間中に空前のブームに。私もハマってる!という方も多いのではないでしょうか?そんな「あつ森」で島生活を楽しんでいる方も必見です!今度の週末はリアル無人島探検に出かけてみませんか?元・軍の施設などレンガ造りの建物などまるで物語のなかに迷い込んでしまったような無人島へ、いざ出発です!
東京湾に浮かぶ唯一の無人島「猿島」でBBQや要塞探検!
都心から1時間ほどで行ける周囲約1.6kmの無人島・猿島(さるしま)はかつて旧陸・海軍の要塞でした。
長年立ち入りが制限されていたため、手つかずの自然や砲台跡などの歴史遺産が、今もほぼそのままの姿で残っています。
現在も砲台跡やレンガで造られた兵舎・弾薬庫などが、数多く残されています。
島の奥へと進むと見えてくるのが切通し(要塞跡)です。向かって右側にあるレンガ造りの部分は、当時実際に使われていた兵舎で、明治初期に西洋築城の技術を元にして造られたものなんだそう!
このレンガ造りのトンネルは、道路用としては日本で最古級なのだとか!中には、旧軍の司令部跡や弾薬庫がほぼそのままの状態で保存されています。
実はこのトンネル、“愛のトンネル”と呼ばれる話題の必訪スポットなんです!カップルで通ると自然と手を握ってしまうため、そう呼ばれるようになったとのこと。
広場から海へ向かう階段を下りると、そこには磯が広がっていました。岩場の隙間や窪みをよく見るとカニや小魚が!吹き渡る潮風がとても心地よい場所です。
海賊ジョニーがいそうな雰囲気ですよね。海賊の砲台や海賊の宝箱があれば完璧です!
猿島のレンタルBBQの営業は、3~11月の毎日と12~2月は土・日曜、祝日です。タヌキ商店やエイブルシスターズがないが、必要な機材はすべてレンタル可能なので、好きな食材を持ってくるだけで気軽に楽しめます。BBQを満喫したあとは、自然あふれる無人島で歴史遺産を巡りましょう。
※ 猿島BBQは3~11月の毎日、12~2月は土・日曜、祝日営業。バーベキューサイト利用は無料。BBQの機材をレンタルする場合は、HPであらかじめ予約を。機材の空きがあれば当日現地でレンタル可能。レンタル保証金2000円。
※ 売店は7~9月の毎日、2~6・10・11月の土・日曜、祝日営業
※ 猿島オーシャンズキッチンは7月上旬~8月下旬の毎日、5月中旬~7月上旬の土・日曜、祝日、9~10月の土・日曜、祝日営業
≪猿島航路≫
時間:3~11月は三笠発9時30分~15時30分毎日1時間おき、12~2月は三笠発9時30分~15時30分土・日曜、祝日の1時間おき ※猿島からの最終便は3~11月は17時発、12~2月は16時発
定休日:強風・悪天候時、12~2月の平日
料金:往復1300円、猿島公園入園料200円
■参考記事:BBQのあとは、幻想的な世界を散策!ジブリの世界が広がる猿島へ(配信日:2018.05.29)
小さな冒険を始めよう!森のなかに現れる遺跡がいっぱい「友ヶ島」
かつては軍の要塞があり、島内には今も6ヵ所の砲台跡が残る「友ヶ島(ともがしま)」は、ジブリアニメ『天空の城のラピュタ』の世界に似ていると話題!
さすがにスコップやたかとびぼうは持っていかなくても大丈夫ですが、歩きやすい靴、帽子、軍手、そして真っ暗な砲台のなかを歩くために、懐中電灯は必携です。乗船場で無料の島内散策マップを入手して準備完了。
船から降りて、友ヶ島の北側、野奈浦桟橋に着いたら、地図を参考に散策スタート。こちらは桟橋からもっとも近い「第5砲台跡」。レンガとコンクリートで造られた砲台跡には、草木が生い茂り、独特な雰囲気を醸し出していますね。
5つある砲台跡のなかで一番規模が大きく、アニメの舞台のようだと話題の「第3砲台跡」。細くて急な階段を下りると、地下トンネルへたどり着きます。
トンネルを抜けると、そこはまさに、アニメの世界!丸い池のような場所は、昔大砲が置かれていた場所だそう。
海辺に立っているのは「第2砲台跡」。残念ながら内部は立ち入り禁止。崩れたり大きくひびが入ったりしているのが、味があっていいですよね。
あまり近づけないところが島の北の浜辺に似ていませんか?つねきちいないかなーと探しちゃいそうですね。
友ヶ島は、映画やアニメに出てきそうな雰囲気のスポットばかり。写真をたくさん撮りたくなりますね。今度の休日は、日帰りで異世界を体感してみてはいかが?
■参考記事:100年以上前の要塞が醸し出すラピュタの世界。和歌山の無人島「友ヶ島」(配信日:2018.06.25)
廃墟ブームで話題に!世界文化遺産の「軍艦島」で歴史を学ぼう!
数々の映画のロケ地にもなっている「軍艦島(ぐんかんじま)」、正式名称は「端島(はしま)」といいます。
かつての炭鉱の島で、無人島になってからは、年を重ねるごとに風化していき、その圧倒的なスケールと昔の建物群が醸し出す独特の雰囲気です。遠くから見ると、ネットで噂されている大型船に見えませんか?「あつ森」ではなかなか現れない謎の船ですが、長年無人島になった軍艦島も謎に包まれています。
軍艦島へは長崎市内の船会社が運航する上陸ツアーに参加することでのみ上陸できます。長崎港からクルーズ船で約40分です。
上陸したら、ガイドさんの案内で順路に沿って見学。第1広場にある「命の階段」と呼ばれていた海底炭鉱へ下る入り口。海中の奥深くの炭鉱で危険を顧みず働いていた炭鉱マン、時には事故で命を落とすこともあったとか。
第3広場には鉄筋構造のアパート群など、人々の暮らしを知る生活エリアを見学できます。30号棟アパートは日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造アパート。
今でもどこか力強さを感じる廃墟の、その独特な景色は映画『進撃の巨人』のロケ地になったことでも知られています。
軍艦島の大きさは周囲約1.2km。最盛期には5000人以上の人が暮らし、日本のエネルギーを支えていました。そんな日本の近代文化を支えた島のエネルギーと歴史を感じに出かけてみませんか。
※ 軍艦島へ上陸するには各船会社が運航している軍艦島上陸ツアーに参加する必要があります。ただし、天候等により上陸できない場合があるので、乗船に関する予約・お問い合わせ等は、各船会社までお問い合わせください。
【軍艦島上陸ツアーがある船会社】
・やまさ海運 Tel.095-822-5002
http://www.yamasa-kaiun.net
・軍艦島コンシェルジュ Tel.095-895-9300
https://www.gunkanjima-concierge.com
・軍艦島クルーズ Tel.095-827-2470
http://www.gunkanjima-cruise.jp
・シーマン商会 Tel.095-818-1105
http://www.gunkanjima-tour.jp
■参考記事:刺激的なプチクルーズ、世界遺産「軍艦島」上陸ツアーへ!(配信日:2018.07.28)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。