【フォトジェニックなカメラ女子旅】なぜ人気インスタグラマーはスマホではなくデジタル一眼で写真を撮る?Masaさんに聞いたその理由
目で見ている風景はとてもきれいでフォトジェニックなのに、スマホで撮って画面で見てみると「あれ?」という経験がある人は多いはず。最近のスマホは、日中であれば違いが分からないくらい画質が良くなっていますが、思わず写真を撮りたくなるいろんなシーンに遭遇すると、デジタル一眼が有利なときは多くあります。 女性が写りこんだ柔らかい風合いの写真で人気を集めるインスタグラマーのMasaさんに、スマホではなくデジタル一眼で写真を撮る理由を教えてもらいました。
スマホと差がでる撮影ポイント
写真が「記録」ではなく「作品」に!スマホでは難しい「いい写真」が撮れるのはなぜ?
スマホの特徴は、被写体から背景までクッキリと、見たままに写せることです。風景や建物、記念写真を撮るにはとても便利ですが、カフェで美味しそうなケーキを撮っているときに、後ろに邪魔なものがクッキリ写っていたらがっかり。
デジタル一眼では、メインの被写体はクッキリと、背景は綺麗にボカして、より作品的に撮ることができます。しかもどんな条件の時でもできてしまうのが魅力です。
光を味方にすると、より作品っぽくなる!
僕が写真を撮るときに意識することは、構図であったり、背景であったり、色々ありますが、一番は光です。同じ被写体を撮ったとしても光のあたり方によって、普通の記念写真にもなるし作品のようにもなります。
スマホで撮っていると「逆光で難しいから順光で撮ろう」と言っている場面によく遭遇しますが、デジタル一眼であれば、逆光も見方につけて、表現の幅を広げることができます。
この写真では逆光を生かして、人物が光に包まれるやわらかい風合いを表現しました。
光によって出来る影を意識して撮るとさらに印象的な写真に!
「ボケ感」の表現で写真がキマル!写真の主役を印象的にみせる機能が段違いにスゴイ
ボケをコントロールできることは、デジタル一眼の一番の特徴だと僕は思います。前にボケを持ってきて、フワっとした感じや印象的な画を撮ることは、スマホではできません。
この写真の主役は女性とそのすぐ近くにある梅です。手前と奥にボケをつくることで、写真に立体感がでて、主役をより引き立てています。
メインにピントを合わせて背景をボカすと、全体的に柔らかくて奥行きのある写真になります。どれぐらいボケさせるかもカメラの設定次第で調節できます。
この写真では一番手前のスイセンだけを主役にしたいので、数センチしか離れていないすぐ後ろの葉から、奥の存在感のある木まで、ボケるように設定しています。
写真を撮ることが多いカフェなどの室内は、肉眼では明るいと思っても意外に光が少ないものです。スマホだと微妙な光の調整が難しく、なかなか写真が撮れなくて食べ物や飲み物が冷めてしまう、なんて経験ありませんか?
デジタル一眼なら明るさの細かな調整も出来るし、光を多く取り込めるので、暗い画像データを無理やり明るくするときにできる、ザラザラのノイズも出にくくなります。もちろん、夜景の撮影もばっちりです!
スマホとの最大の違いはレンズ交換ができることです。例えば旅行で、身軽に色んなものを撮りたいのであれば、ズームレンズが便利ですが、より作品的な撮り方をしたければ単焦点レンズをおすすめします。
単焦点レンズは、ズームできない代わりに明るい(よくボケる)レンズが多いのが特徴です。それだけで上手くなった気になってしまうほど。F1.8ぐらいのレンズであれば安価なので初心者にもおすすめです。
(※「F+数値」はカメラに取り込む光の量を数字にしたもの。数字が小さいほど光を多く取り込めて、レンズも高価になる。単焦点レンズであれば、F2.8以下のものを一般的に明るいレンズといいます。)
この写真は単焦点のF1.8のレンズを使っていますが、ピントを合わせたい部分は少な目で周りを大きくボカしたくて使っています。ボケた部分やピントが合っている部分に光を合わせることでさらに印象的な写真にもなります。
今回撮影したD5600は、ニコンの中でもエントリー機の位置づけのカメラですが、デジタル一眼も年々進歩しており、写りだけで見ると上位機種と何ら変わらないほどに感じます。私も最初はエントリー機から始めてミドル機にアップしてどんどんカメラの魅力にハマっていきましたが、改めてエントリー機を持ってみると非常に軽いので持ち歩くのも楽!
撮った写真をWi-Fiですぐにスマホに送れて、その場でSNSに上げることもできるので、今の時代にもピッタリですね。なかなか奥が深いデジタル一眼ですが、まずは身近なシーンの撮影から、スマホとの違いを楽しんでみてください。
今回の旅の相棒(カメラ)は…
Nikon D5600(一眼レフカメラ)
コンパクトでありながらデジタル一眼の機能がたっぷり詰まった一台。軽量なので持ち運びに便利で、はじめてのデジタル一眼デビューにぴったりです。タッチパネル機能もあり、軽やかな操作性が魅力です。
photo: Masahiko Nishiyama
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