雪が谷大塚の焼き菓子店「Biscuterie ODORANTES」には心ときめくフランス菓子が勢ぞろい

食・グルメ 2022.06.29

雪が谷大塚の焼き菓子店「Biscuterie ODORANTES」には心ときめくフランス菓子が勢ぞろい

焼き菓子クッキースイーツフランス菓子アンティークフレンチアンティーク

東急池上線・雪が谷大塚駅から徒歩2分の場所にオープンした焼き菓子店「Biscuterie ODORANTES（ビスキュトゥリィオドラント）」。フランスで修行を積んだ田島夫妻が織りなすフランス伝統菓子は、ひとつひとつ丁寧に作られていて、おやつの時間をとっておきのものにしてくれます。アンティークに囲まれた店内で、フランス気分に浸りながらお気に入りのお菓子を探してみましょう。

Summary

フランスに想いを馳せて。アンティーク雑貨に囲まれたこだわりの空間
自分だけのお気に入りを探して。丁寧に作られたこだわりの焼き菓子
ひとつひとつに想いの詰まったフランス伝統菓子
食べるのがもったいない！とびきりかわいい猫のクッキー缶も
お祝い事やちょっとした手土産にも。心ときめくギフトラッピング

フランスに想いを馳せて。アンティーク雑貨に囲まれたこだわりの空間

東急池上線・雪が谷大塚駅から商店街を2分ほど歩くと見えてくる「Biscuterie ODORANTES」。おしゃれな打ちっぱなしのコンクリートの建物です。

お店の目印となる看板は、ラズベリーピンクと「ODORANTES」の文字が印象的。アンティークの額縁をモチーフに、奥様の里和さんがデザインしたそう。

横にある額縁のボードには、季節のおすすめなどが手書きで描かれていて、入る前から素敵なお店を想像してドキドキ…！

お店のドアを開けると、焼き菓子の甘い香りがふわっと鼻をくすぐります。店内はアンティークの小物やお花に囲まれていて、まるで外国のアトリエのような雰囲気。なんと壁や家具、床はDIYで作ったとのことで、温かく居心地のいい空間です。

夫妻がフランスで修業をしていた頃から少しずつ集めていたというアンティークの小物たち。

ひときわ目を引く素敵な鏡とシャンデリアは、大阪のアンティークショップ「Midi（ミディ）」で購入したもの。

花たちも店内を明るく彩ります。この日の花はペールピンクのシャクヤクとロゼット咲きのバラ。

「ODORANTES」では季節の花を飾ることも大切にしていて、その想いはお店の公式Instagram（@biscuterieconfiserie_odorantes）でも綴られています。

自分だけのお気に入りを探して。丁寧に作られたこだわりの焼き菓子

テーブルや棚の上にはさまざまな種類のフランス伝統菓子が並びます。ひとつひとつ丁寧にお菓子の名前や説明が書かれているのもうれしい！

入ってすぐのテーブルの上には、フィナンシェやマドレーヌなどの定番焼き菓子と、人気のクッキー缶がずらり。ひとつから購入できるので、お気に入りのお菓子を選んで。

焼き菓子がのっているお皿もセンスのいいものばかり。作品のような素敵なお菓子は、持ち帰ったらこんな風に飾っておきたくなりますね。

奥の棚の上段に並ぶのは、かわいらしいひと口サイズのクッキーたち。お茶菓子としてティーカップに添えるもよし、1袋を友達とシェアするのもよしです。

下段にはめずらしいフランス伝統菓子もあります。美しいビジュアルのお菓子たちに思わずうっとり…！

ひとつひとつに想いの詰まったフランス伝統菓子

お店のおすすめを2人に聞いてみると、「どのお菓子にもそれぞれ大事な想い入れがあり、決めるのが難しい」とのこと。ひとつひとつ丁寧に、手をかけて作られるお菓作りの原点は、「いいものを、いい仕事をしなさい」という2人の師匠の教え。こだわりのお菓子の中からほんの一部をご紹介します。

「マドモワゼルアリス」は、フランスで若い女性への敬称を表す“マドモワゼル”と、パリに憧れる小さな猫の女の子の名前をイメージした“アリス”が由来のかわいらしい焼き菓子。しっとりとした生地にはクランベリーを、コンフィチュールには国産イチゴとフランボワーズを使用した、フレッシュで甘酸っぱい味わいのお菓子です。ラズベリーピンクのデコレーションは、誰もが一度は憧れるブランド・CHANELのバッグ「マトラッセ」からのインスピレーション。エレガントでスイートなパリのマドモワゼルを想像しながら食べてみて。

国産のバターと小麦粉を使い、卵は味のしっかりとした平飼いハーブ卵を使用したというこだわり素材のマドレーヌ。

「アンソレイユ」は、そんなマドレーヌに愛媛産の美生柑（みしょうかん）というミカンを加えた逸品。グレープフルーツや柚子のようなさわやかな香りと、酸味と濃厚マドレーヌのハーモニーを楽しんで。

淡いピンクに包まれる夢のようなひとときをイメージしたという「プランセス」。イチゴの糖衣をまとったアマンドクロッカンにクランベリー、レモンの香りを添え、イチゴとフランボワーズのパウダーをふわりとのせた甘酸っぱいクッキーです。かわいらしい味と見た目は食べるだけでプリンセス気分にしてくれます。

南フランス地中海沿岸の街・マントンは、高級レモンの産地。地中海のブルーと白い丘、潮風にそよぐレモンの木々…「エリソンドゥマントン」は、そんな情景を想起させるハリネズミ型のクッキーです。国産・防腐剤不使用というこだわりレモンたっぷりのハリネズミクッキーは、かわいさのなかにあるトゲ（酸味）がたまりません！

「ベレデフェ」Grandサイズ 680円、Petitサイズ 200円 — 「ベレデフェ」Grandサイズ各680円、Petitサイズ各200円

試作を繰り返したという「ベレデフェ」は、“ミルク＆フルーツ”の風味豊かなムラング（メレンゲ）。「クリーミィホワイト」はマダガスカル産ヴァニラビーンズ入りのミルク味、「ペールピンク」はフランボワーズパウダーがアクセントのイチゴミルク味。ふんわり、ロマンティックなお菓子にときめきが止まりません！口いっぱいに広がるやさしい味を楽しんで。

食べるのがもったいない！とびきりかわいい猫のクッキー缶も

「レプティットオドラント」は、9種類のクッキーがぎっしり詰まった夢のようなクッキー缶。里和さんによる手書きのオリジナルデザイン缶には、「ODORANTES」のなかに小さいビスキュトリー（焼き菓子屋さん）があるイメージで、愛くるしい猫たちがお菓子作りをするなんともかわいい様子が描かれています。

入っているクッキーは香り高く魅力的なものばかり。食べてしまうのがもったいなくなるほどかわいい見た目は、プレゼントにもぴったりです！

「レプティットオドラント」クッキー内容
・コンフィチュールのバタークッキー
・ベルギーのスパイスクッキー
・きび砂糖とミルクのボール
・アールグレイのサブレ
・塩とヴァニラのサブレ
・オレンジコンフィットとカカオ
・メイプルシュガーのサブレ
・シナモンシュガーのリーフパイ
・フルーツとミルクのメレンゲ

お祝い事やちょっとした手土産にも。心ときめくギフトラッピング

ラッピングは4種類から選べ、お店のお菓子から好きなものを選んで詰めてもらえます。

箱はオリジナルデザインで、曲げわっぱ型のものはフランスでよく使われているマドレーヌの木箱をイメージしたもの。洗練されながらも温かみのあるデザインは、あげる方ももらう方も幸せな気持ちにしてくれそう。

「サック “ローズオドラント”」Petitサイズ 140円、Medium 200円 — 「サック “ローズオドラント”」 Petitサイズ140円、Mediumサイズ200円

フレンチアンティークの鏡をモチーフにしたオリジナルデザインのバッグは、1年以上かけて完成したものだそう。やさしい気持ちになれる淡いピンクと、クラシカルなデザインには「持った時にドキドキとうれしくなってほしい」という想いが込められているのだとか。

「お茶の時間やちょっとした差し入れに、日常の上質としておいしいお菓子を食べる。フランスの文化にもある小さな幸せの積み重ねを届けたい」と田島夫妻。

2人のパティシエの想いとこだわりがぎゅっと詰まった「Biscuterie ODORANTES」で、フランス気分に浸りながらお菓子を選んで、とっておきの幸せ時間を過ごしてみてはいかが？

■Biscuterie ODORANTES（びすきゅとぅりぃおどらんと）
住所：東京都大田区南雪谷2-3-6 1階
TEL：03-6425-8457
営業時間： 10〜19時
定休日：木曜

▶▶「焼き菓子」の記事をもっとみる！

Text・Photo：高橋梨花（vivace）

●新型コロナウイルス感染症対策により、記事内容・営業時間・定休日・サービス内容（酒類の提供）等が変更になる場合があります。事前に店舗・施設等へご確認されることをおすすめします。
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします