2023年最新情報【仙台七夕まつり】街中が笹飾りで彩られる夏の祭典

東北観光 七夕 夏におすすめ イベント 宮城県 るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

今年も仙台七夕まつりの季節がやってきました! 8月6~8日は仙台市の街の至るところで豪華絢爛な笹飾りが見られ、涼やかな夏の風物詩となっています。前夜祭の花火大会も必見! 最新情報をまとめました♪

Summary

夏を彩る「仙台七夕まつり」の魅力とは?

伊達政宗公の時代から続く旧暦7月7日の夏祭り

七夕祭りの様子

東北三大祭りのひとつにも数えられる「仙台七夕まつり」は、仙台藩主・伊達政宗公の時代から受け継がれている夏の伝統行事。

日本古来の星祭りの優雅さと飾りの豪華さが組み合わさった仙台を代表するお祭りで、コロナ禍前は毎年200万人が訪れたといい、東北屈指の人気を誇ります。

‟七夕”というと7月7日を思い浮かべる方が多いと思いますが、仙台七夕まつりは毎年8月6~8日の開催。というのも本来七夕は、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていて、現在の暦でいうと8月にあたります。

仙台でも旧暦での七夕まつりが行われていましたが、維新の変革とともに全国的に衰退し、特に明治6年の新暦採用を境に、年々行われなくなってしまったのだとか。

しかし昭和2年に、不景気を吹き飛ばそうと仙台の商家の有志たちが復活させ、戦後を経て現在のような形になりました。

仙台七夕まつりのみどころは?

東日本大震災からの復興を願って作られる約8万羽の折鶴は、下から覗くと幻想的!
東日本大震災からの復興を願って作られる約8万羽の折鶴は、下から覗くと幻想的!

商店街振興から観光イベントへと変貌し、日本一のスケールを誇る七夕となった「仙台七夕まつり」。

仙台駅周辺や、中心部である中央通や東一番丁では大型の飾りを、周辺部の地域商店街では昔ながらの素朴な飾りを楽しむことができます。

ミニ笹飾りも至るところで見られる
ミニ笹飾りも至るところで見られる

各店舗が工夫を凝らして制作した笹飾りは、8月6日の朝8時ごろから一斉に飾り付けがスタートし、雨が降ると濡れないように急いでビニールをかける姿も祭りのちょっとした名物に。各商店街の店舗を対象に飾り付けの審査が行われ、6日の午後には金・銀・銅の各賞が発表されます。飾りの根本には各賞のプレートがつけられるので、探しながら歩いてみるのも楽しみのひとつです。

見上げるほどに大きな笹飾りは「七つ飾り」に注目

七つ飾りの説明
写真提供:仙台七夕まつり協賛会

長さ10m以上の巨大な竹から作られる笹飾り。数カ月前から手作りで制作され、1本の価格は数十万~数百万円もするのだとか!

そんな笹飾りに欠かせないのが「七つ飾り」といわれる小物たち。商売繁盛や無病息災などひとつひとつの飾りにさまざまな願いが込められています。

  • 短冊:学問や書道の上達
  • 紙衣(かみごろも):病気や災難の厄除け、裁縫の上達
  • 折鶴:家内安全と健康長寿
  • 巾着:商売繁盛
  • 投網(とあみ):豊漁・豊作
  • 屑篭(くずかご):清潔と倹約
  • 吹き流し:織姫の織り糸

みなさんも笹の葉に短冊を吊るして、星に願いを届けてみてはいかがでしょうか。

2023年の概要をチェック! 花火大会も注目

2023年は日~火曜の3日間の開催!

こけしなどをモチーフにした笹飾りも
こけしなどをモチーフにした笹飾りも

毎年8月6~8月8日に行われる仙台七夕まつり。2023年の今年は日~火曜の開催となります。

4年ぶりの通常開催となる今年は、仙台市中心部や周辺の地域商店街で色とりどりの笹飾りが飾られ、自由に見てまわることができます。

見られる場所は市内に点在しているのでこちらのマップで事前に確認しておきましょう(https://www.sendaitanabata.com/map)。

また勾当台公園市民広場には「おまつり広場」が展開。お昼は飲食ブースや短冊体験が楽しめる「お休み処」、17時以降は「七夕ビアフェスタ」が設置され、仙台七夕まつりをより楽しく過ごすことができます。

花火大会の様子

また8月5日(土)には前夜祭の花火大会が仙台市西公園近くで開催されます。全国的にも珍しい都市の中心部で打ち上げられる花火で、どこから見ても圧巻の一言!

コロナ禍前の2019年には約1万6000発が打ち上げられ、約50万人の人出があった人気イベント。今年も本番に向けて勢いをつけてくれそうです!

観光シティループバスに乗ってさらに祭りを楽しもう!

ライトアップされる瑞鳳殿
ライトアップされる瑞鳳殿/写真提供:仙台七夕まつり協賛会

祭りをもっと楽しみたいなら観光シティループバス「るーぷる仙台」がオススメ♪ 8月6日~8日限定で「七夕ナイト号」の夜間特別運行が実施され、名所のナイトイベントを楽しむことができます。

ルートは仙台駅を出発して、瑞鳳殿→仙台城跡→定禅寺通りを巡り一周(約60分)。瑞鳳殿では参道や境内が竹灯籠でライトアップされ、仙台城跡では伊達政宗公騎馬像や登城路のライトアップ・プロジェクションマッピングを行う「伊達光路(だてこうろ)」や伊達武将隊による夜間演武が行われるなど、青葉山を舞台に、仙台七夕の夜を彩る新しいイベント「-仙台七夕ナイトフェス-宵灯り(よいあかり)」が開催されます。

乗り降りは自由で、1乗車大人260円。仙台駅前発は17時20分から21時までのあいだ、20分間隔で運行されます。

夜にきらめく七夕も風情があって幻想的。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね(問い合わせ先:仙台市交通局案内センター022-222-2256)。

美しい笹飾り

以上、仙台七夕まつり2023年の最新情報をお届けしました。期間中きらびやかな笹飾りが風になびく姿はとても涼しげで、雅な雰囲気に包まれています。仙台の夏の風物詩を味わいに訪れてみてはいかがでしょうか?



■仙台七夕まつり(せんだいたなばたまつり)
期間:2023年8月6日(日)~8日(火) ※前夜祭の花火大会は8月5日(土)
会場: 仙台市中心部および周辺の地域商店街 ※花火大会は仙台西公園付近一帯(予定)
電話:022-265-8185(仙台七夕まつり協賛会)、022-222-9788(花火大会:仙台青年会議所)
時間:自由観覧 ※花火大会は19時30分~20時分
交通:JR仙台駅からすぐ~地下鉄南北線勾当台公園駅から徒歩すぐ
URL:https://www.sendaitanabata.com/


Text & Photo:ジェンティーレ恵


●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください