2024年【山形花笠まつり】キホンや魅力を徹底解説!
山形県山形市で毎年8月5〜7日の3日間で開催される「山形花笠まつり」。東北四大祭りのひとつでもあり、例年約100万人もの観客を動員する山形屈指の夏祭りです。そんな祭りの由来や見どころ、取材レポートをご紹介します!
Summary
山形花笠まつりとは?由来や歴史・見どころを解説!
「ヤッショ、マカショ」の掛け声と、勇壮な花笠太鼓が鳴り響き、8月初頭の3日間を盛り上げる「山形花笠まつり」。踊り手約1万4000人、約161団体(※令和元年度)が参加する山形屈指のイベントで、例年約100万人の見物客が訪れています。
見どころは何と言っても、紅花(べにばな)をあしらった花笠を持った踊り手たちが、山形市の目抜き通りを練り歩くパレード。そこで披露される‟花笠踊り”は、実は何種類もの踊り方があるんです。
従来、地域によって、笠をかぶって手踊りしたり、笠を手に持って回して踊ったり、10種類あまりのさまざまな踊りがあったといいます。それらを第一回目の花笠音頭パレード(のちの『山形花まつり』)開催に向けて一本化し、誰でも手軽に踊れるように振り付けたのが「正調花笠踊り〜薫風最上川(くんぷうもがみがわ)〜」。
優雅で華麗な「正調花笠踊り〜薫風最上川(くんぷうもがみがわ)〜」(通称:女踊り)は、一糸乱れぬ集団美が最大の見どころで、第一回目の昭和38年(1963)から踊られています。対照的なのが「正調花笠踊り〜蔵王暁光(ざおうぎょうこう)〜」(通称:男踊り)で、蔵王連峰の夜明けと、大地をしっかり踏みしめ、自然の恵みへの感謝をイメージした勇壮な踊りが特徴です。ほかにもダイナミックな「笠回し」、創作花笠踊りなどが続き、見飽きることがない充実のパレードが繰り広げられます。
2024年の山形花笠まつりはいつ開催されるの?
毎年8月5〜7日に行われる「山形花笠まつり」。2024年の今年は、月・火・水曜となり、平日開催の年となります。
会場は山形市の中心市街地の約1.2kmの直線コース。スタートは本町から、ゴールは文翔館前へと続きます。
3日間とも下記の通りのスケジュールで行われます(雨天決行)。
- 18時〜 :山形花笠まつり実行委員会挨拶
- 18時10分〜 : パレードスタート
- 21時45分:パレード終了
山形花笠まつりはどこで見られる?
花笠パレードコースのスタート地点までは、JR山形駅から徒歩約15分。車の場合は山形自動車道山形蔵王ICから山形駅方面へ約10分となります。会場周辺に有料駐車場が約2000台分ありますが、混雑が予想されるため、なるべく公共交通機関で訪れることをおすすめします。
詳しくはこちらの周辺MAPでも確認できます。
https://www.hanagasa.jp/download/data/2024_hanagasa_pnf.pdf
山形花笠まつりを思いっきり楽しもう!昼の花笠まつりやご当地グルメも
昼の花笠まつりも見逃せない
昼には花笠踊りを学ぶことができるイベント「昼も楽しく花笠まつり」(参加無料・事前予約不要)なども開催され、参加者には花笠柄のペーパーファンのプレゼントも♪
日程(5〜7日共通) |
|
会場 | やまがたクリエイティブシティセンターQ1(山形市本町1-5-19) |
飛び入りコーナーに参加しよう
実は花笠まつりの夜本番では、毎日2回、一般の方でも自由参加OKのイベントがあるんです。
1回目は18時10分〜18時30分に行われる「オープニング花笠輪踊りコーナー」で、ゴール付近の市役所前で開催。2回目は20時30分〜パレード終了まで行われる「飛び入りコーナー」で、ミス花笠が率いるパレード最後尾に参加することができます。
昼の花笠に参加すれば、踊りを学ぶことができるので、夜の自由参加イベントを体験してみたい人にはおすすめ! 観て、学んで、踊って、花笠まつりをたっぷり楽しみましょう!
ご当地グルメも必食!
そのほか、山形のおいしい食を味わえるブースが揃う「やまがた花笠食フェスタin文翔館」が、各日17時〜21時30分(7日は〜21時)が、パレードゴール地点の文翔館議事堂前広場で開催されます。こちらもぜひ足を運んでみてくださいね。
【現地取材レポ】「山形花笠まつり」取材に行ってきました♪
ここからは、毎年8月5〜7日の3日間で行われる「山形花笠まつり」の様子をお届けします♪
パレードのスタート地点までは、電車ならJR山形駅から徒歩15分ほど。私は車で会場まで向かいました。
祭り専用の臨時駐車場は設けられていないため、会場周辺にある一般の有料駐車場を利用します。事前に会場MAPなどを確認し、市役所近くの比較的大きめの山形市中央駐車場をめがけてナビを設定しました。
交通規制がかかる17時前だったので、特に混雑することもなく、駐車場も空きがあり問題なく停められました。平日だったため、土日に比べて落ち着いていたのかもしれません。
早速会場に入り、まずは文翔館で行われている「やまがた花笠食フェスタin文翔館」へ。各日17時〜21時30分(7日は〜21時)に行われている、山形のおいしい食を味わえるイベントで、パレード前の腹ごしらえにぴったり! 山形名物や人気グルメとたくさん出合えました。また文翔館のテラスからは会場を見渡せるとあって、こちらにもたくさんの人が訪れていました。
次に訪れたのは山形商工会議所内にあるグッズ販売コーナー。オリジナルグッズのほか、花笠もここで購入することができます。パレードでは一般参加OKのコーナーもあるので、花笠を持って参加すればさらにお祭りが楽しめますよ♪
そして18時が過ぎ、パレードがスタート! ゴール付近の山形市役所前は、先頭集団が来るまで少し時間があるので、その間「オープニング花笠輪踊りコーナー」が開かれています。誰でも参加OKで、踊り手の後ろについて、見よう見まねで輪になり花笠踊りを踊っていきます。
この日は少々雨がパラついていましたが、熱気が吹き飛ばしてくれたのか、いつの間にか雨も気にならなくなりました。だんだんと向こうから太鼓の音色が聞こえてきて、先頭集団が近づいてくると、パレードの圧がブワッと押し寄せてきました…!
「ヤッショ〜マカショ♪」と花笠音頭に合わせ、花笠を優雅に回しながら、美しい衣装に身を包んだ踊り手たちが歩みを進めます。蔵王大権現の大きな山車も登場し、大盛り上がり! かわいらしい子どもたちの踊り手集団も後に続きます。
花笠踊りは伝統的な踊りの種類がいくつかあり、衣装もさまざまで、見飽きることがありません。創作花笠踊りもあり、地元中学校のラグビー部によるラグビーボールを使ったオリジナルの踊りや、ダンスクラブによるHIP HOP調の踊りも! 伝統にとらわれず、自由な雰囲気に包まれていて、会場も一層盛り上がっていました。
最後はお待ちかね、一般参加OKの「飛び入りコーナー」。20時30分あたりからパレード終了まで、ミス花笠が率いるパレード最後尾に加わって、みんなで花笠踊りを披露します。
最初は恥ずかしそうにしていた人たちも、次第に皆楽しげな様子に! 進むにつれ人が増えていき、一体感が高まっていきます。沿道との距離も近く、盛り上がりは最高潮。ゴールまで約40〜50分の長いパレードを踊り切りました!
熱気あふれる祭りの様子を、動画でチェック!
以上、「山形花笠まつり」取材レポートでした♪
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