都会のオアシス! 東京・砧公園内の「世田谷美術館」でアートに触れよう

都会のオアシス! 東京・砧公園内の「世田谷美術館」でアートに触れよう

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東京・世田谷区の砧公園の一角にたたずむ「世田谷美術館」は、緑に囲まれたアートスポット。今回はその自然と芸術が見事に調和した極上のアート空間の魅力を、たっぷり潜入レポートします!

Summary

「世田谷美術館」ってどんなところ?

1986年に開館した「世田谷美術館」は、世田谷区にある緑豊かな「都立砧公園」の中に位置するため、四季折々の自然とアートを一度に堪能できる贅沢な美術館。

国内外の近現代アート作品を中心に、「素朴派」とよばれる作家や、世田谷にゆかりのある作家の作品など、約1万6000点を所蔵しています。
館内に一歩足を踏み入れると、光あふれるエントランスホールの美しさに思わずうっとり。
波紋のようでとてもきれいな床面にもテンションが上がります♪
館内にはさまざまな場所にこの波のようなモチーフがあり、どこも写真映え抜群なので、絶好のスポットをぜひ探してみてくださいね。

多彩な企画展や趣向を凝らしたミュージアムコレクション

エントランスホールの左手奥にある1階展示室では、幅広いジャンルの企画展が開催されています。
取材時は「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界」展(※2022年9月4日まで)が開催されていたため、館内外にかわいらしいキャラクターがいっぱい♪
2階展示室で開催されているのは、「世田谷美術館」の収蔵作品を、ユニークな視点で紹介するミュージアムコレクション。

観覧料(一般:200円)がかかりますが、企画展のチケットを持っているとミュージアムコレクションも合わせて観覧できちゃいます。展示スペースはゆったりとした空間でじっくりアートに向き合えるので、ぜひその目で確かめてみて!

貴重な資料の宝庫! 「アートライブラリー」

2階には、「世田谷美術館」が収蔵する国内外の近現代の作家&世田谷ゆかりの作家の資料や、過去に開催された展覧会のカタログなどが並ぶ専門図書室「アートライブラリー」も。
特別な手続きはいらず、しかも無料で、約2000冊の文献を自由に閲覧できちゃいます。

ライブラリーのみの利用も大歓迎だそうなので、思う存分アートに触れたいときにはぜひ。一日中楽しめること請け合いです。
そしてライブラリーの入り口では、この方がお出迎え。

「世田谷美術館」が多く所蔵する「素朴派」を代表する作家、アンリ・ルソーの『フリュマンス・ビッシュの肖像』のパネルや、作品と同じ額縁で囲まれたコインロッカーも見逃せません。

センス抜群のオリジナルグッズが揃う「ミュージアムショップ」

「ミュージアムショップ」には、展覧会の図録などに加え、ここでしか手に入らないオリジナル商品がずらり。

美食家としてだけでなくさまざまな分野で才能を発揮した北大路魯山人の「ペーパーウェイト」815円や「手ぬぐい」916円〜もおすすめですが、イチオシは版画家・稲垣知雄の猫グッズ。「付箋」400円や「一筆箋」350円など、ちょっとしたギフトにもぴったりです。
ルソーキャンディー 300円
「ルソーキャンディー」300円
そしてアンリ・ルソーの『フリュマンス・ビッシュの肖像』のグッズも豊富にラインナップ。

金太郎飴とコラボしたソーダ味の「ルソーキャンディー」は、不動の人気を誇る看板商品だそう。
(写真左)ルソー花粉症バッジ、喘息バッジ 各200円 (写真右)動くルソー人形 100円
(写真左)「ルソー花粉症バッジ」、「喘息バッジ」各200円 、(写真右)「動くルソー人形」100円
ユニークな商品もたくさん。おみやげにしたら話題になること間違いなしです!

そしてひそかに人気だというカプセルトイも。

取材時は、「世田谷美術館」のコレクションの中から選りすぐった動物モチーフの缶バッジがゲットできました。美術館ボランティアのみなさんが発案&制作している応援グッズだそうで、1個につき100円が「世田谷美術館」への寄付になります。運だめしと美術館の応援をかねていかが?

レストラン&カフェでは景観も堪能♪

波モチーフのベンチと、大きなガラス窓から差し込む光のコントラストに魅了されてしまう長い渡り廊下の先に、レストランがあります。
窓からは、「世田谷美術館」のシンボルであるクヌギの大樹も!
「レストラン ル・ジャルダン」は、「世田谷美術館」でのアート鑑賞の後に、最後の絵画として美しい一皿を提供してくれる本格フレンチレストラン。気軽なランチやティータイム、ご褒美ディナーまで、四季折々の多彩なメニューをいただくことができます。

企画展に合わせたコラボメニューも用意されているうえ、レストランだけの利用も可能なので、砧公園散策と合わせて訪れるのもいいかも♪
地下1階には「SeTaBi Café (セタビカフェ)」も併設されています。メニューはガレットやホットサンド、季節のデザートなど。

砧公園から直接アクセスもでき、ランチやティータイムなど、さまざまなシーンで利用可能。アイスクリームやドリンクなどはテイクアウトもできちゃいます。
テラス席はご覧の通りの開放感。関根伸夫の作品『水彫れの滝』を眺めながら、ゆったりした時間が過ごせそう。

気になるアクセス方法やチケット情報もチェック!

「世田谷美術館」へのアクセスは、最寄駅からバスがおすすめ。

・東急田園都市線「用賀駅」から徒歩17分、または美術館行バス「美術館」下車、徒歩3分
・小田急線「成城学園前駅」から渋谷駅行バス「砧町」下車、徒歩10分
・小田急線「千歳船橋駅」から田園調布駅行バス「美術館入口」下車、徒歩5分
・東急東横線「田園調布駅」から千歳船橋行バス「美術館入口」下車、徒歩5分

来館者専用駐車場(無料)や砧公園駐車場(有料)もあるので、車での来館もOKです。
観覧料は一般200円、大高生は150円、中小生は100円です。
※展示室以外の館内施設(ミュージアムショップ、レストラン、カフェ、ライブラリーなど)はチケットなしで利用可能

また、企画展の観覧料は企画展ごとに異なりますが、オンラインによる日時指定券の購入がおすすめです。
緑豊かな「世田谷美術館」で、アカデミックな一日をじっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?


Text・Photo:小山亮子(vivace)

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