【韓国現地レポ】『その年、私たちは』ロケ地巡り!あの感動の場面を探して、世界遺産の街・水原へ

【韓国現地レポ】『その年、私たちは』ロケ地巡り!あの感動の場面を探して、世界遺産の街・水原へ

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せっかく渡韓するなら、巣篭もり中に観たドラマのロケ地を歩いてみたい! というわけで、今回は元恋人同士の揺れ動く思いを描く最新ロマンス作品『その年、私たちは』のロケ地を訪ねてみました。ソウルから高速鉄道KTXで約30分の世界遺産の街・水原市は、数々のヒットドラマが撮影されたことでも有名なんです。

Summary

ドラマ『その年、私たちは』ロケ地を訪ねて、ソウルから水原市へ

水原華城・長安門と周囲の市街
水原華城・長安門と周囲の市街

学年で成績トップの女子高生ヨンス、そして万年ビリの少年ウン。初恋と切ない別れを経て5年ぶりに再会した2人が、元恋人同士の立場から再び近づいていく…。そんな物語をやさしく温いタッチで描いてヒットした韓国ドラマ、『その年、私たちは』。
撮影は韓国各地で行われましたが、特に印象深い舞台となったのが水原市。首都ソウルから南へ34km、韓国西北部に位置する人口120万人の地方都市です。

水原駅を出て北東へ車を8分ほど走らせると、見えてくるのは「水原華城(すうぉんふぁそん)」。ユネスコ世界文化遺産にも登録された18世紀末の史跡です。
かつては周囲が5.7kmに及ぶ広大な城塞でしたが、現在はその内部の大部分が市街地に。朝鮮王朝時代の城壁や城門と日常が共存する、不思議な光景が広がります。

ノスタルジックな温かさにあふれる「ウンの家」

華西門と民家
華西門と民家

城門を見るなら、水原華城の南大門に相当する「八達門(ぱるだるむん)」が観光のハイライト。ただし今回は、北西の端に位置する「華西門(ふぁそむん)」へ向かってみましょう。

ウンの家のロケ地
ウンの家のロケ地

「華西門」から城壁の内側を北東に進むと、2分ほどで左手角に白い壁の住宅が見えてきます。ここが、『その年、私たちは』によく登場した主人公のウンの家。数々の名場面の舞台となった撮影場所です。
年季の入った煉瓦造りの建物は、ノスタルジックな温かさが満点。ゆったりした庭はいまも植物がよく手入れされ、地方都市ならではのスローライフな世界に癒されます。
「ウンの家」はもともとは民家だったようですが、撮影前はカフェレストランだったとか。実は「ウンの家」からすぐ南を東西に走る「行理団(きょんにだん)通り」は、古い家屋や商店をリノベーションしたカフェが立ち並ぶエリア。新しい感性と温かみのあるレトロ感が調和する世界も、ぜひお見逃しなく。

「ウンの家」の周囲にはほかにも名場面の舞台がたくさん!

長安公園
長安公園

「ウンの家」の北は、城壁の外側に沿って「長安公園(ちゃんあんこんうぉん)」が続いています。ここも『その年、私たちは』で、大学生になった2人が、ともに過ごす場所として登場するスポット。また人気グループASTROのチャウヌが主演したラブコメドラマ『私のIDはカンナム美人』でも、ヒロインのミレが過去に告白するシーンの撮影が行われました。
続いて「ウンの家」からまた城壁に沿って北東へ6分ほど歩いて右手に入ると、「水原伝統文化館」が見えてきます。ただし、お目あてはそちらではなく、その脇の低い石造りの塀が続く静かな小道。ここでは、『その年、私たちは』第12話で、ウンとヨンスが夜デートするシーンが撮影されました。また第11話で、ウンがヨンスの持ってきたナツメを拾う場面もここが撮影場所です。

東の城壁付近には古い路地裏をアートで美化する「壁画村」

バスケットボールコート
バスケットボールコート

今度は「華西門」の正反対、城壁の東門にあたる「蒼龍門(ちゃんにょんむん)」へ移動してみましょう。ここは「華西門」から車で約8分、水原駅からだと15分の距離です。
「蒼龍門」から城壁を右手に見ながら南へ3分ほど歩くと、左手に見えてくるのが小さなバスケットボールコート。ここは第1話で、ウンたちがバスケに興じた公園です。
さらにそこから4分ほど進んだあたりで、左の小道へ。すると迷路のような路地裏のそこかしこに、壁にかわいらしい絵が描かれた古びた民家が現れます。 ここは韓国各地にある「壁画村」の1つ、「池洞(ちどん)壁画村」。
「壁画村」とは、開発から取り残されて老朽化した一帯の環境美化と活性化を図る文化プロジェクトのこと。池洞では2011年から始まり、現在では韓国でも有数の規模の「壁画村」となりました。

ドラマで見慣れた緑色の門がお出迎えする「ヨンスの家」

ヨンスの家のモデルとなった家
ヨンスの家のロケ地

この「池洞壁画村」の一角にひっそりと佇んでいるのが、「ヨンスの家」。ドラマですっかりおなじみになった緑色の門も、そのまま一帯の生活感に溶け込んでいます。
「ウンの家」よりさらに年季を経た家屋は、往年の名画に出てきそうなレトロ感。すでに朽ちかけている部分もあり、「池洞壁画村」が経てきた長い歳月を偲ばせます。

壁画村のウォールアート
壁画村のウォールアート
壁画村のウォールアート

人通りがほとんどない「池洞壁画村」は日中もひっそりとしていて、喧騒の絶えないソウルとは別世界。おしゃべりの声も周囲の家々に響き渡るので、見学中はくれぐれもお静かに…。

ソウルからもアクセスしやすい水原の街は、他にもみどころがいっぱい。水原カルビも有名なので、こちらもチェックをお忘れなく。

まだある!韓国ドラマの聖地記事はこちら

他にも韓ドラファン必見の聖地をご紹介しています。
韓国旅行の際はお気に入りのドラマのロケ地をぜひ巡ってみてくださいね。

『愛の不時着』

愛の不時着
出典:tVN 愛の不時着 公式HP

『梨泰院クラス』

梨泰院クラス

『イカゲーム』

イカゲーム


Text: ゴーシュ
Photo: ゴーシュ

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