10種のラム肉のおいしさを体感できるラムビストロ「BISTRO PRIME LAMB」

10種のラム肉のおいしさを体感できるラムビストロ「BISTRO PRIME LAMB」

ビストロ ジンギスカン 東京都 るるぶ&more.編集部
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東京・原宿に2022年7月にオープンした、ラムビストロ「BISTRO PRIME LAMB(ビストロ プライム ラム)」。ジンギスカンのイメージが強いラム肉ですが、このお店では10種類もの部位を、それぞれに合った多彩な絶品料理で味わうことができるんです。そんな、新しいラム肉のおいしさを味わってきました!

Summary

ラム肉の本当のおいしさを世界へ発信するビストロ

東京メトロ・明治神宮前駅から徒歩6分の場所に位置する「BISTRO PRIME LAMB」は、ラム料理専門のビストロ。

「かつてないラム体験」をコンセプトに、これまでにない上質なラム料理が堪能できるお店です。
原宿のおしゃれな街並みを歩いてお店に着くと、そこに広がるのは重厚感のある洗練された空間。ジンギスカンを提供する大衆料理店の雰囲気とはまた違った特別感のある店内に、テンションもアップ!

10種類の部位のうま味を最大限引き出した、こだわりのラム料理

ラムといえば、ジンギスカンのように焼いて調理するイメージがありますが、実は部位ごとに最適な調理法が異なる、繊細なお肉なのだそう。

このお店では、1頭から200gしかとれないフィレ肉や、乳飲み仔牛からしかとれないしびれ、赤身・内蔵・脂身など、まったく違う個性と味わいを備えた10種の部位を用意。それぞれのおいしさやうま味を最大限に引き出せるよう、煮る、熟成させる、発酵させる、低温で調理する…など、フレンチならではの幅広い調理法を駆使し、研究を重ねて生まれたという絶品コースが味わえます。

使用しているのは、オーストラリア産の「プライムラム」という品種。広い土地でのびのびとストレスなく育てられているので、クセが少なく軟らかいのが特徴です。実際、ラム好きな人からの評判はもちろん、もともとラム独特の臭みが苦手という人でも「克服できた!」「このお店でならおいしく食べられる!」という声が多く寄せられているとか。

定番のラムチョップからユニークな一品まで、贅沢な10品コース

ラム肉10種類の部位と10種類以上の野菜が織りなすプライムコース 全10品 6380円
ラム肉10種類の部位と10種類以上の野菜が織りなす「プライムコース」全10品 6380円
そんなさまざまな種類のラムを余すことなく味わえるのが「プライムコース」。

一品目が出てくる前に、調理前のラム肉と野菜をテーブルまで持ってきてくれ、スタッフさんが説明! ワクワク感が高まります。
同時に、シェフが農園に足を運んで選んだという野菜の紹介も。千葉県印西市の「柴海農園」などから仕入れた旬の無農薬野菜が、たっぷり楽しめるのもうれしいポイントです。
(手前から)フィレ肉のひと口レアステーキ、フィレタルタル
(手前から)フィレ肉のひと口レアステーキ、フィレタルタル
さて、いよいよ料理のお目見えです。

アミューズは、1頭から200gしかとれないという希少なフィレ肉を使ったレアステーキとタルタル。

ひと口ステーキは、軟らかいうえ臭みもまったくなくてびっくり! 添えられているレモンピールのさわやかさと、ピリっとくる有馬山椒がアクセントです。タルタルは、ミンチされた軟らかいラムのうま味と、マイクロバジルのさっぱりした香り、さらにバゲットのサクサク感が混ざり合っています。
ラムボーン(バラ)のスープ 旬菜と芝海農園野菜を添えて
ラムボーン(バラ)のスープ 旬菜と芝海農園野菜を添えて
ラムのあばらの肉と骨でだしをとったスープは、女性人気の高い一品。

その場で注いでくれるので、熱々の状態で食べられます。うま味がジュワッと広がるやさしい味わいかつ、ポトフのように野菜がごろごろ入っているため、野菜自体の味や甘みがしっかり感じられるのもうれしい!
 前盛4種盛り合わせ(左から)塩麹カルビジャーキー、もも肉のカルパッチョ、ハツの低温調理、スパイシーラムのケサディージャ
前盛4種盛り合わせ(左から)塩麹カルビジャーキー、もも肉のカルパッチョ、ハツの低温調理、スパイシーラムのケサディージャ
次に出てくるのは、思わず「わぁ~!」と歓声を上げてしまうような盛り付けが華やかな前菜の盛り合わせ。

一番左は、上品な脂がのったあばらの部位を塩麹でマリネしたジャーキー。しっかり塩気が強い一方、オレンジやミニトマトのドライフルーツの酸味が利いていてバランスが絶妙。クセになるおいしさです。

中央は、赤身のなかでも特においしいもも肉をカルパッチョに仕立てたもの。アクセントにコショウがトッピングされています。下に敷かれているルッコラのほんのりとした苦みとも相性抜群!

右奥は、ハツの特徴的な食感を生かせるよう低温調理でじっくりと仕上げられた一品。ガーリックの風味と、軟らかいのに歯ごたえもしっかりある絶妙な食感で、止まらなくなっちゃいます!

右手前は、イチボやロースの部位を贅沢にミンチにし、チーズと合わせてトルティーヤで包んだ「ケサディージャ」。もともとはメキシコ料理というだけあって、スパイシーな味つけ。そのなかでも、ラムミンチに混ぜ込まれた玉ねぎの甘さをしっかり感じられて驚き。皮のパリパリ感もGOOD。
ラムタングリルのサラダ
ラムタングリルのサラダ
続いては野菜がごろごろとたっぷり入ったサラダ。グリルしたタンがトッピングされています。タンのなかでもより軟らかくうま味が強いタン元だけを使用しているのだそう!

ドレッシングは柑橘系でさっぱりと食べられる一方、タンに合わせてネギのレモンマリネとライムカットが添えられているので、好みに合わせて味変しながら楽しめます♪ タン×ネギの鉄板コンビや、ライムのビターな香りを合わせた大人の味わいもぜひ試してみてくださいね。
レバー、しびれ、ももなどラムづくしのパイ
レバー、しびれ、ももなどラムづくしのパイ
ももやイチボなどのミンチと、白子のような食感のしびれ、レバーをミルフィーユのように層状にして包んだパイ。食べ進めるにつれ、違う部位が出てきて味わいの変化が楽しめます。

ジューシーなラムのうま味はもちろん、包んでいるパイのバターの風味や濃厚な赤ワインソース、キクイモのまろやかなピューレが口の中で合わさっておいしい…! 目を閉じてゆっくり味わいたくなる絶品です。
産地直送フルーツトマトのスムージー
産地直送フルーツトマトのスムージー
お口直しは、山口県産のフルーツトマトを使ったスムージー。ひと口飲んで、「お!」と声が出るほどトマトが濃厚でまたまたびっくり。酸味、塩味、甘みがベストバランスで、さっぱりと飲めます。
プライムチョップ(ラムチョップ)と芝海農園の野菜を添えて
プライムチョップ(ラムチョップ)と芝海農園の野菜を添えて
フレンチラックという、肋骨を残したロースの部位を切り分けたラムチョップ。赤身の部分はレアに焼かれていて軟らかく、脂身はよく焼きで脂を落としてあるためしつこすぎず、肉感とうま味をしっかり感じられます。

特においしいのは、骨に近い部分! うま味が凝縮しているので、ぜひ余すことなく味わって。

濃厚な春菊のソースと、香ばしさと酸味がクセになるスモークヨーグルト、クミンやパプリカなどをブレンドしたオリジナルのスパイス、さらにそのスパイスをまぶしたパン粉…と、ソースや薬味にもこだわりがたっぷり。さまざまな味わいで、飽きずに食べられます。
自家製フォカッチャと燻製ホイップバター
自家製フォカッチャと燻製ホイップバター
合わせて出てくるフォカッチャは、生地から自家製! 燻製ホイップバターとオリーブオイルをつけていただきます。もちっとしていて香ばしい、隠れた人気メニューです。おかわり自由なのもうれしい!
ラムラグーのパスタ
ラムラグーのパスタ
料理の最後は、ラム肉のさまざまな部位とトマトなどの野菜を煮込んでうま味を出したラグーソースのパスタ。仕上げに、香りとコクが特徴の羊のチーズを目の前で削ってくれます。
ここまででも十分満腹感を得ていたのに、ラムのうま味が染み出した深みのあるソースがおいしくてペロリと完食! 店長のひそかなおすすめは、このパスタのソースと一緒にフォカッチャを食べることだそう。ぜひ試してみてくださいね!
ペコリーノのアイスクリームとレモンのソルベ
ペコリーノのアイスクリームとレモンのソルベ
ラストのデザートは、羊のミルクから作ったペコリーノチーズのアイスとレモンのソルベ。アイスは、ミルキーでチーズ感が濃厚! そこに、レモンの酸味が合わさって相性抜群。温かいハーブティーと合わせてゆったりと味わいます。

風味豊かなジンソーダやナチュラルワインと合わせて

ジンソーダ 1540円
「ジンソーダ」1540円
ラムに合うようチョイスされた、こだわりのドリンクがずらりと揃っているので、お酒が好きな人も注目。

この日、コースと一緒にセレクトしたのはジンソーダ。ラムの本場、オーストラリアでは、クラフトジンで乾杯するのが一般的なのだとか。タスマニア産のジンは華やかな香りが特徴で、飲んでみるとふわっと豊かな風味が広がります。さっぱりした味わいなので、ラムと合わせてグイッと進んでしまいます。
ワインの種類も豊富。特に、女性からはナチュラルワインが人気だそう。ぜひラム肉とのマリアージュを味わってみてください。

ラム好きな人も、ラム初心者も楽しめる「BISTRO PRIME LAMB」で、新たなラムのおいしさを体感してみては?

■BISTRO PRIME LAMB(びすとろ ぷらいむ らむ)
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-18
TEL:03-5772-8858
営業時間:ランチ(土・日曜、祝日のみ)11時30分~15時30分(14時LO)、ディナー17時~22時30分(21時LO)
定休日:無休


Text & Photo:河野未夢(vivace)

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