
高知県のおすすめ観光スポット35選! 絶対外せない人気観光名所から穴場まで
四国の南側、太平洋に面した高知県は東西に長い形で、東部には地球のダイナミズムを実感できる室戸岬、西部には美しい自然の中を清らかに流れる四万十川や四国カルスト、足摺岬などの絶景スポットが点在。中央に位置する高知市街やその周辺にもおすすめの観光スポットがたくさんあります。ここでは『るるぶ&more.』で紹介した記事の中から高知県の観光スポットを厳選して紹介。自然を満喫できる南国・土佐の旅に出かけましょう。
Summary
Spot.1
【高知城】江戸時代の様式を今に伝える荘厳なたたずまい
「高知城(こうちじょう)」は慶長16年(1611)に完成し、その後の大火で焼失するも宝暦3年(1753)に復元された城郭が今も残る貴重なお城。天守や本丸御殿周辺はすべて国の重要文化財に指定された建物で、いずれも江戸時代の遺構とよべるものです。実際に使われていた建物ならではの重厚感や歴史の重みをひしひしと感じます。望楼型天守から一望する高知市街も見事ですよ。
Spot.2
【高知城歴史博物館】高知城とともにぜひ訪れたい
高知城のすぐそばにあり、土佐藩主の山内家や土佐藩に関する6万点以上の資料を収蔵している「高知城歴史博物館(こうちじょうれきしはくぶつかん)」。本物の歴史資料の展示を基本とし、3つある展示室では2カ月ごとに展示物を入れ替えていて、季節やテーマに沿った企画展も開催。映像のコーナーや体験型の展示もあり、飽きることなく見てまわれるようになっています。高知城の内部構造がわかる模型もあるので、お城を見学する前に立ち寄ってみては?
Spot.3
【はりまや橋】民謡に登場する悲恋の舞台
「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た」と民謡『よさこい節』に歌われた「はりまや橋(はりまやばし)」。もともとは江戸時代の豪商、播磨屋(はりまや)と櫃屋(ひつや)を結ぶ私設の橋だったそう。現在は自動車が行き交う御影石造りの大きな橋が架けられていますが、その脇に昔の姿を再現した朱塗りの太鼓橋が架けられ、記念撮影スポットになっています。
Spot.4
【ひろめ市場】高知の名物料理が勢揃い!
「ひろめ市場(ひろめいちば)」は、高知城にも近い街の中心部にあって、約50の飲食店と約10の物産店がひしめき合う巨大な屋台村。好みのお店で料理を購入し「お城下広場」とよばれる共有フードコートで食べるシステムが人気です。豪快にわら焼きしたカツオのたたきや、鯨の串カツ、さば姿寿司、いも天など、高知の名物料理を味わえ、地酒や芋けんぴなどのみやげ物も充実しています。高知に来たらまずはここを訪ねてみましょう!
Spot.5
【日曜市】300年以上続く賑やかなマーケット
「日曜市(にちよういち)」は元禄3年(1690)から始まったとされる街路市。高知城の追手門から東に延びる全長約1㎞の追手筋に約300店が並び、終日開催の市としては日本一の規模なのだとか。農産物を中心に自家製の餅や田舎寿司、植木や骨董品などが売られ、見て歩くだけでも楽しめます。
Spot.6
【桂浜】『よさこい節』に歌われている高知の名所
「月の名所は桂浜」と『よさこい節』に唄われている「桂浜(かつらはま)」は、高知市きっての景勝地。美しい弧を描く砂浜で、気持ちよく散策できる場所です。また、太平洋を見据えるかのように立つ坂本龍馬像があり、近くに記念館もあることから、龍馬ファンにとっては聖地のようなところになっています。周辺には水族館や飲食ができる商業施設もあります。
Spot.7
【桂浜水族館】県外や海外からも訪れる人が急増中!
昭和6年(1931)の創立で、90年以上の歴史を誇る「桂浜水族館(かつらはますいぞくかん)」は、地元の水族館&博物館として子どもたちの遠足や県民の憩いの場として親しまれています。ウミガメ、ペンギン、アシカなどに直接エサやり体験ができるのもここならでは。ほぼゼロ距離で大きな口をあけて近づいてくることもあり、子どもも大人も夢中になります。また、日本三大怪魚のひとつといわれる「アカメ」の飼育数は世界一を誇るのだとか。名前のとおりの赤い瞳は一見の価値アリ、です。
Spot.8
【高知県立坂本龍馬記念館】龍馬の生きざまと志を知る
幕末の混乱期に活躍した坂本龍馬のことがよくわかる「高知県立坂本龍馬記念館(こうちけんりつさかもとりょうまきねんかん)」。本館は映像やアニメーションを使って龍馬や幕末史を学べる体験型の展示、新館は龍馬が書いた手紙など貴重な資料を展示しながら、その生涯をわかりやすく紹介しています。屋上から眺める太平洋のパノラマも感動的で、龍馬に思いを馳せるのに絶好の場所になっています。
Spot.9
【五台山公園展望テラス】高知市街を一望する、夜景の美しい展望テラス
四国八十八カ所の31番札所「竹林寺」や「高知県立牧野植物園」があることで知られる五台山の山頂近くにある「五台山公園展望テラス(ごだいさんこうえんてんぼうてらす)」。高知市街や浦戸湾、高知港などを一望する絶景や夜景を楽しめます。夜景も感動的で、特に屋上展望台から突き出すように歩道橋を架けて造られた円形の展望所からの眺めは格別です。
■五台山公園展望テラス(ごだいさんこうえんてんぼうてらす)
住所:高知県高知市吸江210−12
TEL:088-882-8143(高知県高知土木事務所 河川砂防管理担当)
営業時間:散策自由
定休日:散策自由
Spot.10
【高知県立牧野植物園】3000種類以上の植物が見られる広大な植物園
「高知県立牧野植物園(こうちけんりつまきのしょくぶつえん)」は、日本の植物分類学の父・牧野富太郎博士の業績を顕彰するために開園した施設。広大な敷地内に3000種類以上の植物が見られ、四季折々の美しい景観を楽しめます。じっくり見てまわるなら2時間ほど必要。園内にはカフェやレストランもあるので、ゆとりのあるスケジュールで訪ねましょう。「牧野富太郎記念館 展示館」では、牧野博士の生涯や功績について、貴重な展示物や展示館シアターの映像などから知ることができます。
■参考記事:「牧野植物園」はお花がらんまん!連続テレビ小説の主人公モデルに迫る植物さんぽ(配信日:2023.03.10)
Spot.11
【にこ淵】幻想的な青色が広がる
四万十川とともに高知を代表する清流として知られる仁淀川(によどがわ)は“仁淀ブルー”とよばれる青く輝く美しい水質が特徴の一級河川。「にこ淵(にこぶち)」はその仁淀川の支流の秘境にある滝壺で、太陽の光が降り注ぐ時間帯は、澄みきった水がエメラルド色や幻想的な青色にきらめく光景を見ることができます。
■にこ淵(にこぶち)
住所:高知県吾川郡いの町清水上分1976-11
TEL:0889-20-9511(仁淀ブルー観光協議会)
営業時間:散策自由
定休日:散策自由
■参考記事:【高知】絶景スポット厳選9!四国カルストや柏島など!壮大なパノラマに魅了される旅へ(配信日:2022.06.28)