京都のおしゃれな隠れ家カフェ8選。のんびり、ゆっくり過ごせる! ソロ活にもおすすめ
人気の旅行先、京都。でも、だれもが訪れる定番スポットには飽きたかも…というあなたに、ちょっぴり通なおすすめの「隠れ家カフェ」をご紹介します。古民家を改装したカフェから、スイーツがおいしいカフェまで。次の京都観光では、おしゃれなこだわりカフェで癒やされてみませんか?
【茂庵】神宿る山、吉田山山頂でしっとり過ごす

標高100mほどの吉田山は、一帯が「吉田神社」の境内で、「神様が居られる」の意味をさす「神楽岡」の名で親しまれています。その頂上にあるカフェ「茂庵(もあん)」は、もともと大正末期、茶人・茂庵が開いた庵でした。まるでパワースポットのような山の緑に囲まれた空間で過ごす時間は、心身ともにすっきりとリフレッシュさせてくれます。
店内の一面の窓からはあふれかえるような緑。遠く京都西山を一望し、晴れた日には五山の送り火の船形、左大文字が。逆側の窓からは大文字がくっきりと間近に見えます。
現在は予約優先になっているので、公式サイトで予約をしてから訪ねましょう。
公式サイト:https://www.mo-an.com/
■参考記事:神宿る山、吉田山山頂でしっとり過ごすカフェ時間(配信日:2018.04.19)
【Vermillion-cafe.】「伏見稲荷大社」の帰り道に立ち寄りたい、眺望抜群のカフェ

京都の大人気スポット「伏見稲荷大社」の帰り道、西側の境外へ抜けた人だけが出合えるのが「Vermillion – cafe.(ばーみりおん かふぇ)」。特等席は、美しい緑に包まれたウッドデッキのオープンテラス。木漏れ日がさす心地よい空間でリラックスしたり、会話を楽しむ人たちで賑わっています。
コーヒーのおいしさにも定評があり、京都の人気ロースター「WEEKENDERS COFFEE(ういーくえんだーず こーひー)」が焙煎を手がけています。オリジナルブレンドは、爽やかな酸味がある浅煎りで、メルボルンでは定番なのだとか。バリスタがいれるラテドリンクとも相性抜群です。
また、食事メニューで人気なのは「バーミリオンプレート」。イングリッシュ・ブレックファーストを独自にアレンジしたもので、厚切りベーコンや、地元の人気肉屋「いがや」のソーセージを使ったボリューム満点のひと皿です。
公式サイト:https://www.vermillioncafe.com/
■参考記事:テラスの奥は鎮守の森!「伏見稲荷大社」帰りに寄りたい絶景カフェ(配信日:2018.07.17)
【aotake】坪庭を眺めながらお茶とスイーツをいただく優雅な時間

「aotake(あおたけ)」があるのは、JR京都駅から北東へ歩いて8分のところ。大正元年(1912)に建てられた京町家をリノベーションしたお店は、京都の街並みに溶け込むようにひっそりとたたずんでいます。
靴を脱いで中へ入ると、趣のある空間が広がっています。美しい緑に誘われ、苔むした坪庭に臨むと、秋には紅葉が楽しめる植栽の味わい深い表情にも心が和みます。ゆっくり過ごしたい人におすすめのお店。
お茶の種類は時期によって変わるため、訪れるたびに新しい発見があるのも楽しみ。お茶請けには「三味豆腐白玉」をどうぞ。こちらの白玉は、白玉粉と豆腐を同じ分量だけ入れていて、水は使用せず豆腐の水分のみで作られています。味の種類は黒胡麻、胡桃、マンゴーと3種類。
ちょっと足を止めて、お茶と向き合う素敵な時を過ごしてみてはいかがでしょう。
公式サイト:https://www.aotake-heigo.com/
■参考記事:【京都駅】駅近の古民家カフェ「aotake」!坪庭を眺めながらお茶とスイーツをいただく優雅な時間 (配信日:2023.06.25)
【好文舍】工芸・アートの作品と出合うギャラリーカフェ

「好文舍(こうぶんしゃ)」は、御所の蛤御門から歩いて8分の場所にある隠れ家的なギャラリーカフェ。古民家に溶け込むように展示された、おもに若手作家の作品や、山野を切り取ったように飾られる和花たちが静謐な空気を醸し出しています。
建物は、もともとは悉皆屋(しっかいや)という着物関係の商家だったそう。その広い敷地の真ん中にある、坪庭に面した手前の和室と奥の座敷が喫茶スペースです。
座敷では定期的にいけばな等の教室を開催。喫茶のメニューは、「薄茶」650円などの日本茶、「コーヒー」、「あんトースト」、「京菓子司 金谷正廣」の「季節の和菓子」500円ほかを楽しめます。これらは現代作家や骨董の器で提供されます。
公式サイト:https://koubunsha.amebaownd.com/
■参考記事:京都の古民家ギャラリーカフェ「好文舎」は、あるお店のケーキも持ち込める路地奥の隠れ家(配信日:2022.01.25)
【PATISSERIE Salon de the m.s.h】秘密の小径の奥に広がる緑の庭園でくつろぐ
古民家が点在する押小路通沿いの建物と建物の隙間に、控えめな看板を掲げるのが「PATISSERIE Salon de the m.s.h(ぱてぃすりー さろん どて えむえすあっしゅ)」。
小道を進んで奥にある扉を開けると、ショーケースのガラスの向こうにきらめきを放ちながら並ぶ季節のケーキたち。ここでケーキを選んでカフェで注文します。

入ってきたドアとは別のドアを開けて外へ。エントランスの狭さからは想像できない、ぽかりと抜けた緑の空間が顔を出します。天気のいい日は、このオープンエアでお茶をするととても気持ちがいいですよ。もちろんケーキや焼き菓子はテイクアウトもできます。
公式SNS:https://www.instagram.com/patisseriesdtmsh/
■参考記事:京都で見つけた!秘密の小径の奥に広がる緑の庭園パティスリーカフェ(配信日:2020.07.16)
【ACTUAL KYOTO】目の前を嵐電が走る町家をリノベーションしたカフェ

「ACTUAL KYOTO(あくちゅあるきょうと)」の店内は、古い町家をリノベーションしたノスタルジックな雰囲気と、おしゃれなコンクリートの造作が融合した大人空間。さりげなく店内に散りばめられたアートもみどころです。
メニューは、コーヒーをはじめとするドリンクや3種類のチーズケーキなど、すべてにこだわりと、ストーリーがあるものばかり。
コーヒーは、さまざまな種類のコーヒー豆を、浅煎りから深煎りまで常時4~6種類用意。店内にあるデンマーク製の焙煎器で自家焙煎しています。ドリンクはすべてテイクアウトもOK。
公式SNS:https://www.instagram.com/actual_kyoto/
■参考記事:嵐電の線路沿いに佇む、アートな古民家カフェ「ACTUAL KYOTO」(配信日:2023.07.30)
【喫茶 Prangipani】映画のロケ地にもなった居心地のよい京町家のカフェ

穏やかな空気の流れる「喫茶 Prangipani(きっさ ふらんじぱに)」は、2010年公開の映画『マザーウォーター』で小林聡美さん演じるセツコが営むウィスキー・バーの舞台にもなっています。
広々とした店内は2つの空間に分けられていて、手前は土間、奥は畳座敷、縁側を挟んでさらに奥に庭があります。席はゆったりと配置されていて、プライベート空間にいるような気分でのんびりできて、どの席に座ってもそれぞれのよさを感じますよ。
味わってみたいのは、手作りのガトーショコラ。ドリンクの黒蜜入りのカフェオーレもコクがあって味わい深く、満たされます。静かにカフェ時間を楽しみたい、京都の街のゆっくりとした時間の流れを感じたい人におすすめの一軒です。
【RUFF】自家製パンと本格ランチも人気の町家カフェ

錦市場の近くに店を構える「RUFF(るふ)」は、戦前からある町家をリノベーションしたベーカリー&カフェ。店内工房で焼き上げたパンや本格的な自家製ランチ、こだわりのコーヒーとスイーツが楽しめるとっておきの一軒です。
最大の魅力は、店内の工房で焼き上げるパン。開店時間の11時が近づくと、おいしそうな香りに誘われたお客さんが列を作りはじめます。ひとつひとつ丁寧に仕上げられたパンは、店内で焼きたてをいただくもよし、持ち帰ってちょっと贅沢なおうちごはんにするもよし。
店内は、ニューヨークのレストランをイメージしたシックな色調で統一。年季の入った古民家とスタイリッシュなインテリアが、昔からそこにあったかのように心地よく調和し、日常を忘れさせてくれる空間になっています。
■RUFF(るふ)
住所:京都府京都市中京区高倉通錦小路上ル貝屋町564
TEL:075-746-2883
営業時間:11~18時
定休日:不定休
公式SNS:https://www.instagram.com/ruff_kyoto
■参考記事:【京都】町家ベーカリー&カフェ「RUFF」で楽しむ至福の京都時間 絶品自家製パンと本格ランチに舌鼓!(配信日:2023.03.02)
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。




