昭和レトロな下町、谷中銀座商店街の入り口から200mほど歩くと、カラフルなランプの光が灯る「ZAKUROらんぷ家」が見えてきます。オーナーいわく日本で(おそらく)初めてのトルコランプ専門店なのだとか。
「ZAKUROらんぷ家」のランプは、トルコからランプ本体やガラスパーツを直接仕入れているため、体験で作れるランプの種類は日々変わるとのこと。さらに、ガラスパーツは手作業でカッティングしているので、1つ1つ大きさも違います。同じ材料はないので、いつ作っても世界で1つのオリジナルランプになるというわけです!
今回は、1番人気だというスタンドライトS(4860円)をチョイスして、ランプ作りスタート!まずは、花柄、星柄、ひし形など基本的な柄を教えてもらい、デザインイメージを膨らませていきます。
悩みに悩んだ末、メインのモチーフはトルコのシンボルマーク“Yulduz(永遠に輝く星)”に。スタッフさんにのりを塗ってもらい、パーツガラスを1つずつ貼りつけていきます。思ったより簡単で、無心になってパーツをペタペタするのがとっても楽しい!
ガラスパーツを貼り終わったら、次はビーズで模様を接着。緑、白、水色の3色を、色がランダムになるように注意して、隙間なく埋め尽くしていきます。細かいビーズがポロポロこぼれてしまって結構貼るのが難しい!悪戦苦闘しながらも、模様ができていくにつれ、テンションはあがっていくばかりです!
ビーズを貼り終わったら、ランプ作り体験はここで終了。「ライトをつけるとこんな感じですよ」と見せてもらうと、なんとなく完成型が想像できます。これは、思っていたよりうまくできたかも!と自画自賛。
完成後、自宅に届いたランプがこちら。ドキドキしながらライトをつけてみると、部屋の片隅が一気にエキゾチックに!ランプ1つでこんなに部屋の印象が変わるのか…と感動。それと同時に、手軽に作れてこれだけの満足感が得られるなら、違うデザインでもう1度作りたいと思ってしまいました。
世界に1つだけのトルコランプは、生活に彩りを与えてくれるお気に入りのインテリアになること間違いなし!谷中散策の思い出作りにもなるので、ぜひ1度足を運んでみてくださいね。
■参考記事: お部屋にオリエンタルな彩りを。世界に1つだけのトルコランプを作ろう (配信日:2018.08.12)
アレンジ自由自在!川越でできるマイグラスの手作り体験が楽しい
江戸時代から脈々と続く伝統が息づく蔵の街・川越。蔵のメイン通りからほんの少し奥まった場所、250年以上続く醤油蔵の一郭に川越職人が集う文化施設「醸ん楽座(かもんらくざ)」に店を構えるガラス工房「glass Art Blue moon」では、職人が丁寧に教えてくれるガラス体験ができます。形は6タイプあり、3タイプのコップとうつわ、片口、一輪挿しです。自分が選んだタイプも、もう少し縦長に、スクエアに、横幅を広くしたい、などのアレンジも自由自在。
ガラスに入れる色は16色あり、何色混ぜてもOK。模様は水玉が基本で、マーブル、泡模様とバリエーションが多いのも嬉しい!
迷ってしまったら、桜吹雪、涼しげなイメージなど、リクエストを伝えればしっかりアドバイスをくれます。ここまで丁寧に要望にこたえてくれる体験工房は貴重です。
色と形を決めたら早速作り始めます。熱い窯から出されるガラスは、水飴のような透明感で、キラキラ。ちょっと失敗しても、職人さんが軌道修正してくれるので安心です。
熱いガラスの時と冷めた時では色味が違います。その想定外もおもしろい!
仕上がった作品はお店で一晩寝かせて冷ましてから、グラスの底を丁寧に仕上げてもらい、郵送で一週間ぐらいで手元に届きます。
「私たちの仕事を知ってもらいたいので、一人一人のお客さんを大切に、じっくりと時間をかけたガラス体験を提供したいのです」と、ガラスアーティストの吉野さん。時間をかけて丁寧にお客様と向き合い、満足のできる作品を仕上げてもらうことによってガラスのよさを伝える、という真摯な姿勢もまた魅力です。
体験は予約も可能ですが、工房が空いていれば予約なしでも吹きガラスの体験ができます。その手軽さもいいですね。
■参考記事: アレンジ自由自在!川越でできるマイグラスの手作り体験が楽しい (配信日:2018.05.02)
個性派アイテムが好きな人必見!ステンドグラスの手鏡作り体験
ご紹介する「nido」は、ステンドグラスを用いたインテリアやアクセサリーの専門店。ステンドグラスというと、アンティークなイメージが強いですが、ハイセンスなデザインと融合して、レトロモダンなアイテムに出合えます!
ショップも兼ねているアトリエでは、ワークショップが定期的に開催されています。今回体験したのは、ステンドグラスの破片と鏡を組み合わせて、オリジナルの手鏡を作るワークショップ(参加費3600円)です。
まず、ベースとなる鏡選びからスタート。写真左側のケースには大小さまざまな形があるので、自分が使いやすい鏡のサイズ感を考えながらチョイスします。
鏡を決定したら、写真右側にある色とりどりのステンドグラスの破片の中から自分好みを選んで鏡のまわりに配置していきます。
ステンドグラスはかわいい色や柄がたくさんあり、悩みに悩んだ結果がこちら!夏っぽくさわやかなブルー×グリーンの色合いにしました。バランスのいい組み合せを考えながら、パズルのように並べるのはセンスが問われます…。が、スタッフの方がアドバイスをくれるので、まとまり感のある仕上がりに整えられます!
配置を決めたら、ステンドグラスのまわりにだけ銅のテープを巻きその上からはんだ付けをしていきます。この作業、かなり無心になります。こんなに集中して作業するなんて久々の体験でした!グループで参加している人たちも、この作業になるとほぼ無言になるそう。
はんだ付けは一見難しそうですが、銅のテープ部分を丁寧になぞっていくだけなので、意外と簡単です。
ステンドグラスと鏡がくっ付いたら、はんだ付けの色をアンティーク調に変色させる液体を塗り、水で洗い流して完成!光を当てると、ステンドグラスが透けてキラキラと輝きます。色とりどりのステンドグラスを使っても華やかですが、一色に絞るのも統一感が出るのでおすすめ。
また、手鏡としてはもちろん、ガラスとガラスの隙間に紐を通してンテリアとして飾る方もいるそう。
ワークショップは手鏡以外にも開催されています。写真上はシャボン玉モチーフのフリーボックス、写真下はキャンドルホルダーです。そのほかにも、ペンダントランプやクリスマスツリーなどを作れる月もあるとか。詳しくはHPで紹介しています!
月ごとに違ったアイテムが作れるうえ、ステンドグラスの組み合せによって仕上がりの印象がさまざまなので何度も通う人もいるそう。
「nido」ではインテリアやイヤリング、指輪などのアクセサリーの販売もしています。ステンドグラスと同じガラス素材のアクセサリーも、色合いや形がそれぞれ違うので1つとして同じものはありません。自分だけのお気に入りを見つけるのも楽しい!
「nido」はJR日暮里駅から徒歩6分。ゆったりとした時間がながれる下町の谷中で、思わず自慢したくなるようなオリジナルの手鏡をゲットしましょう。
■参考記事: 個性派アイテムが好きな人必見!ステンドグラスの手鏡作り体験 (配信日:2018.07.05)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。