ベトナムの屋台気分を楽しめる!食べ比べたいサクふわ「バインミー」3選
日本でも注目を集めているベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」。サクふわのフランスパンにベトナム風ハムやパクチーなどを挟んだファストフードです。そんな、ランチや食べ歩きにもってこいのおすすめ「バインミー」を3つご紹介します。
下北沢で食べられる秘伝レシピの「バインミー」
下北沢駅から徒歩2分のところにある「Bánh mì Bà Ba(バインミーバーバー)」は2018年6月にオープンしたバインミー専門店。テイクアウトコーナーをメインに、店内には5席ほどのイートインスペースがあります。ベトナム本場の味が食べられるということで、連日お客さんでにぎわっています。
店名にも使われている「Bà」はベトナム語で「おばあさん」という意味。実は店長ルーさんのお母さんがホーチミンでバインミーの屋台を営んでいたことがあり、そのお母さんのレシピを受け継いでいるんです!家庭で受け継がれたレシピを大切にしていることが、店名にも表れていますね。
今回は、店名にもなっているいちばん人気の「バインミーバーバー」をいただきました!具材にガー(魚醤風味のチキンフレーク)、ジョートゥー(豚耳、豚タン、きくらげ、椎茸を使ったサイゴン風ハム)、ティットパテ(豚肉とレバーペースト)をはさんだ贅沢なサンドイッチです。
具材に使われているのはこちら。新鮮野菜と自家製のハムやパテが美味しさの秘密です。時間をかけて豚や鶏のくさみを抜いているので、残っているのは旨みのみ!噛むたびに肉の旨味とパクチーの風味、そしてベトナム風魚醤ニョクマムの甘じょっぱさがジュワッと口の中に広がります。
また、パクチーと一緒に唐辛子も挟んであるので、鼻に通るほろ苦い風味とほどよい辛さもあります。パクチーが好きな方は、プラス100円で増量も可能。苦手な方は抜いてもらえるので、お好みで調節してくださいね。
ベトナムの家庭の味でもある醤油ヌクトゥや魚醤ニョクマムなど、調味料もベトナム産のものを使っているので、まさに現地の人が食べている本場のバインミーを味わえます。
そして、これらの具材をはさんでいるのはサクっとした軽さを重視して作られた、具材のおいしさを引き立たせる「バインミー専用のパン」です。注文してからトーストしてくれるサクふわのパンは絶品。焼きたてを受け取ったら、ぜひ温かいうちに食べてくださいね!
バインミーと合わせて飲みたいのが、ベトナムコーヒー!ベトナムはコーヒー豆の生産量が高く、現地にはカフェが多く立ち並んでいるほど、コーヒーはベトナム国民に愛されているんです。
コクを出したほろ苦いコーヒーに、練乳を混ぜて飲むのがベトナム風。コーヒーの深みと練乳の甘さが絶妙なバランスです。コーヒー特有の苦味が苦手な人も、ベトナムコーヒーであればへっちゃら!苦味・辛味・旨味が凝縮されているバインミーと、甘いコーヒーとの組み合わせは、やみつきになること間違いなしです。
甘いコーヒーもいいけれど、苦味と辛味のあるバインミーはおつまみにもピッタリ。「333ビール」や「サイゴンスペシャル」といったベトナムビールも一緒に楽しめます。ベトナムに来たような気分が手軽に味わえるのがいいですね。
下北沢で、ベトナム人シェフによる本格的なバインミーが食べられる「バインミーバーバー」。お客さんのリピート率が高いことからも、クオリティの高さが伺えます。母の味を受け継いだ秘伝のレシピは、他では味わえませんよ!
■参考記事: 秘伝レシピの「バインミー」は格別!下北沢で食べられるベトナム風サンドイッチ (配信日:2018.12.13)
学芸大駅にあるレトロかわいい専門店で楽しむバインミー
バインミーをはじめ、ベトナム料理をカジュアルに楽しめて、さらに見た目もレトロでおしゃれだと話題の人気店が学芸大駅にあるカフェ「Stand Banh Mi(スタンド バインミー)」。ミントグリーンの外壁がかわいいこのお店で、看板メニューの“バインミー(ベトナム版サンドイッチ)”をオーダーしてみました。
まずは「オリジナルバインミー」(780円)をいただきます。この「オリジナルバインミー」は、中目黒のベーカリーレストラン「タバーン」と共同開発で作り上げたバゲットに、自家製ハムとレバーパテ、なます、ハーブ(パクチーとミント)を挟んだ1品です。
ひと口かじると、濃厚なレバーパテの味に、なますの酸味とハーブの爽やかさがマッチ。さらに歯切れよく、弾力のあるバゲットがそれを包み込み、いいバランスに仕上げています。
「オリジナルバインミー」のほかにも牛ほほ肉や豚バラ肉を使ったバインミーもあり、今回は「鯖(さば)のバインミー」(850円)もいただいてみます。こちらはレバーペーストの代わりに、トマトと一緒にじっくり煮込んだ鯖を挟んだ1品です。
どの「バインミー」も、なますとハーブのアジアンテイストのハーモニーが効いていて、いつものサンドイッチにはない新鮮なおいしさ。ボリューミーなのにペロリといただけちゃいます。オーナーおすすめのナチュラルワインとの組み合わせもバッチリです!
バインミーをはじめ、おいしいベトナム料理をカジュアルに楽しめる「スタンド バインミー」は、お店の見た目のかわいさでも注目を集めています。ミントグリーンと大きめの窓で構成されるレトロな外観は、とってもフォトジェニック!
ランチタイムも素敵ですが、暗くなってからワインと一緒にベトナム料理を味わう…なんてシチュエーションにもぴったりな雰囲気です。
こだわりの雑貨で揃えられた店内は“気取りすぎないアジアのお店”といったムードが満点です。見せる収納を兼ねたオープンキッチンや、フルーツが描かれたタイルのカウンターなど、かわいいポイントは細部にまでわたります。
カウンター席とキッチンの距離が近いので、スタッフとの会話も自然と弾み、“ウチ飲み”感覚でベトナム料理を楽しむことができます。
“バインミー”をはじめ、ほとんどのメニューがテイクアウト可能なのもうれしいですね!金色のロゴをあしらったテイクアウト用の紙バッグもかわいい!これなら友人への差し入れにも喜ばれそうです。
レトロな内装がかわいい「スタンド バインミー」は、「バインミー」のほかにも麺や米といった日本人にも馴染みやすいベトナム料理を、手軽におしゃれに楽しめるお店です。1度食べたらクセになるベトナムのソウルフード、ぜひ食べてみてほしい1品です。
■Stand Banh Mi
住所:東京都目黒区鷹番3-15-18 パレス#104
TEL:03-6451-0827
営業時間:11~14時30分、18〜24時
(土曜は〜24時、日曜は〜23時)
定休日:火曜
■参考記事: ベトナムのソウルフードをがぶりひと口!レトロかわいいバインミー専門店 (配信日:2018.09.12)
ベトナムの屋台気分で楽しめる自家製パンを使ったバインミー
恵比寿駅から徒歩2分の「EBISU BANH MI BAKERY(エビス バインミー ベーカリー)」。このお店があるのは、昔ながらの商店が軒を連ねる「えびすストア」の一角。目印の看板が見えてくると、なんとも食欲をそそるエスニックな香りが。レトロな商店街と異国情緒あふれる店構えが絶妙にマッチして、ベトナムの市場にプチトリップしたような気分になれちゃいます!
自家製パンを使ったバインミーを提供するのが、こちらの「エビス バインミー ベーカリー」。
ベトナムの老舗ベーカリー「HUNG YEN BAKERY(フンイエンベーカリー)」で本場の製法を学んできたというこのお店のパンは、外はカリッ中はふわっとした独特の食感が特徴。現地の屋台をイメージした店先には、焼きあがったばかりのバンがずらりと並んでいます。
バインミーは全9種類。チャーシューや自家製パテ、なます、パクチーなどをサンドしたバインミーの元祖といえる「バインミーサイゴン」をはじめ、エビとアボカドに特製のチリマヨネーズが効いた「エビチリマヨとアボガドのバインミー」といったオリジナルメニューまで、飽きのこないバリエーションの豊富さも魅力です。
具沢山で栄養もしっかり取れるのでランチにピッタリ。ミニサイズも用意されているので小食の人にも安心です。このお店のバインミーの味に惚れ込んで、毎日足繁く通うファンもいるんですって!
バインミーにプラス250円でベトナムコーヒーをセットできるので、ぜひこちらも味わってみて。ベトナムで愛されるKUKU社のベトナムブレンドはココアのような芳醇な味わい。甘〜いコンデンスミルクを下に沈めて、少しずつ混ぜながら飲むのがベトナム流の楽しみ方なんです。
こだわりの自家製バインミーやベトナムコーヒーが味わえる「エビス バインミー ベーカリー」。恵比寿の街角にベトナム本場の味を体感しにぜひ行ってみてくださいね!
■参考記事: まるでベトナムの屋台にいる気分!恵比寿で本場のバインミーを味わおう (配信日:2018.04.18)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。