彼とまったりした休日を!内装も料理もおしゃれなリノベーションカフェ3選【兵庫県】
次の休日デートは、落ち着きのある雰囲気のカフェで彼とまったり過ごすのはいかがでしょうか?そこで今回は、兵庫県にある、カップルで行きたい内装も料理もおしゃれなリノベーションカフェ3選をご紹介します。
Summary
縁側に座ってまったり。江戸時代の建物をリノベーションした週末限定カフェ
神戸・六甲山の向こう側、有馬温泉もある神戸市北区。この北区淡河町に、2017年7月にオープンしたのが、コミュニティスペース「淡河宿本陣跡(おうごじゅくほんじんあと)」。土・日曜には、週末限定で「本陣カフェchawan(チャワン)」も営業しています。
「本陣」とは、江戸時代の街道宿にあり、参勤交代の大名や貴人が休泊した大旅館のこと。兵庫県の播磨地域と有馬温泉を結ぶ湯山街道沿いには、豊臣秀吉が作ったといわれる淡河宿(おうごじゅく)がありました。そのなかにあった本陣が、こちらの「大庄屋村上邸宅」。
60年以上もの空き家の期間を経て、たくさんの人々の手によって「淡河宿本陣跡」として蘇りました。
歴史的建造物「淡河宿本陣跡」が、地元の保存会により復活したのは2017年7月のこと。
中庭、蔵、茶室などがある約600㎡もの敷地の一角には、土・日曜の週末限定で「本陣カフェchawn」が登場。広々としたお座敷でのんびりティータイムを過ごせます。
カフェを担当するのは、前川暁子さんと大門知里さんのおふたりによる料理ユニット「chawan」。
淡河産のブラックベリーで作った色鮮やかな「ブラックベリーソーダ」や、小麦粉、卵、乳製品を使わない「米粉とおからのドーナツ」など、地元の旬の食材を使ったメニューがいただけます。
気候のよいシーズンには、縁側でお茶するのも気持ちいいですよ。
「淡河宿本陣跡」は、江戸中期に建てられた平家の西座敷と、明治45年築の2階建て部分からなる主屋を中心に、2棟の土蔵、茶室、納屋などの建物で構成されています。
敷地内は自由に見学できるので、カフェに立ち寄ったついでにちらりと覗いてみてはいかがですか?
敷地内には、昔ながらの井戸が残っていたり、白と黒の幾何学模様が特徴的ななまこ壁の土蔵があったり、古い農機具がディスプレイされていたり…。タイムスリップした気分で、建物そのものをじっくり鑑賞するのも楽しそうです。
■参考記事: 縁側に座ってまったり。江戸時代の建物をリノベーションした週末限定カフェ (配信日:2018.10.12)
ごはんと、ケーキとアート。わざわざ行きたい、元郵便局のリノベカフェ
豊かな自然が広がる、兵庫県篠山市にあるカフェ「colissimo cafe selen(コリシモ カフェ セレン)」。1930年代に建てられ、長く郵便局として使われた建物をリノベーションし、カフェ&ギャラリーとして2010年にオープンしました。古い建物の風情を生かしたおしゃれな店内で、地元の野菜を使ったワンプレートランチやケーキが楽しめます。
入口の引き戸を開けると、まず出迎えてくれるのは、郵便局の古い受付カウンター。ゆっくりした時間が流れる過去の世界へいざなわれていくよう。靴を脱いで中へと入ります。
カウンターや木の床は当時のものを残し、机や椅子はヨーロッパのアンティーク家具を揃えています。古き良きもので満たされた店内は、ほっと心が落ち着く、あたたかな雰囲気です。
装飾品や絵、ドライフラワーなどの一つひとつが、この上質な空間を作り出しています。思わず「ほうっ」と溜め息をついてしまうような、どこを切り取っても絵になります。
階段を上がると、そこはギャラリースペース。不定期ですが、絵の展示などを楽しむことができます。この日は、絵本の出版記念原画展が開催されていました。床には白いタイルが敷き詰められ、天井の梁の部分は当時のまま残っています。
混雑時のオーダーを待つ間、ゆっくりアートを楽しむといいですね。
2階の吹き抜け部分から下を覗くと、元は局長室として使われていた個室が。今はギャラリーに関連した商品や、CDなどが置かれています。自然の木や花を生かしたセンスのよさに感じ入ってしまいます。
ランチは週替わりのプレート1種類のみ。できるだけ地元や兵庫県の素材を使った、お野菜たっぷりでバランスのよいワンプレートです。この日のメニューは、豚肉と玉ネギの塩蒸しをメインに、コーンのオムレツ、じゃが芋とトマトのジェノベーゼなど。さつまいもごはんには、雑穀も入っています。
デザートメニューは、旬の果物や野菜を使ったタルトやケーキなどが常時4~5種類。「かぼちゃのチーズケーキ」は、かぼちゃのペーストをチーズケーキの生地に混ぜて湯煎焼きにし、しっとりなめらかに仕上げます。ほっくりした甘さが、とってもおいしい!
西宮市にある「ゆげ焙煎所」のコーヒーと一緒にどうぞ。ドリンクは、ケーキやランチとのセットで100円引きになります。
ギャラリーだけでなく、お店全体がまるでアート作品のような空間。そのセンスのよさに、きっと驚きますよ。上質な落ち着きのある、大人のカフェ。ぜひその世界観を堪能しに出かけてみてくださいね。
■参考記事: ごはんと、ケーキとアート。わざわざ行きたい、元郵便局のリノベカフェ (配信日:2018.11.09)
木造のレトロ保育園をリノベ。ドライブデートで行きたいナチュラルカフェ
兵庫県・篠山市にある、レトロな木造保育園をカフェとしてリノベーションした「monoile(モノイレ)」。ぬくもりあふれる食事やおやつをいただきながら、緑豊かな自然の風景を眺めればとってもリラックスできます。
もともとは木造保育園だったという建物を、家具職人であるオーナーがアトリエとして活用。家具の展示スペースの意味も込めて「monoile(モノイレ)」と名付け、オープンしました。
「こんな山奥までお客さんが来ていただけるんだろうか?って思っていたんです」と心配していたのもつかの間、今では都市部からのお客さんがひっきりなしに訪れる人気店に。
大阪市内から車で1時間30分ほどとほどよい距離感で、都市部にはないのどかな雰囲気が楽しめると評判です。
店内奥に備えられた広々としたキッズスペースには、木のおもちゃや絵本などが並んでいます。大人になっても手に取ってみたいものばかりで、なんだかワクワクしてきます。
お食事プレートは、地元で採れる旬の野菜を中心に、お肉や乳製品などバランスよくいただけます。この日の「キッシュ&スーププレート」は、長ねぎとごぼうのすき焼き風キッシュに、大根のクリームポタージュスープ、自家製パン3種類とお野菜デリ。丁寧に手作りされたおかずは、おいしいのはもちろん心までほっこり。
焼き菓子やアイスクリーム、フルーツなどがたっぷりのった「おやつプレート」は、やさしい味わいとボリュームにも大満足。焼き菓子はタルトになったりクレームブリュレになったりと、日によってさまざまです。
奥のギャラリースペースは、定期的に企画展を開催。この日は木のおもちゃと近隣の小学生が描いた絵の展示が行われていました。
里山の風景に癒やされながら、木工のあたたかみに触れて丁寧な仕立てのお食事にも舌鼓。ひと息つきたい日にぴったりの和み系カフェです。
■参考記事: 木造のレトロ保育園をリノベ。ドライブデートで行きたいナチュラルカフェ(配信日:2018.12.17)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。