いまの京都は「和以外」が気になる!見た目も美味しさもびっくりな名物グルメ3選
京都といえば、おばんざいや京野菜といった和のイメージが強いですよね。実は京都にはそんなイメージを覆す、インパクト大の絶品グルメがたくさんあるんです!そこで今回は、ぜひ食べてほしいファン多数の「名物グルメ」を3つご紹介します。
Summary
開店後2時間で売り切れも!ひと口ごとに味が変わる魅惑のスパイスカレー
京都・四条大宮駅から南東へ歩くこと約6分、大宮高辻を西に入った場所に、人気のスパイスカレー専門店「ムジャラ」があります。売り切れ次第終了のため、早ければオープンから2時間で閉店になることも!この人気スパイスカレーの秘密を探りにいきましょう。
まず、 扉を開けるとレトロでサイケな空間が現れます。スタイルのよい日本人形が見守る店内で作業するのは、店長の佐藤圭介さん。食器棚には、国籍不明な雑貨とスパイスの瓶がお行儀よく並んでいます。
注文は、黒板に書かれた本日のメニューから選びます。「ムジャラ」のカレーにレシピはなく、すべての味を決めるのは佐藤さんの経験と勘とその日の気分。最近は“チリ”にはまっていて、少し辛めのメニューが多いそうです。
さて、普通のカレーに慣れている人には、衝撃的な「ムジャラ」のカレー。
同じひと皿ですが、右と左で見た目がまったく違います!
チキン&豚ロース&サンバル(豆と野菜)の3種が贅沢にあいがけされていることはもちろんですが、ナスや玉ねぎのアチャール(漬物)、ゴマやキウイのチャトニ(ペースト)、大根と空芯菜とクミンや、じゃがいもとキャベツのサブジ(炒め煮)など、たっぷりの副菜が。この副菜、酸味が効いていてスパイスカレーととっても合います。
特別に、カレーに使っているスパイスを見せてもらいました。東京から仕入れているスパイスは、容器から出した瞬間にそれぞれの主張が香り立ってきます。
「ムジャラ」ではスパイスの種類を増やすのではなく、厳選したスパイスを通常のインド料理とは比べ物にならないくらい大量に使っているそう。
ライスは、日本米と、香り米ともよばれるインドのバスマティライスが半分ずつ使われています。パラパラとしてカレーのスープを吸い込みやすいバスマティライスと、もっちり甘みのある白米。両方の良さをひと皿で味わえます。
食べる場所によって味が違い、ひと口ごとに辛さ、酸っぱさ、甘さのさまざまな味が舌を刺激します。
強烈なスパイスがじわじわと胃袋に染みわたり、カラダの奥から熱が生まれてくるよう。一度食べるとまた食べたくなるのは、カラダがこの味を求めるからなのかも。
食後はカルダモンの効いたチャイを。満たされます。
通常は、売切れ次第終了のため、夜まで営業していることは珍しい「ムジャラ」ですが、金曜だけは特別。夜営業が行われ、週に1日だけのメニュー「ビリヤニ」が登場します。
「ビリヤニ」は、いわばインドの炊き込みごはん。繊細な長粒米のバスマティライスを壊さないように、米、肉、スパイスを重ねて混ぜずに炊き込むので時間がかかります。層になっているので、食べる場所ごとに味が違う!マイルドな味で、辛いのが苦手な人にもオススメです。ほかにも、金曜の夜限定のスパイシーな「チキン65」(750円)など、お酒が進むサイドメニューもありますよ!
ディープな京都を味わいたくなったら「ムジャラ」にぜひ。とはいっても、売切れ必至なので、必ず食べたい場合は開店1時間以内を目指しましょう。
■参考記事: 開店後2時間で売切れも!ひと口ごとに味が変わる魅惑のスパイスカレー (配信日:2019.09.24)
真っ黒バンズがインパクト大!京都・嵐山の新名物はこのバーガーに決まり!
京都・嵐山のホテル「ザ グランドウエスト嵐山」1階にある「CROSS Burger&Beer/Coffee」では、真っ黒バンズのハンバーガーが話題沸騰中!人気No.1の「嵐山バーガー」、テーブルでチーズをかけていただく「チーズバーガー」、ヘルシーな「京ベジバーガー」、3種類をご紹介します。
「竹林の小径」をはじめ、神社仏閣など風光明媚な場所、京都・嵐山で、あえて和食ではなくハンバーガーを看板メニューにしています。“和食にそろそろ飽きてきたな”という観光客の声とぴったり合致し、オープン以来多くの人が訪れる人気店です。
真っ黒バンズの秘密は、なんと竹炭!嵐山の美しい竹林に着想を得てバンズ生地に竹炭を混ぜ込んでみたところ、これが大成功。ふかふか&もっちり食感のバンズができあがったのだそうです。一番人気の「嵐山バーガー」は、ベーコン、レタス、トマト、オニオンに加え、国産黒毛和牛100%のパテを挟み、ボリューム満点でとってもジューシーです。
なお、ランチタイムにはポテトとサラダがセットになり1480円となります。
オリジナル豆腐パテに人参、豆苗、さらに自家製の千枚漬けを挟んだ「京ベジバーガー」は、ヘルシーで胃にもやさしい一品。さっくさくの豆腐パテとピクルス代わりの千枚漬けが相性抜群です!
「ダブルチーズバーガー」をオーダーすると、まずはこのような形でテーブルに運ばれます。国産黒毛和牛100%のパテが2枚のってとってもボリューミー!
しばらく待っていると、とろっとろのレッドチェダーチーズを手にしたスタッフさんが登場。ふつふつとおいしそうなチーズを目の前でとろ〜りかけてくれます!ストーリーにあげるならスマホ、カメラの用意をお忘れなく。
ジューシーなパテがチーズにくるまれる様子を見ているだけで食欲を刺激。チーズのいい香りが際立ち、幸せ気分に包まれます♪肉汁ととろとろチーズが絡み合い、得も言われぬおいしさ…!
ハンバーガーだけでなく、アイスクリームにも竹炭をイン!真っ黒なルックスはとっても珍しく、写真映えもばっちりです。
「まっくろのベリーアイスクリーム」は、ベースはベリー味ですが、ミルクのようでもあり、チーズのようでもあり、また杏仁豆腐のようでもある、ちょっと不思議なテイスト。人によって感じ方がさまざまなので、ぜひ実際に味わってみてください。
店内はシックで落ち着いた雰囲気。座席の間隔は比較的広く、ゆったりと過ごせます。
見た目のインパクトを超えるおいしさに出会える「CROSS Burger&Beer/Coffee」。クラフトビールや京都の日本酒を使ったオリジナルカクテルなど、アルコール類も豊富です!嵐山旅行の際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう!
■参考記事: 真っ黒バンズがインパクト大!京都・嵐山の新名物はこのバーガーに決まり! (配信日:2019.02.18)
インスタストーリーにあげたい!肉汁の海が広がる「とくら」の名物ハンバーグ
京都で有名なハンバーグの店「とくら」。カフェ風の内観は、女性一人でも行きやすい雰囲気です。肉汁たっぷりなのに、重くならずあっさりと食べられる絶品ハンバーグは肉好き女子必食です!
「とくら京都三条店」は、京都の烏丸三条の通りに面するビルの1階に入っています。
白を基調とした清潔感あふれる空間には、かわいい絵がかけられ明るい雰囲気。カウンター席もあり、「お一人様も女性連れも多いですよ」とスタッフさん。
12種類もある豊富なソースで食べられる、とくらのハンバーグ。ピンク色のソースがかわいい!と女性に人気なのが「明太子マヨネーズハンバーグ」です。マヨネーズにピリ辛の明太子を加え、レモンを絞って爽やかでコクのあるソースに仕上げます。
テーブルに運ばれてきたら、あつあつをいただきましょう!とくらでは、お箸で食べるスタイルです。ハンバーグにお箸を入れると…。
じゅわっと肉汁があふれてくるんです!この肉汁と、明太子マヨネーズソースが混ざり合ってさらに絶品のソースに。お肉のパンチが、ソースで少し優しい味わいに変化します。明太子とレモンの酸味や辛味と、マヨネーズのクリーミーさがベストマッチ。
ふわっとした食感で食べやすいハンバーグは、女性でも300gの大きいサイズを食べる人もいるのだとか。
たっぷりのチーズをのせて焼いたハンバーグに、赤ワインをベースにしたソースをかけた「チーズハンバーグ」は定番の人気商品。ソースはトマトケチャップとワインの酸味がほのかに効いて、肉の旨みと相性ばっちりです。
飛び出すようにあふれる肉汁は何度見てもびっくり!材料の配合やこね具合、焼き方などに肉汁が溢れ出すおいしさの秘密があるそう。鉄板でじっくり蒸し焼きにしたキレイな楕円型のハンバーグが食欲をそそります。
ほかにも「和風おろしハンバーグ」や「野菜ゴロゴロトマトソースハンバーグ」などのメニューも。日曜・祝日を除く11~15時までの時間帯は、お得なランチもやっています。京都観光の合間に、ジューシーなハンバーグでしっかり腹ごしらえをして下さいね!
■参考記事: インスタストーリーにあげたい!肉汁の海が広がる「とくら」の名物ハンバーグ(配信日:2018.02.05)
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●この記事は、『るるぶ&more.』の過去に掲載した記事をもとに作成しています。